マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

コーニングウェアの使い方(マシュマロ流)

2020-08-19 | 日々の暮らし
これまで、コーニングウェアでの調理した例を、いくつか挙げてはブログでご紹介してましたが、一度ここで、私がどのような料理を、どのように調理しているのかを、まとめておこうと思います。

コーニングウェアとは


「コーニング」は、企業名です。
アメリカの企業で、ガラス製造品を、開発、販売しています。
このコーニング社が、50年代から70年代にかけて製造販売した耐熱性ガラスの調理器具や食器全般を、コーニングウェアと呼んでいるようですが、コーニング社はパイレックスの登録商法をしているので、オールドパイレックスと呼ばれることもあるようです。

我が家にあるコーニングウェア(画像の鍋)は、おそらく60年代に製造販売された商品です。
私が物心ついたころには、すでに家にあり、画像のデザインが施されている商品は、当時(60年代)結婚式の引き出物やお祝いの品として、人気があったようです。
このデザインの商品は、日本の会社がライセンスを取得して日本国内向けに製造販売していたらしく、本社があるアメリカでは販売されていなかったと聞いています。

製品の特長としては、見た目は真っ白で陶器のように見えますが、耐熱ガラス製で、特殊なコーティングと製法によって、直火、オーブン、電子レンジに使用でき(IHは非対応)、鍋ごと冷蔵庫に料理を保存していた場合に、冷蔵庫から出してすぐに加熱しても割れませんし、強火でもOKです。

と、まあ、私なりの説明をしましたが、今は製造販売されていないので、購入したい場合は、リサイクルショップやアンティーク食器などを取り扱っている雑貨店を、利用していただくことになります。
もしも、アンティーク食器を最近になってコレクションし始めたけど、コーニングウェアの使い方がよくわからない、という方がいたら、私の使い方を参考にしていただけるかもしれません。

ただ、私の使い方は、かなりですので、ご了承ください(笑)

コーニングウェアのメリットとデメリット
これまでも、何度かご紹介したと思いますが、ここで改めてまとめておきます。

【メリット】
 ・IH以外の火力だったら何でもOK
 ・鍋のまま冷蔵庫で保存可能→冷蔵庫から出してすぐに直火にかけても割れない(室温に戻さなくていい)
 ・予想以上に保温性はある(長時間は不可)ので煮込み料理に向いている
 ・強火OKなので早く火を通したい料理にも向いている
 ・米も炊ける
 ・焦げ付いた場合に鍋底を強くこすって落としても鍋に傷がつかない
 ・ガラスなので匂いが強めの料理でも匂い移りがほぼない
 ・鍋のまま食卓へ置いても見栄えがいい

【デメリット】
 ・重たい
 ・画像の製品は密閉できない
 ・取っ手が鍋と一体型なので加熱したら鍋掴みなどが必要
 ・焦げやすいので炒め調理の場合には油を多めに使った方がいい
 ・焦げ付いた場合は力を入れてこすらないと焦げが落ちない
 ・ガラスなので強い衝撃(高いところから落とすなど)を与えると割れたりヒビが入ったりする

以上が、私が感じているメリットとデメリットです。

それでは、具体的なマシュマロ流コーニングウェアの使い方をご紹介します。

グラタン
以前、ご紹介したことがありますが、再度一番手抜きできる油類を使わない方法をご紹介します(笑)

【入れる予定の具材をレンチン】
コーニングウェアに、入れる予定の具材(トッピング以外の具材)を入れて、塩コショウなどをふって、レンチン
※味付けがされていないホワイトソースを使う場合は、顆粒出汁なども加えてください。

【具材とマカロニをゆでる】
鍋ごとレンチンしたら、水とマカロニを加えて、時々混ぜながら直火で火を通す。
※マカロニが吸う水分と、ホワイトソースを溶かす水分を考えて水の量を調整してください。
※時々混ぜないと、マカロニ同士がくっついてしまうので、気を付けてください。

【ホワイトソースを加える】
マカロニが程よい柔らかさになったら、火を止めてホワイトソースを加えて混ぜる。
※この段階で、塩こしょうの味を調整します。

【鍋ごとオーブンへ】
ホワイトソースがまんべんなく混ざったら、トッピングのチーズや具材を上にのせて、鍋ごとオーブンへ入れて焼き目が着いたら出来上がりです。
※もし、バターやマーガリンの風味が好きな方は、トッピングの際に加えると風味が強く残って美味しいですよ。

【鍋ごと食卓へ】
出来上がったグラタンは、鍋ごと食卓へ置いても、オシャレに見えます(笑)

もしも、具材を炒めたいという場合は、最初のレンチンを炒める作業に変えるだけです。
鍋の中で具材を炒めて、ある程度火が通ったら水とマカロニを入れて、あとは同じ手順です。

米を炊く
私の持っている鍋は、あまり大きくないのでマックス2合炊きです。

【米を洗って入れる】
1合~2合の米を洗い、浸水させた後、鍋に入れて分量より少し多めの水を入れてガラス蓋をする。

【最初は強火】
最初から強火でガンガン行きます(笑)

【沸騰したら一気に弱火】
表面が沸騰してきたら、即弱火にする。
※弱火にするタイミングが遅いと吹きこぼれます。

【炊き上がりの確認と蒸らし】
ガラスフ蓋越しに、米の表面から水分がなくなったことを確認したら火を止めて蒸らす。
蒸らし時間はお好みでいいですが、私は多めに炊いたときは15分くらい、少な目の時は10分くらいにしています。

あとは普通のごはんと同じように、蒸らしが終わったらご飯を混ぜて、茶碗や保存容器に移します。
コーニングウェアで米を炊く場合、ガラス蓋に隙間ができるので、水分は少し多めにした方がいいようです。
中には、蒸らし段階で調理用の鍋保温袋に入れたり、蓋部分の隙間を布巾で塞ぐ方もいらっしゃいますが、私は何もせず放置しています。
放置していても、特に問題はないです。

酢飯
本当に大雑把ですが、酢飯を作る場合は、蒸らしが終わった鍋に寿司酢を直接入れて、混ぜています(笑)
炊飯器の内窯や普通の鍋の場合、酢で素材が傷む場合があるのでできませんが、コーニングウェアはそういうリスクがないので、他の容器に移さずに酢飯を作ってしまいます(笑)

煮物
普通に煮る方法ではなく、レンチンする場合の作り方です。

【鍋に具材を入れてレンチン】
切った具材を鍋に入れて、鍋のままレンチンする。

【煮る】
レンチンで加熱したら、鍋ごとコンロへかけて、水と調味料を入れて、火を通したら完成。
※火加減は材料によって変えてください。

煮物も、鍋ごと食卓に並べられるのでありがたいです(笑)

鍋もの
直火でOKなので、卓上コンロ(IHは不可)が使えます。
少量のおでんなどは、割と長い時間熱々で食べられます。

油を使わない焼きそば
よくあるインスタント乾麺を使った焼きそばです。

【具材をレンチン】
具材をレンジで、鍋ごと加熱します。

【水と麺を加えて煮る】
レンチンしたら、鍋ごとコンロへ移動して、麺の袋に記載されている分量の水を入れて煮る(茹でこぼししない場合の分量を入れます)

【水分がなくなる直前にソース投入】
麺が水分を全部吸いきってしまう前にソースを入れて、水分が完全に飛ぶまでさらに火を通す。

完全に水分が飛んだら、完成です。
味付けをアレンジする場合は、ソースを入れる前に調味料を加えています。
具材の量によっては、塩コショウを加える場合もあります。

手抜きケーキ
コーニングウェアを器兼型として使います。

【材料をボウルで混ぜる】
材料を混ぜるときだけは、別容器(ボウル)を使います。

【鍋の内側に油を塗る】
油は、バターでもマーガリンでもオイルでも、お好みで塗ってください。
塗らないとめちゃくちゃ焦げますので、割とたっぷり目に塗ってください(笑)
型抜きをする場合は、クッキングペーパーやトレーシングペーパーを敷きます。

【混ぜた材料を入れる】
別容器で混ぜた材料を流しいれて、材料の空気を抜きます(鍋ごとトントンする)

【オーブンもしくは電子レンジで焼く】
焼き目をきれいに付ける場合は、オーブンで焼きます。
焼き時間は、ケーキのレシピ通りか、使うオーブンの取扱説明書などに沿って設定してください。
焼き目を付けない場合は、レンジで加熱します。
レンジの場合も、レシピかレンジの取扱説明書に沿った時間設定をお願いします。
※火が通っていない場合は、さらにレンジで加熱するか、アルミホイルをかけて表面が焦げないようにして、オーブンで追加加熱しています。

普通の鍋として、容器として、ケーキ型として
ガラスの特殊性から、ほとんどの料理ができるイメージが、コーニングウェアです。
私の使い方は、特に誰かのレシピを参考にしているわけではありません。
ただ、どんな火力でも使えるという特性があるので、割となんでも作れるイメージです。
ただし、焦げ付き易い(熱伝導が早いから?)ので、炒め物や焼き物をする場合は、多めの油を必要とします。
油分を控えたい人は、レンチン調理か、レンチンと直火の併用がいいと思います。

今回ご紹介したメニューは、全部私が子どもの頃に母が作ってくれていた料理です。
作り方は憶えていませんが、鍋ごと食卓に並んでいた記憶ははっきりとあります(笑)
一番覚えているのは、グラタンですね。
何故か、コーニングウェアで作ってもらったグラタンは、とても美味しく感じていました(笑)

小さめのコーニングウェアでしたら、一人前の麺類なども作れますから、1つあると便利ではあります。
スープ系やシチュー、カレーなどの煮込みも、もちろん美味しく作れます。
ただ、焼き肉やステーキなどは、火のとおりが上手くいかない場合があるので、1度作ってやめました(苦笑)


本日は、時々ご紹介するコーニングウェアの使い方をご紹介しました。
鍋ではありますが、火を通さずに器として使用する場合もあります。
もしも、家にあるけど使い方がわからない、という方がいたら、とりあえず何でも作れます、と言っておきます(笑)
よくよく考えたら、一時期使っていない時期がありましたが、50年以上現役で使えているので、いい品物なのだろうな、と改めて実感しています。


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