Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

和歌山F氏宅でのオフ会

2024-11-17 21:33:30 | オーディオオフ会

本日は、私は初の参加となりますが、和歌山のF氏宅でのオフ会でした。

拙宅から高速で約2時間ほどの距離と結構な道のりとなります。

到着後、早速リスニングルーム拝見です。十五畳はあろうかという床張りの部屋に巨大なスピーカシステムが鎮座しています。

スピーカシステムは、まだオイルの香りがほんのり漂うラウンドバッフルのエンクロージャにALTECの416と288のホーンドライバー、JBLのツイータ(型番失念)の組み合わせのようです。

そしてアンプ群を床に直接置けるというのがなんとも贅沢!一度このような感じでアンプをとっかえひっかえして気分に合わせて鳴らしてみたいものです。また、スピーカから数メートル離れてL字型のソファーにリスニングポイントがあります。

さて今日の主役のアンプですが、どんなアンプがあるのでしょうか。

まずはF氏所有のSTC4300Bシングルアンプです。

そして対抗馬のY氏所有のWE300Bシングルアンプです。

また、1619のシングルアンプとして、F氏所有のパラシングルを普通のシングルに改造したアンプ(下記写真の上側)と対抗馬として、西宮のH氏作のシングルアンプ(下記写真の下側)になります。

それから最後は、プリアンプになります。

まずは、増幅素子をFETにしたプリアンプです。

中身は下記のようにかなりシンプルです。

そして対抗馬として、拙作のE92CCプリアンプになります。このアンプについての詳細は、リンクに示している通りで、7ピン双3極管を使用したアンプになります。FETのアンプも拙作のアンプも増幅部の構成はほぼ同じです。

早速聞き比べなど実施しましたがどのアンプも甲乙つけがたく、もはや音質的には好みの世界になるのかなという感じです。

プリについての所感はFETは低音までしっかり出る印象です。一方球の場合はそれほど低い音までは出ない感じです。恐らく計測器で測定する分にはあまり特性には出ないかもわかりませんが、聴感上そういう風に感じましたが、他の方はどう感じたでしょうか。

しかし、いつもよその家でのオフ会はとても有意義であっという間に時間も過ぎ、お開きとなりました。

本日はFさん、ありがとうございました。また機会があればお願いします。

 

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部品取りアンプからの部品取り

2024-11-16 19:04:49 | ジャンク

前回紹介した6BM8ppのアンプですが・・・

ちょっと分解して、新たな回路とシャーシの塗装でよみがえらせようかなと思っていたのですが、シャーシの板厚が薄すぎるのと、大きなコンデンサがちょっと気に入らなくて、結局部品取りとすることにしました。

取り出す部品は、トランス類と真空管がメインになりそうで、いつもの部品取りと同じです。

作った方には申し訳ないですが、やはり自分で作った方が好きな回路やデザインにできますし、内部の配線も他人が作ったものはどこか違和感を感じてしまい、そういう細かいことが気になってたぶん使ったとしてもすぐに解体してしまうと思います。

真空管アンプもスクラップアンドビルドが大事ですね。

早速解体ですが、黙々とトランス類を外します。が、こんな狭いところどうやってナットを締めたのかというところがあり、取り外すのにかなり苦労しました。

上の写真の赤丸部分です。

ラジオペンチで少しずつ緩めましたが、はずすのにかなり時間を要しました。

いろいろ苦労しましたが何とか外せて、本日の戦利品は下記となりました。

これらを有効活用して、いずれ新たなアンプにしたいと思います。

 

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6327差動プッシュプルアンプ(4)

2024-11-10 20:55:56 | 6327パワーアンプ

小野市でのレコードコンサートも終わって、ほっとしたとたん、ネタがなくなりそうになりました。

そこで、6327差動アンプの仕上げをやりたいと思います。

実はレコードコンサートで入力のRCAピンジャックが安い中国製使っていたのでオス側とサイズがあっておらずユルユルですぐに抜ける状態だったのです。中国製のメス側の直径が少し小さい様できちんとホールドされていないのです。

これを見かねた堺市のAさんが、日本製をあげる、ということで昨日郵便で送っていただいたのでこれに付け替えるのと、気になっていた前段の差動回路のバイアスの12Vの電源のトランスの巻線が非力すぎて12V出ないので、余っている6.3Vのヒータ巻線を倍電圧整流にしてバイアス電源にするという改造を行いました。

まずは、ピンジャックの交換です。

上記写真の右側が中国製、左が日本製ですが、見た目は中国製は立派です。しかし、金工の匠のA氏によると加工にばらつきが多く精度がなっていないそうです。まあ、実際にユルユルなのでそうなのですが、こんな立派な外観を持っているのに精度悪く加工して使い物にならなくするのは我々からすると何とももったいない話。

ということでこれは交換するのみなのですぐにできました。

試しにオス側を挿してみるとしっかりとホールドされ今までより格段に良くなりました。

 

次に12Vのバイアス電源ですが、下記写真のブリッジダイオードとオレンジのコンデンサが付いている回路になります。

これを6.3Vの倍電圧整流回路に置き換えたいと思います。置き換えの回路は下記の下の回路です。

ブリッジダイオードを使用した倍電圧整流とするので、整流後のコンデンサを1つ追加するだけでできます。本当はもう少し容量の大きなものにしたかったのですが、小型のもので手持ちにはなかったので、この容量のものになりました。

交換後、出力電圧が0.2Vほどですが上昇し、11.9Vとなりました。交換前は、あまり多めに電流を流せなかったのですが、交換後は少し多めに流すことが出来るようになりました。

これで、出力も若干大きくなり、8Ω負荷で7.5Wほどの出力が出せるようになりました。

試しに音を聞いていますが、気のせいか少し張りが出たような気がしています。

 

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’24 小野市レコードコンサートアンケート結果

2024-11-09 20:35:16 | 小野市レコードコンサート

先週のレコードコンサートは3連休の中日にもかかわらず、ご来場いただきありがとうございました。

さて、早速アンケート結果の集計が上がりましたので公開したいと思います。なお、アンケートを集計いただきました明石のIさんありがとうございました。

気になる結果ですが、今年はどんな方がご来場いただいているのでしょうか。

まずは、年齢層から。

真空管アンプとアナログレコードに慣れ親しんだ方の年齢層が多いことがわかります。当然と言えば当然ですが、少し30代50代の方も。

私も50代でアンケート記載いただいた方と同じ年齢で、かつ、トランジスタアンプの世代ですが、なぜ真空管アンプに慣れ親しんだのか・・・恐らく親戚のおじさんが持っていた山水のレシーバ型真空管アンプの音の良さにびっくりして、それ以来真空管が好きになったのかと思います。

しかし、もう少しデジタル世代の方にも参加いただくのが課題かなと思いますが、最近はスマホの出力でいいとか、ヘッドフォンでいいとか小型化がかなり進んでいるのでなかなか認知は難しいのかもしれません。

そして、来ていただいた方の性別です。

午前の部はかなりマニアックなのでともかく、午後のレコードコンサートには、もう少し性別のバランスを良くしたいものです。どうすればよいか乾いたぞうきんのような頭を絞りたいと思います。

次はお住まいの地域です。

今年は、ほとんど近隣地域の方のご参加です。昨年は石川県など遠隔の方からの参加もありました。アンケートの集計をいただいたIさんによると、MJ 誌の告知が掲載されなかったことが原因の一つではないかと。ただMJ誌も季刊誌になってしまったので載ったとしても読む人も少なくなったのではないでしょうか。

次は来場のきっかけです。

上述のようにIさんによると、雑誌を⾒て来場された⽅の数が少なくなっています。その他では「インターネットで知った」という回答が⾒られたようですが、当ブログを見てきていただいたのであれば感謝感激です。

次に再生装置です。

ほぼ良いで占めていますが、無回答の方はどう思っているのか気になります。

次に第1部で良かったアンプを尋ねました。

残念ながら拙作のアンプは下位でしたが、途中で音が歪んでしまったのが大きいかと思います。この辺りは少し課題です。

次に第2部で良かった音楽のジャンルは下記になります。

Jazz, Classicが上位ですが、確かに聞いていて「いい!」と思いました。残念ながら私はこんな音源を持っていないので、Iさんにやっていただいてよかったと思います。

「⼤⾳量再⽣ができるこの様な機会に、⾃分の持っている⾳源を聴いてみたい」というご意⾒がありました。ノージャンルは、来年度は「⾳源持ち込みコーナー」としても良いかもしれません。

あとアンケートで毎回いただく内容として、”キースジャレット「ケルンコンサート」”のご依頼がありますが、だれも音源を持っていないので、持ち込みになったら是非レコードを持ってきていただきたいと思います。

  • ⻑く続けていただきたいと思います。メンバーさんの努⼒に頭が下がります。⼤変良かったですよ。
  • 毎年参加したいと思います。製作者の熱量が⼼地よく伝わってきます。
  • 存分に楽しませていただきました。スピーカーの進化に(昨年⽐)⼤変驚きました。ありがとうございました。

など、本会について肯定的なご意見が多く、張り合いになります。また来年も趣向を凝らして頑張りたいと思います。

 

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’24 小野市レコードコンサート本番

2024-11-04 13:42:03 | 小野市レコードコンサート

昨日(11/3)は兵庫県小野市にある、「コミュニティセンターおの」での真空管アンプでレコードを聴く会によるレコードコンサートでした。

「小野地区地域づくり協議会」も協賛いただき、下記のようなポスターも掲示いただいています。

前日にほぼセッティングを済ませ、色々問題点があったのですが当日の機材自体は、まあ、問題なしということで開演1時間前に動作確認していたところ、なんと、スピーカから聞いたことのないノイズが・・・

「ブーン、ポン!」という聞いたことのないノイズが数秒おきに発生しています。何なんじゃこれは!ということであーだこうーだ色々確認していましたが、どうもモーターボーディングではないかということになり、一番怪しいパワーアンプの電源トランスの誘導ノイズと、レコードプレーヤ周りの高ゲイン環境の干渉ではないか、ということでパワーアンプを取り除き確認してみたところ、なんだか修まったような。

しかし、しばらくするとやはり同じノイズが聞こえる。

これは何だ?と色々確認していましたが電源が影響しているのではないかということで、電源電圧を測定してみると、なんと!92Vしか出ていない。恐らく朝一なのでコミセンも電力需要が大きく、しかも今年は電工ドラムを使用して別の部屋から電源を供給していたので、電力が低下していたものと思われますが、電源が原因で各機材間で干渉していたようです。前日のセッティング時にはなかった現象でした。

たまたまMさんがスライダックを持ってきていたので、これで100Vに設定しノイズが出なくなりましたが、まるで終戦直後の電力不足で真空管ラジオの電源トランスのタップを切り替えるがごとくの所作が、当会の真空管アンプに似つかわしいと少し笑えました。

ただ、スライダックで調整したところで電源が安定したわけではないので、これも次回の課題になってしまいました。

さて、慌ただしくも時間は刻々と過ぎていき、皆さん、各持ち場の確認作業に余念がありません。

さて、いよいよ開演です。

まずは発起人の小野市S氏のごあいさつ。

第1部の司会者は、MJ誌でおなじみのI氏になります。

ちなみに当日は午前中の第1部と午後からの第2部に分かれています。第1部は真空管アンプの音を聴き比べるため、課題曲を設定しています。課題曲は白鳥英美子さんによる「ひこうき雲」です。その後自由曲の演奏となります。

・第1部:真空管アンプ無き合わせ

・第2部:レコードコンサート

第1部のアンプ群は下記になります。

まずはWE300Bシングルからです。若干のインタビューの後に課題曲から始まります。

その後、順番に各アンプの演奏となりました。

各アンプ演奏後、昼休みとなりますがやはり機材への興味からたくさんの方が見学に来られます。

今年は、第1部はほぼ例年と同じくらいの人の入りで約30人ほどの方にご来場いただきました。ありがとうございました。

 

そして第二部が始まります。

まずは、小野地区地域づくり協議会の方からのご挨拶です。

今年は少し趣向を変え、各ジャンルごとの演奏にしました。主な演奏ジャンルは下記のようになります。

今年は、小野市近隣の高校数校の放送部宛てへ当会のチラシを送り、若い方の参加を期待して今まで加えたことのないJ-POPなんかもエントリーしました。といっても若い人の好みはわかりませんし、娘に最近の曲のCDを借りて聞いてみてもいまいちよさがわからない。なので、平成初頭のバブル景気をテーマにそのあたりの曲を集めてみました。

さて、高校へのチラシ配布の結果は如何に!

第2部開演直前の様子を撮影しましたが、今年はお客さんがかなり少ない状況でした。

この後、もう少しお客さんは増えましたが、残念ながら若い子の登場はありませんでした。あまり真空管アンプへの興味などはなかった可能性があります。

また今年は3連休の真ん中ということもあり、近隣の三木市で金物まつりなんかも開催されていてそちらの方へ人が流れたり、レジャーなどで出かけたりしている可能性もあります。そのためか思ったよりも人が集まりませんでしたが、当日配ったアンケートは40部ほど回収できました。

次回はまた11月に開催される見込みなのでまた趣向をいろいろ検討して開催できればと思います。

 

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