みんなはどの鉱物を擦るのが好き?
天草陶石もいいけど、やっぱ手応えが気持ちいいのは福島長石だよね。
カオリンは苦手・・・だけど、みんなが使う白化粧のために、がんばる。
ゴロゴロと粗い目のこいつを、まる二日間、巨大乳鉢に12杯分!
サラサラのパウダリーにしたったでえ〜。
インド人はこうして香辛料を擦りながら、思想を練り上げていったのだなあ。
じゃじゃん!
場面は変わりまして、コンセプチュアルな大傑作オブジェの出来上がりです。
・・・じゃなくて、貫入土です。
こいつを乾燥させて、溶かして、パウダーに混ぜ、トモ土(化粧をする器との定着性と収縮率を調整するためのやつ)とするのです。
あれやこれや全部を正確な調合比(極秘)に整え、水に溶かし込んで混ぜ合わせます。
ここにても関を設け、荒くれ者は取り除きます。
この粗いものたちは乳鉢に戻り、再び乳棒でこねくりまわされたのちに、ようやくバケツへのダイブが認められます。
さらにもう一度、目の細かい網で濾し取ります。
こうして、あのなめらかクリーミィな白化粧が生まれるのです。
しはんって、お茶汲みとふき掃除だけをやってるわけでもないのですよ。
一滴一滴を大切に、だけどじゃんじゃん使ってね、白化粧。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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