野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

道端でごく普通にみかけるようになった「アメリカフウロ」(20-064)

2020年05月10日 09時20分05秒 | 

道端でごく普通にみかけるようになった「アメリカフウロ」。それでもアップでみるととてもかわいい花だ。五弁の花に縦に入る筋が特徴的だ。背後につんつん伸びているのは若い果実だ。

(2020-04 川崎市 道端) 

 

アメリカフウロ

アメリカフウロ Geranium carolinianum  (フウロソウ科 フウロソウ属)
 アメリカフウロは北アメリカ原産の帰化植物。戦後、牧草などに種子が混ざっていて、持ち込まれたものという。路傍や荒れ地、畑などに生育する。放棄畑などの肥沃な場所では高さ40cmほどに生育して大きな株となるが、路傍などの荒地では、地面を這って小型である。葉の縁や葉柄・茎は赤味を帯びることが多い。赤色は、やせ地に生育するものほど濃い。秋に芽生えて春から夏まで、に小さな花を咲かせる。花弁は長さ5mmほどで、淡紅色からほとんど白色までの変異があるが、淡紅色のものが多い。萼の縁には毛が多く、先端はこん棒状の突起となっている。雄しべは10本で、雌しべの周りに集まっている。自家受粉するのかもしれない。


瑠璃色の蝶が乱れ飛ぶように咲く「ロベリア」(20-063)

2020年05月10日 08時38分22秒 | 

瑠璃色の蝶が乱れ飛ぶように咲く「ロベリア」。ルリチョウソウという別名がぴったりだ。さまざまな色合いの花が開発されており、中には複色のものもあって楽しめる。

(2020-04 川崎市 花壇) 

ロベリア

ロベリアの基本情報
学名:Lobelia
その他の名前:ルリチョウソウ

科名 / 属名:キキョウ科 / ミゾカクシ属(ロベリア属)

ロベリアは一般には南アフリカ原産の一年草、ロベリア・エリヌス(ルリチョウソウ Lobelia erinus)の園芸品種が多く親しまれています。そのほかに日本から中国北部原産のサワギキョウ(L. sessilifolia)のような直立する宿根草もあり、種類は非常に豊富です。花の上唇は2裂、下唇は3裂し、その姿は蝶のようで可憐です。一年草タイプは暑さ、寒さに弱く、秋にタネをまいて5月から6月にハンギングバスケットや花壇の前列に植えるなどして楽しみます。直立する宿根草タイプは水分の多い土地を好み、水辺やボーダーが向いています。花色が多彩で、宿根ロベリアには花弁がベルベット状の質感をもつものもあります。日によく当てて育てるとよいでしょう。

基本データ
園芸分類 草花
形態 多年草,一年草 原産地 熱帯~温帯
草丈/樹高 5~200cm 開花期 3月下旬~11月上旬
花色 白,赤,ピンク,青,紫,複色 
耐寒性 強~弱(種による) 耐暑性 強~弱(種による)
特性・用途 常緑性


白の花弁にピンクのリップが強烈な「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)

2020年05月10日 07時59分11秒 | 

薄く緑のかかった白の花弁の真ん中で、赤紫の網のかかったリップが強烈な印象を与える「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」。スペルバウンドとは「魔法にかかった、魅せられた、うっとりした」のような意味だが、うなづける命名である。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」

分類 キジカクシ目ラン科セッコク属
学名 Dendrobium Spellbound‘Mu’
属性 多年生草本 互生葉序 総状花序 花色:桃 花期:
原産地 園芸品種


ピンクがかったアプリコット色が可憐なバラ「シンギング・イン・ザ・レイン」(薔薇シリーズ186)

2020年05月10日 07時11分52秒 | 

ピンクがかったアプリコット色が可憐なバラ「シンギング・イン・ザ・レイン」。ミュージカル映画「雨に歌えば」をそのまま名前にもらったバラ。雨の中でジーン・ケリーが歌う有名なシーンを思い出す。丸弁咲きの花が、どこか彼のかぶっていた山高帽を思い出させるかも。ニュージーランドの著名な作出家のマグレディ家による作品で、アメリカでは人気が高いという。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「シンギング・イン・ザ・レイン」

品種名 シンギン イン ザ レイン(Singin' in the Rain)
 
登録名 Rosa 'MACivy'
作出年 1994年
作出者 Samuel Darragh McGredy IV(New Zealand)
系統 Floribunda
花形 丸弁咲き
花径 中輪
香り 中香(ティ)
開花 四季咲き
交配 
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