Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

堺市A氏宅でのオフ会

2025-01-19 21:25:22 | オーディオオフ会

今日は今年初のオフ会です。場所はいつもお世話になっている堺市のA氏宅です。

まずは、本日試聴するアンプたちです。

上記はA氏が昔、LUXのA3000を基にKT-88で組んだプッシュプルアンプです。金工の達人であるA氏が作るシャーシはステンレス製に厚めのウッドフレーム、球の落とし込み具合など手の込んだ作りが特徴です。

次に拙作の6327シングルアンプになります。

いつの間にか埃まみれになってしまい、掃除しないといけない状況です。回路はちょっと触りNFBが少なめになるようにしましたが、しないほうが良かったかも。

次は、16A8シングルアンプです。

16A8のパワー部だけ使用した超三アンプです。ほっこりした音で低音も良く出ています。

そして部屋の奥を見れば何やら製作途中のアンプがA氏の作業台に立てかけられています。

このアンプは何かお尋ねしたところ、じゃあ鳴らしてみましょうと。

姿を現したのは100THによるイントラ反転シングルアンプです。

プレートに630Vもの電圧をかけプレートがマグマの様に赤く輝いています。

そしてこのシャーシもまた手の込んだ作り・・・

天板は真鍮を加工しメッキしたものだとか。銘板もしっかりつけています。出力トランスは、十分なコアボリュームを持った特注のカットコアトランスに、これまた自作の2mm厚の鉄板を加工したトランスカバーが装着されています。

出てくる音は、見た目に相応しくも、良く伸びた高域が特徴です。

一同この迫力にしばし飲み込まれました。

そんなこんなで今日は今年初のオフ会を楽しく過ごすことが出来、今年も幸先の良いスタートが切れたのではないかと思います。

今年も良い年になります様。

 

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東京出張での聖地巡礼

2025-01-18 18:19:15 | 旅行

皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

1月も中旬を過ぎてようやくGooブログにアクセスできるようになりました。

なんと某国からのサイバー攻撃により年初からGoo等NTT系のHPにアクセスできなくなりブログの更新が出来ない状態でした。1/14にようやく収まったようで再開です。まったく某国というのはとんでもない国です。

さて今年最初のネタは、出張で立ち寄った聖地巡礼の話です。

聖地といえば、そう、秋葉です。たまたま東京出張になったこともあり、しばらく行ってなかったのですが、特段欲しいものもなく行く必要はなかったのですが、時間が少しあったので宛もないまま立ち寄ってみました。

そういえば、真空管の聖地の1つクラッシックコンポーネンツは閉店になったようで寂しい限りです。ますます真空管オーディオの世界が狭まっていくようで悲しいですが、昨今のオークションでの取引等を鑑みるとなかなか店舗を維持して販売するのは難しいのではないかと思います。

さて巡礼ですが第1番の札所は、ここでしょうか。

秋月電子です。特段欲しいものはなかったのですが、ちょっとした回路を組む際に使うユニバーサル基板の購入と2Fにあるジャンクを覗いてみました。

面白そうなものはたくさんあるのですが、買ったところで使い道がないものが多かったので、あまり購入していませんが、フロアの隅に上記のようなものを見つけました。

押し釦スイッチのようです。スイッチの基板はともかく、一緒に同梱されているコネクタが良さそうで購入しました。このコネクタはトランジスタの足に付けることが出来るのでよく使うのですが、案外価格も高いのです。それが1個50円という価格でしたので思わず購入。10個ほど購入し500円です。

その他、半固定抵抗器や、ボリュームのつまみなども購入。

これで1番札所を後にしました。

次に2番札所で千石電商です。

ここは地下にパーツ類の販売があるのですが、何か面白そうなものは無いかと期待し寄ってみました。

特段見つからず、しかし、何も買わないで出るのも何かなーと思い、トランジスタの絶縁シートでも買っておこうと思い、これを買い物かごに入れて、さらに奥に行ってみると何やらいろんなものが雑多に詰められた袋が目につきました。

なんと、貼られた値札は100円。面白そうなので購入してみました。

中身は何かの金具やコネクタなどあまり必要でないものが多かったのですが、海外製のトランジスタのパックにWIMAのコンデンサ、抵抗等オーディオにも使えそうな部品類が入っていて十分に元は取れそうな中身で少し得した気分です。

その他、3番札所としてラジオデパートB1にあるゼネラルトランスでピンジャックやラグ板などを購入し、ひとまず巡礼を終えました。

結局全部で、下記のものを購入。

なお、トランジスタの絶縁シートですが、以前にも全く同じものを購入していたようで、ちょっと失敗。きちんと部品棚の整理をしないといけないようです。

ところで一体、秋葉に札所は何か所あるのでしょうか。

 

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窓付き真空管アンプの製作(6)

2024-12-29 22:54:08 | 窓付き真空管アンプの製作

年末の忙しい状況であまり時間がなかったのですが、少しだけ前回の続きをしたいと思います。

前回は出力トランスの配置を変えて出力トランスが拾う電源トランスの漏れ磁束についていろいろ試したのですが、やはり出力トランスの配置は変えたくないので手持ちの金属板をトランスの間にかましてノイズがどうなるか確認してみました。

まずは、もともとついていたステンレスの板があり、これを真空管の後ろに取り付けるようになっているのでこれをつけた状態で確認してみました。

なお今回は2次側の8Ω端子の出力波形を見てみます。ステンレスの板がない場合は、前回と同じく1次側に85mV程度のノイズがあることを確認済みで、この状態だと1/25の3.4mVが2次側の出力になります。シールドをつけることでどのくらい下がるかを確認してみます。

上記の状態ではノイズの出力はどうなるでしょうか。

なんと、2.6mVにまで減りました。

次は、下記のようなアルミ板を電源トランスの後ろに付けてみます。

取り付け位置は下記の様に電源トランスの後ろ側です。

これでノイズを見てみたところ、2.42mVと少し下がりました。

今後はもう少し背の高いアルミ板にしてみます。取り付け位置は先ほどと同じ場所です。

その結果、また少し下がりました。2.22mV程度になりました。

これくらいだと夜寝ながら聞くと少し気になるかもですが、何とか許容できるのではないかと思います。そこで、実際の製作時は少し背の高い大きめのアルミ板を間にかませてシールドにすることとしたいと思います。

本当は、電源トランスにも銅の薄板でショートリングをつけたいところですが、今は銅の薄板を持っていませんので、とりあえずこれで行こうと思います。

次は球決めやら回路やらに取り掛かりたいと思います。

 

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横河ScopeCorder DL750入手

2024-12-28 18:01:09 | パソコン・モバイル・測定器

ついに年末の休みに突入してしまいました。今年は多くの会社では9連休になるところが多いようですが、休みはあっという間。この短い間に大掃除やら物の整理やら年賀状書きなどなど、色々やってしまわないといけません。

そしてこの年末に新たなツールが仲間入りしました。

横河電機のスコープコーダーDL750です。

上記画像は、横河のHPからの借用です(画像をクリックすると横河電機のHPへ飛びます)。

なぜこれを入手したかというと、現在使っているDL708Eという同じシリーズの古い機種も私の使用する用途である真空管の特性測定程度では十分な性能なのですが、如何せんDL708Eは、パソコンとのインターフェースがSCSIやフロッピーディスクと何世代も前の遺産を使用しているので、既に最近のパソコンにはインターフェースがなく、この辺りが不満だったのです。

一方のDL750もすでに販売終了品ではありますが、パソコンとのインターフェースは、USBやEthernetなど、まだまだ使われそうなインターフェースが揃っており、また、演算機能も付いているので中古価格が安くなったのを機に落札しました。

価格も驚きのサラリーマンの月の平均小遣い程度でした。

さて、入手したものを見てみます。

厳重に梱包され、届きました。最後のプチプチを外しご開帳と行きます。

ご開帳です!

この透明なカバーを外してご対面です!

やや黄ばんでいるものの、中古品にしてはきれいな感じです。

では早速、電源を入れて信号も入力してみます。

1ch目に1kHzの正弦波を入れてみました。一応、ちゃんと計測しているようです。

しかし、ヤフオクのコメントには6chが動作しない、とありましたのでこの辺りを見てみます。

やはり、波形の表示が出来ないようです。恐らく、入力モジュールが6chだけ壊れている可能性があります。隣の5chを見てみるときちんと波形が表示されています。

やはり6chだけおかしいようですが、一応入力は3ch分ありますので真空管の特性計測にはそれほど支障はなさそうです。一度何かの球の特性を測ってみてパソコンとのインターフェースも試してみたいと思いますが、それだけではもったいなく、何かオーディオ向けに良さそうな計測が出来ないものか検討したいと思います。しかし、こんな高機能なものをキチンと使いこなせるのでしょうか。ちょっと不安ではあります。

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窓付き真空管アンプの製作(5)

2024-12-22 18:35:23 | 窓付き真空管アンプの製作

そろそろシャーシのレイアウトなどを決めないといけないのですが、まずは実験です。

電源トランスや出力トランスはコアのカバーはついているものの、ほとんど裸に近い状態なので、電源トランスの漏れ磁束は盛大に発生し、出力トランスでそれを拾う可能性があって、ノイズとして出力されるので現在検討している配置で大丈夫か、実際に確認してみます。

出来れば下記の様な配置で製作したいのですが、この配置ではどうなのでしょうか。

まずは、電源トランスに電源を接続して、負荷をつけ電流が流れるように準備します。100V巻線の接続だけでもいいかもしれませんが、電流が流れないと磁界は発生しないのでヒータ巻線には電流の多い、6CD6(2.5A×2)とB電源の巻線(120V)に910Ωの抵抗をつけて約130mA流れるようにしています。

まずは電源の接続なしで左側の出力トランスの1次側(5kΩ)にオシロをつないでノイズがどのくらい出ているか確認してみます。

下記のように最大約20mVくらいのノイズが出ています。恐らく周辺の電気製品や電灯線などからのノイズの可能性がありますが、電源を入れてノイズが増えるとトランスの配置を検討せねばなりません。

では、電源を入れてみます。ノイズは出るでしょうか。

なんと!盛大にノイズが出ています。20mV程度だったのが85mVくらいまで出ています。ちょっとずらすと100mVくらいになる場合もあります。

これはいかん!ということで出力トランスの角度を変えてみました。

上記のように、左側のトランスを90度変えてみましたが、これはどうでしょうか。

あまり変わらず、逆に増えています。ちなみに1次側が100mV程度のノイズが出ていれば2次側は1/25の約4mVになります。そこに負荷をつなぐので、もう少し下がる可能性はありますが、やはりちょっと電源トランスの影響が大きくこの配置はだめっぽいです。

次は、逆転の発想で電源トランスに出力トランスを近づけてみます。

この配置ではどうでしょうか。恐らくはもっとたくさんノイズを拾っている可能性があります。

ところがどっこい、半分くらいのレベルになりました。

もっと電源トランスに近づけてみました。下記のような感じです。

すると・・・

かなり下がりました。思っていたのとかなり違う結果になってしまいまいた。

ところで元の位置に置いてもう少し角度を変えてみました。下記のように45度斜めにしてみます。

ノイズは下記のような感じです。約20mVくらいになっています。

この置き方だと出力には1mV以下になり、これで良さそうですが、トランスのネジ穴がシャーシからはみ出してしまい、この取り付け方は出来そうにありません。残念・・・。

結局のところ、下記の様な配置が良さそうです。

しかし、この配置だとなんだか締まりがなく格好悪いので、もう少し検討が必要です。なんかよい方法はないものか・・・シールドなどをつけてみるとか工夫してみようと思います。

 

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