マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

お盆は何もしない我が家の話

2020-08-11 | 日々の暮らし
8月最初の3連休が終わり、今週末はお盆です。
東京近郊のお盆は7月ですが、福岡は8月の13~16日が一般的で、全国的にもこの時期がお盆期間のようです。
近所のスーパーのメイン売り場は、先週末からお盆飾りやお供えのセットが並んでいます。
また、毎年帰省してくる人のためのお土産や、もてなしのお菓子や料理(デリカテッセン)も、たくさん並びます。

しかしながら、我が家ではお盆らしい過ごし方はしません。
今回は、そんな話など綴ります。

我が家の盆の迎え方
とにかく、お盆のために何かを用意したり、お坊さんに来ていただくことはありません。
ただ、普段は閉めているお仏壇を、少し長めに開けておいて、果物やお菓子(普通のお菓子)を備えるだけです。

我が家は浄土真宗なので、仏様になったご先祖様や故人の魂が、お盆にこの世に戻ってくるという教えがありません。
ですから、よく目にする精霊馬を用意してご先祖様をお迎えするということも、基本的にはしません。
ただ、現代では宗教観の違いが曖昧で、浄土真宗であっても、ご先祖様をお迎えする準備をする人もごくたまにいらっしゃるようです。

基本的に、浄土真宗では、仏様はお仏壇の中で現世に暮らす我々を見守ってくださっている、という教えなので、阿弥陀如来の慈悲を仰ぎ、お坊様のお念仏を頂き、飾りやお供えを用意して仏様に感謝する期間が、お盆ということのようです。
私も、よく理解しないまま、聞きかじったことをざっくり説明しているだけなので、正解かどうかはよくわかりませんが、
要するに、浄土真宗のお盆は、仏様のために飾りやお供えを用意して、法話を頂いているのですね。

しかしながら、我が家ではお盆の飾りも用意しませんし、お坊様に来ていただいて、読経をしていただくこともしません。
本当は、お世話になっているお寺のために、お呼びするか法話会に参加して、お布施をした方がいいのでしょうが、どうもお坊様とはいえ、人をおよび招き入れることが苦手な家族なので、気持ちだけお盆を迎えている感じです。

また、花(というか植物全般)を部屋の中に飾るのが苦手な家族なので、お供え用のお花を買ってくることもしません。
ですから、我が家のお盆は、いつもとほとんど変わらない過ごし方になります。

お決まりの便乗はします(笑)
クリスマス、お正月、節句、最近ではハロウィンなどの季節行事では、便乗してごちそうを用意して、いつもは買わないお菓子を買ったりするのですが、お盆も例外ではありません(笑)
お盆の場合は、帰省する親戚や家族用に並ぶ、オードブルのセットやお菓子の詰め合わせなどを買ったりします。

本日、買い物へ行ってきたのですが、いつもよりは多めに果物を購入して、今お仏壇にお供えしています。
ごちそうについては、今週末に揃えようかな、と思っております(笑)
この時期しか販売されないラインナップなどもあったりするので、お盆は割と買い物が楽しかったりするのですよね。

お墓参りはお盆にはしない
母は高齢、私も暑さに耐えられる体力が衰えてきているので、お盆の時期はお墓参りをしません。
それに、お盆の時期になると、お供え用のお花が高騰するので、この時期はあえてお墓参りを避けています。

かといって、ではお彼岸の時期に行くかというと、それも厳密には実行しませんから、気候の良い時期に気まぐれでお墓参りをしている感じです。
お墓掃除も、猛暑の中ではむりですから、今年は秋になって涼しくなったら掃除に行こうと思っています。


お盆の過ごし方は、仏教の宗派によって違いがありますが、日本人にとってはご先祖様とのつながりを感じるための、大切な行事です。
何もしなくても、ご先祖様と仏様に感謝する気持ちだけは、忘れないようにしなければ、と思います。
感謝しつつ、お供えの果物をいつ食べようかな、なんて考えてしまいますが、これも食べられることに感謝しながらいただこうと思います。


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