2014年12月12日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

好きな音楽をただ語れ(2) 「ハチミツ」 スピッツ

「好きな音楽をただ語れ」ということでいきなりドアーズをご紹介してしまった反動というわけではありませんが、今回はスピッツのアルバム「ハチミツ」です。
リリースは1995年。
通算6作目に当たる彼らの出世作にして最高傑作(と僕は思っています)です。

ジャケットがまた素晴らしい。
こんな写真を撮りたいもんです。




このアルバムからシングルカットされた「ロビンソン」がスマッシュヒットし、一躍脚光を浴びたスピッツは、同じアルバムから続けざまにシングル「涙がキラリ☆」をリリースし、こちらもオリコンチャート最高2位を獲得します。
僕が大学2年の頃でした。
上京し近所のローソンでアルバイトをしていた時にスピッツが良く流れていたのを憶えています。
当時は洋楽しか聴かないのがカッコ良い、みたいなしょうもない幻想を抱いていたような気がしますが、そんな中スピッツは比較的良く聴きました。

続くアルバム「インディゴ地平線」は彼らの代表作となる「チェリー」や「渚」などのヒットを生み、彼らの人気バンドとしての地位を不動のものとします。
マイベストは「ナナへの気持ち」。
焼き鳥に喩えるならナンコツのように噛みしめるたびに味わいを増す、地味に良いアルバムです。

さらに次作「フェイクファー」も佳曲のオンパレード。
「ハチミツ」から「インディゴ地平線」を経て、ヒットシングル「スカーレット」「運命の人」「楓」「冷たい頬」を擁するこのアルバムに至る時期がスピッツの黄金期ではないかと個人的には思います。
この記事を書くに当たり「楓」「冷たい頬」を聞き直したところ、切な過ぎて思わず泣きそうになりました。
焼き鳥に喩えるならレバ刺しですか。焼いてませんが。
噛むとじわーっと濃厚な味が口の中に広がるような感じ(適当)。




さて、アルバム「ハチミツ」です。
これがまた、本当に捨て曲がありません。

イチ推し曲を選ぶのは難しいですが、強いて挙げるなら「ルナルナ」かな。
力強くグルーヴするベースラインと乾いたスネアの音が小気味良く、春の盛りのようなメロディラインを盛り立てます。
草野正宗氏のワンマンバンドと思われがちですが、スピッツってリズム隊(ベース&ドラムス)が何気にカッコ良かったりします。
ドラムだって間違いなくもっと叩けるはずなのに、敢えてセーブしている感じが奥床しいです。
派手なルックスとは裏腹にジョニー・マーみたいなクリーントーンが主体のギターにしても、草野氏の世界観を表現するために敢えて主張を抑え、堅実に良い仕事をこなしています。


「涙がキラリ☆」のブレイク(演奏が一瞬止まる箇所)もたまりませんね。
「浮かんで消える骸骨が」のところです。
来るぞ来るぞと分かっていながらやられてしまう、まるでピーターアーツのハイキックのようであります。

そして「Y」。

淡くて切なくて透明な詩の世界。
阪神淡路大震災を経て元々の歌詞をリライトしたそうです。


そんなこんなで自分でも意外なほどスピッツを語りました。
今回の記事のためにウィキペディアもチェックしたのですが、スピッツってブルーハーツが大好きで彼らみたいなパンクをやってたんですね。
サニーデイ・サービスがフリッパーズ・ギターみたいな渋谷系の音楽をやってたのを知った時以上に驚きました。





■■ 収録曲 ■■

1. ハチミツ
2. 涙がキラリ☆
3. 歩き出せ、クローバー
4. ルナルナ
5. 愛のことば
6. トンガリ'95
7. あじさい通り
8. ロビンソン
9. Y
10. グラスホッパー
11. 君と暮らせたら


ベストは4か9、次いで5、7でしょうか。1、3も11も、もちろん8も良いし、6も10も佳曲。
こんなに捨て曲がないアルバムを僕は他に知りません。




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