最近、焼成のスパンが短くなって、気がつけばこの画づら。
右サイドがぎっちり埋まった、本焼きの窯詰めです。
左サイドの最上段ですが、突出した作品がひとつ。
伊豆諸島最南端の大海原に立つ孀婦岩を思い起こさせます。
周囲を埋めていきます。
最上段の二段目を設置。
埋めまして・・・
最上段の三段目を設置。
周囲を埋めます。
最上段の四段目を設置し、埋めまして、ようやく窯詰めの完了です。
われながら、芸術的な出来栄え。
天井すれすれのワゴンスライド・・・
無事におさまりまして・・・
すでに焼き上がり、窯出しも終わっております。
工房は連休をいただいておりますが、明けを楽しみにお待ちくださいな。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
ろくろをはじめませんか〜?
半日いただければ、ひとりきりで挽けるようにしてさしあげますよ。
新人のぬくいさんが、まんをじしてろくろ修行を開始。
楽しい楽しい自分との格闘、そして成長の日々のはじまりです。
最も難しいとされる土ゴロシと芯出し(要するに、作品つくりの準備段階)は、この工房では誰でも15分でマスターしちゃいます。
ろくろをはじめるひとは、大半がこれができない時点で挫折しますが、うちでは心配無用。
彼女は特別に器用でクレバーな人物ですが、土を動かす理屈さえわかれば、本当に誰にでもできちゃいます。
で、二時間もたつ頃には、ほぼ自由自在。
なんでひろがるのか?なんで上にきちゃうのか?もっと大きく薄くするにはどうするか?・・・なんて高度なレベルでの悩みがはじまれば、もうとりこ。
あなたの成長はもうはじまってるので、ここまでしはんの理屈こねをくどくどと聞かされた鬱陶しさから逃れることができます。
次回には、もうほったらかしにされても平気。
なんたって、必要な技術はすでに獲得してますので(もちろん、どんどん難しいことができるように、しはんは背後から負荷をかけつづけますが)。
伸びよ、ろくろ組!
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実直で、作陶する楽しみに満ちあふれて教室で過ごしてくれる、今井くんです。
今日は、おうちの表札つくり。
ぶら下げるタイプのようですよ。
きれいに穴を開けます。
今井の「井」の字の真ん中の四角にも小穴を開けて、小さくぶら下げ式にしました。
うまくいったぜ。
「たのしかったデス!」
この日も大満足でした。
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工房の月曜日。
人数少なめで、落ち着いて制作したい方におすすめです。
火、水がお休みで、木曜日。
ガールズがキャピキャピとさえずる、かしましい午後。
金曜日。
ほがらかな昭和のお姉さんたちがこの日はお休みで、比較的ライトな午前の雰囲気(いつもがヘヴィというわけじゃなく・・・)。
土曜日は混沌。
体験さんや月イチ組が、午前・午後と入れ替わり立ち替わりに。
んで、月末の土曜日の夕方はこんな状態(つくった器を試してます)。
月に一度、新しいひとも長いひとも打ち解け合って、わいわいと。
日曜日は、母子やちびっ子も多し。
みんなお互いに気兼ねなく、配慮し合いつつ、かと言って遠慮があるわけでもなく、自由で楽しい雰囲気でありがたや。
派閥争いも意地悪も力関係もなく(しはんが天才で王様で独裁者なんで、相対的に工房生同士は立場平等)、まことにリベラルな空気。
「みなさまが素晴らしい時間をお過ごしになり、好ましき作品を持ち帰ってくださいますように!」といつも願ってる・・・なんてんじゃなく、「みんなを愉快がらせりゃ、オレ(しはん)しあわせ!」という経営サイド本位の方針なんで、うまくいってんのかな。
来月、こんな工房も19年を迎えます。
みんな、サンキュー。
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どんどんドンガラガッタった〜。
今日も元気な、山田画伯です。
しはんのつくる「土風船」が好評でして、山田くんにもそれを用いた作品つくりをしてもらってます。
風船玉の天井を破って、ころりとした器形にしました。
お母ちゃんに、ドレッシングピッチャーをつくるように頼まれてるのです。
上のものは、別のやり方でつくった前回の焼き上がりです。
かっこよくできたので、もう何個かご用命がありまして。
んで、この方法を思いついたわけですね。
クチバシを付ける部分に穴を開けます。
さりげないクチバシを、ひょい。
しはんのこざかしい仕事(前回記事参照)と違いまして、ガチナチュラルな形状。
自然が生んだ曲線を崩さない、お手本のような手早さです。
お気に召しまして、ご満悦の出来栄え。
要した時間は、わずか15分という神わざ。
どうも画伯の仕事は時間が余りまくるきらいがあるので、余り土でもう一個いっちゃいましょう。
ごらんください、この作為を消した自然なうねり。
おお、瀬戸式ですね、かっこいい!
画伯にしか出せない、素晴らしいラインです。
マジで手に入れたい、その技術。
とんでもなくスタイリッシュなものができました。
彼の仕事に接すると、陶芸がどういうものなのか、いつも刮目させられます。
わたくしたちもその姿勢を見習い、今一度勉強し直さねば。
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こんな大皿(平鉢だけど)を挽きます。
あ、しはんのろくろ仕事です。
このままだとちょっと味けないんで、クチバシを付けてみましょ。
ここにチョンとあったら、アクセントになりそうでしょ。
仮付けでアタリをつけておいて、穴あけ。
クチバシの上に梁(はり)を渡すのは、唐津流。
天を抜いた単純削ぎは、瀬戸流。
あくまでもさりげなく。
接着も、あっさりと。
さわり過ぎないのが、サムライの造形。
すっ、とシャープに。
いじり倒すごとに、ナチュラル感が失われます。
これだけで、料亭で出るような片口鉢の出来上がりです。
スッポンのつがいみたいですね。
入れ子(収まりよろしきスタッキング)になってます。
開高健によると、亀のこの様子を「直列二亀頭」と称します。
池から突き出た石にいますね、背中にのったこんな子たち。
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素焼きの窯が開いて、本焼きへのカウントダウン。
みんないっせいに、釉掛け作業に入ってます。
釉「掛け」と言いますが、わが工房では「ぬり」が主流。
新人の高屋さんは、大きなひまわりの花を、撥水剤でエリア分けしてカラーリング中。
ちなつちゃんは、ぐるぐるマグをシマシマに。
二色の釉を交互にぬり分けていきます。
白と黒かな?
大満足の出来栄え!
苦労してつくると、クオリティも達成感もだんぜんちがってきます。
黒田女史は、細密作業。
よく描いたな、この曼荼羅模様。
それをさらに、絵の具でぬり分けていきます。
こんな高齢者用のぬり絵、ありますよね。
あれを買わずにすむな、この子。
果てしなくつづくように思えたこの仕事も、あと少し・・・
がんばれ!
本焼きは、遅くとも月をまたいで7月3日(月)の予定です。
窯内のスペース確保は、早いもん勝ち。
遅れを取った方は、なにとぞご容赦を。
さ〜て、今日は工房が終わる6時から、月例のお疲れさん会です。
無料の自由参加な宴なんで、ひまなひとは飲みものと料理を一品持って集合〜。
しはんは餃子とホタテのカルパッチョを用意してます。
かぶらんようにな〜(かぶってもかまわんが)。
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気分のいいお天気の日には、器試し〜、アンダー・ザ・スカイ。
泡の出や、上々。
新作〜、フロム・薪窯
酸化のマット粉引き。
この日の宴席。
メイン料理は、ニジマスのグリル。
さかのぼること半日。
お隣さんに、釣りたてをいただいたのでした。
でーかーい〜・・・ほんとにこれ、ニジマス?
塩焼きのサイズじゃないんで、二枚に下ろして味噌漬けと醤油漬けに。
その漬かり具合いを試す宴でもあったのでした。
ちなみに、お隣さんにはいいとこをお返し。
お皿もつけまして。
ごちそうさまでした。
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読書をしましょ。
感覚受容(外界からの刺激)と自律神経(無意識下での反応)の洗練が、いかにして動物意識・・・すなわち「わたくし」という自覚へと至ったのか、というやつ。
最先端の科学に夢中になりつつ、けっこう基礎的なところを知らないことも多いんで、ライトめのを購入。
お風呂で気楽に読み流すやつ。
数学方面も耽読。
知りたいこと、多すぎ。
ところで、世界の森羅万象を最新科学の知見を用いながら噛み砕いたレトリックで網羅する、って書きものを趣味で編んでます。
・・・あ、ぼく(しはん)がね、無茶でしょ?
世界の全部を考察して自説する、って試みです。
時空間の発生から、宇宙の果ての原理、この物質世界の根本構造、原始生命の誕生から、死んだらどうなるか・・・までを、オカルト・スピリチュアル抜きに、サイエンス一辺倒で説明し抜きます。
興味があったら読んでみてね→裏日記「B面」
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しはんのお仕事の時間です。
素焼きの窯詰めは、すでに最上段に差し掛かってます。
しはん作のでかい片口鉢に、カミクボくんのでかい龍・・・おさまりそうです。
佐々木くんのでかいプランターに、コダマさんのでかい淑女もすれすれで大丈夫そう。
手前にもう一体、カミクボくんの龍。
頭上オッケー。
残った空間を、細かく埋めていきます。
まだまだ、どんぶりたちを置いた上空のエリアが空いてますので・・・
最・最上段のプラチナ席を設営。
これでほぼほぼ目一杯。
頭上確認!
左サイドはいけそうですね。
あとは、右サイド最上段の空きスペースに、乾燥中のこれら全部を詰めていきます。
でっ、きるっかな・・・?
やってできないことはありません。
しはんときたら、空間認識の天才ですので。
これで、ガチな目一杯。
ワゴンをスライド・・・
窯の奥へ、するりすとんとおさめていきます。
今月もギリギリでした。
スイッチ・オン。
窯出しは、明日の木曜日です。
工房生のみなさま、釉掛けは早いもん勝ちシステムでよろしくです。
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