野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

毒々しいまでの肉感的な「カリブラコア」(20-102)

2020年05月29日 10時01分31秒 | 

よくみると毒々しいまでの肉感的なペチュニア「カリブラコア」。どこか南の異国の花かと思ってしまう。栽培種も自由な多様性が楽しめて、きっと面白いのだろうな。

(2020-04 川崎市 花壇) 

カリブラコア    
[別名] カリブリコアハイブリッド
[中国名] 小花矮牵牛 xiao hua ai qian niu
[英名] calibrachoa hybrids. , seashore petunia , trailing petunia, mini petunia , million bells
[学名] Calibrachoa × hybrida
ナス科 Solanaceae  カリブラコア属 

 カリブラコア属はペチュニア属に含められていたが、遺伝子研究により、染色体数が異なり、2005年にペチュニア属から分けられることになった。このため、広義にはペチュニア類に含められることもあり、trailing petuniaとか mini petuniaと呼ばれる。カリブラコア属は 2n = 18 , ペチュニア属 は 2n = 14 である。カリブラコア属の園芸種はCalibrachoa × hybrida カリブリコアハイブリッドがほとんどである。日本のサントリーが19980年代にハイブリッドを作り出し、1990年代に最初の園芸種(Million BellsR serie Suntory 1992)が出されたのがきっかけとなっている。現在では非常に多くの園芸種が作り出されている。また、カリブラコア属とペチュニア属とのハイブリッドも作り出されている。
[花期] 4~10月
[草丈] 10~30㎝
[生活型] 1年草、多年草
[生育場所] 栽培種
[分布] 外来種  南アメリカ、北アメリカ原産
[撮影] 西尾市  17.6.20


ジャスミンと花の形がそっくりなキソケイ(20-101)

2020年05月29日 08時59分32秒 | 

黄色いソケイだからキソケイ黄素馨と呼ばれるが、木のようなので木素馨とも書くらしい。素馨はジャスミンのことだ。羽衣ジャスミンのような圧倒的な香りはないが、花の形はそっくりだ。石垣に垂れるようにして咲いていた。蕾の形もかわいい。

(2020-05 川崎市 道端) 

 

【キソケイについて】
キソケイは、それほど見かけることがない花木ですが、西南アジアからヒマラヤが原産のモクセイ科ソケイ属の常緑低木です。5月頃に小さな黄色の花がたくさん咲きます。ヒマラヤジャスミンと呼ばれることがありますが、残念ながら花の香りはそれほど強くはありません。
比較的耐寒性があり、関東以西の温暖地では庭植えが可能です。


【キソケイの概要】
樹高
低木で1.5~2mほどになりますが、枝はかなり広がります。

5弁の小さな黄花がたくさん咲きます。香りはそれほど強くはありません。

耐寒性・耐暑性
耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い
耐暑性は強く、また、関東以西の暖地であれば、庭植で冬を越します。


学名 Jasminum humile var. revolutum

学名の説明
Jasminum・・・・・アラビア語の ysmyn(マツリカ)をラテン語化したものです。
humile・・・・・「低い」、「小さい」
revolutum・・・・・「外巻きの」

【主な種類と品種】
一重の他八重咲きもあるようですが、八重咲きの苗木はあまり出回っていません。


ピンクを帯びた淡い黄色の花弁がユニークなラン「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)

2020年05月29日 08時16分37秒 | 

ピンクを帯びた淡い黄色の花弁がユニークなラン「エピデンドラム・カショクサイサイ」。この種のランに多くみられるようにリップが上に開いている。もっとオレンジ色やピンクのものもあるようだ。もしかして「花色済々」と書くのだろうか。謎の命名である。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

 

ラン「エピデンドラム・カショクサイサイ」

分類 キジカクシ目ラン科エピデンドラム属
学名 Epidendrum Kasoku Saisai
属性 多年生草本 互生葉序 総状花序 花色:淡黄、赤橙 花期:
原産地 園芸品種

 


純白のバラ「マダム・サチ」(薔薇シリーズ205)

2020年05月29日 07時27分45秒 | 

純白のバラ「マダム・サチ」。花芯の部分がわずかにクリーム色になる。高芯剣弁咲きのいかにもバラらしい花だ。メイヤン家の作出になるもので、「サチ」という名前は鈴木善幸元首相夫人の名前だという。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「マダム・サチ」

マダム サチ – Mme. Sachi

中心がクリーム黄色を帯びる白の高芯剣弁咲き大輪花。比較的コンパクトな樹形に大きく整った巨大輪が目を引きます。残念ながら香りはあまりありませんが、コンテスト等にも向きます。花名は鈴木善幸元首相夫人の名前から。

品種名 マダム サチ
ローマ字 Mme. Sachi
系統 ハイブリッド ティー (HT)
Hybrid Tea
咲き方 四季咲き
香り 微香
花径 11㎝
樹高 0.8m
樹形図 1b番 半直立
作出年 1986年
作出国 フランス
作出者 Meilland International