Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

GWのリフォームの余り部材の活用

2023-05-07 16:27:43 | 日記

23年度のゴールデンウイーク(GW)も今日で最後となりました。

1週間という短い休みでしたが、普段はあまりまとめて休みが取れないので、この機会に家のプチリフォームです。もう築20年ぐらいになるのですが、さすがに水回りはリフォームしないといけない状態になってました。

リフォーム内容は、洗面所の壁紙と床の張替え+洗面台の交換と、トイレの壁紙の張替えです。

特に洗面台の右側の壁に水撥ねがあり、壁紙がカビてきていましたので、水撥ねに耐えるよう防水のボードの貼り付けなども行いました。

こんな感じです。右側が防水用のボードになっています。

(詰め替え、詰め替えして数年ものの”キレイキレイ”の容器が一番汚くなっております^^;)

で、左側ですが、水撥ね防止用にプラスチックの板をオプションで付けてもらいましたが、洗面台には左右両側が1セットになっており、右側は防水板をつけていますので、当然右側が余ります。

そこで余らせるのももったいないので、これを利用してトイレの手洗いする箇所の水撥ね防止用に再利用した次第です。

余ったプラスチックの板ですが、下記のようなものです。

トイレは、タンクの上に手洗いの蛇口が出ているタイプで、この後ろの壁に水撥ねがかからないようにしたいのです。

そのためには、蛇口の部分が板に当たって設置ができないので、その部分をくり抜かないといけません。

では早速作業です。

やすりで削っていましたが、細かいくずが出て静電気で引っ付くのと時間がかかりそうなので、はんだごてで溶かして切断してみました。

この方法がうまくいきました。簡単に溶けてくり抜くことができました。

ちょっといびつですが、でっぱり部分はニッパーで切り取ったり、やすりで磨いたりしました。

そして、実際にはめ込んでみます。

中々うまくいった感があります。プラスチックの板は置いているだけですが、あまり違和感はないかと思います。

わずか数10分ほどの作業でしたが、残り少ないGWを有意義に過ごせました。

 

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HY-65(P)シングルアンプ

2023-05-06 14:18:45 | HY-65シングルアンプ

先日入手した直熱ビーム送信管HY-65を使用してアンプにしてみました。

HY-65はトリタンフィラメントの明るく輝く送信管で、それほど大きな規模の球ではないようです。あまり詳しい資料がないため、先日、特性を計測してみました。その際のデータを使用し、アンプにしてみました。

Vsg=250Vが最大定格だったようですが、測定時は300Vまで計測していました。今回のアンプは、VsgもVpも250V近辺にしたいと思います。

では早速特性曲線から動作点を選びます。

赤線のロードラインは5kΩで良さそうです。この時、250Vのところでは、バイアスー22Vで、Ip=45mAほどなので、Rk=490Ωとなります。Rkは1kΩをパラって500Ωとします。

出力は、下記式のように4Wほどになりそうです。

Po=(250-65)*0.083/4=4.05W

アンプはいつものシャーシを流用しました。前のアンプは1619だったので配線を変えようと思いましたが、トッププレート以外は、そのままの配線で良さそうでした。しかし、本アンプの場合は、すでにトッププレートの端子も用意していましたので、何もしなくて良さそうです。

ただ、前段の回路の一部の定数と前段ー出力段間のカップリングコンデンサの交換、あとはフィラメント電圧が2.5V→6Vへの変更があり、この部分を触りました。

裏側を載せますが、恐らく変更箇所は不明と思います。

なお、カップリングコンデンサは先日のジャンク品の流用です。銀色の円柱の部品ですが、なかなか見栄えは決まっております。

フィラメントは直流点火ですが、6.3V巻線をショットキーバリアダイオードのブリッジで整流し、10,000μFのコンデンサで平滑すると、7V近くになりますので、抵抗で減圧しつつ6Vにしています。

フィラメントはトリタンなので見栄えはよくかっこいいです。

と、ここまで実施し、出力を確認してみたところ、出力は3.2Wほどでした。

音質ですが、直熱ビーム管にNFBは多めとしているのでDFは5(@8Ω)と大きく、ほっこりとした柔らかい音になっています。1619よりも少しシャープな感じの音ですが、なかなか良い感じですので、次回のオフ会にはこの球で参戦したいと思います。

 

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角型電源トランスの再塗装

2023-05-05 17:15:11 | トランス

先日、ジャンク品から部品取りで入手した、角型電源トランスの再塗装を行いました。

まずは完成したところから。

以前取り出した部品は、下記のようになります。

まずは、端子を養生します。

錆の状態ですが、きれいな面はあるものの錆が結構多い面もあります。

早速、錆の除去と塗装を削ります。

そしてプラサフを塗装。

ということで冒頭のようにひとまずは完成。本来はこの上から色を塗りますが、まだどんなアンプにするか決めていないので、実際にアンプを製作する際に色を塗りたいと思います。

 

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トランスボックスの製作

2023-05-04 16:22:02 | トランス

先日落札したジャンク品から取り出した部品を使用して、トランスボックスを製作してみました。

ジャンク品から取り出した部品は下記のものを流用しました。

この金属ケースの中身を取り出し、ピンプラグ(メス)が入るように穴の大きさを調整します。

上記写真のようにやすりで削った側の穴は、ピンプラグが入るように広げるだけですが、反対側は穴が大きすぎるので、穴をふさぐ形で別途金属板を取り付け、それに穴をあけるようにしました。

薄いアルミ板からこの面に合いそうなサイズの板をカッターナイフで切り出します。何回かアルミ板にカッターナイフを当てて傷が深くなったところを、少しずつ山折り谷折りを繰り返し、金属疲労させて切断していきます。これだけの作業でいちいちテーブルソーを出すのが面倒くさくて・・・。板の端が若干曲がってしまいあまりきれいな切り口になりませんが、あとでやすり掛けなどで微調整です。金ノコで切ってもよかったかもしれません。

アルミ板を切り出せましたので、穴あけです。四隅のネジ穴の位置とピンプラグを入れる位置に印をつけて、ドリルで穴をあけます。ピンプラグの穴は1㎝径ですが、面倒なのでねじと同じ3.3㎜の穴をあけて、これをやすりで削って広げていきました。

そしてこれをサンダーや角材に巻いた紙やすりで磨きます。磨いているところの写真は撮り忘れてしまいました。ついでにBOXも錆や汚れがありますので、きれいに磨きます。傷や錆、ゆがみ等がなくなりきれいになったところで、プレサフを塗布します。

仮組してみます。

なかなか良さそうなので、ピンプラグをつけて箱自体は完成となり、冒頭の写真となりました。

肝心の中に収めるトランスですが・・・

以前、大阪日本橋のデジットで購入したトランスを入れようかと思い箱を作ってみたのですが、BOXに入れる前にざっと周波数特性を見てみると、マイク用のトランスということだけあり、あまり周波数特性が広くなく、音声の帯域に特化しているような特性でした。特に低音が出ない。

なのでとりあえず箱だけ用意しましたので、これから何かでトランスを入手しましたら入れてみたいと思います。

 

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YAMAHAビンテージ級同軸スピーカ

2023-05-03 18:18:47 | スピーカシステム

先日、旧いスピーカを入手しました。メーカーはあのYAMAHA。製品の年代は恐らく60年代といったところか。車でいえばスバル360とか、トヨタ パブリカの全盛の頃のかなり古いスピーカーです。

口径はウーハーが30㎝、ツイータは8㎝。インピーダンスなど諸所のスペックは不明。

当初は薄汚れた状態でオークションに出品されていました。また残念ながら1個だけだったので、おかげで格安で落札できたのですが、見た目はコーン紙の破れ、目立ったフレームの錆や塗装はげなどはなく、磨けばよくなるんじゃないかと思い、きれいに拭き掃除してみました。

予想通りきれいになりました。フレームは艶のあるライトグレーに、磁気回路は大型の壺型のヨークに入ったアルニコと思われるマグネットで、形はエレガントにやや角度をつけた円柱型、しかもフレームよりも濃いグレーの縮緬塗装で、見た目は今風に言うとインスタ映えすること間違いなし(ちなみに娘に言っても相手にされない・・・)。あと磁気回路は結構重く、スピーカー自体は、かなり金がかかっているものと思われますが、端子が安っぽいのが少し残念。

ウーハーのコーン紙は少し柔らかめですが、触ってみるとかなり薄く軽いことがうかがえます。上下の動作も柔らかく、磁気回路部分の厚いプレートの様子から有効な磁束の範囲が広く、恐らくは短めのボイスコイルに軽いコーン紙と相まって能率はかなり高いのではないかと思います。現に裸の状態で鳴らしてみましたが、小出力の真空管アンプでかなり大きな音が出ました。

ツイーターは、磁気回路とフレームを砲弾型ヘッドライトのごとく円錐状のカバーで覆い、ウーハーの音を邪魔しないよう配慮。鋳造と思われる肉厚のアルミフレームに支えられた同軸構造を形成しています。ネットワークは、ウーハーのフレームの裏に隠れたコンデンサー1個で低域をカットしていますが、あまり高域は出ないと思われるものの、ウーハーとのつながりは至極自然でまさにフルレンジスピーカーのようです。

本当はこういうスピーカを使ってシステムを組みたいのですが、残念ながら1個しかなく、家にモノラルのシステムもないことから、きれいに磨いた後に倉庫にしまっておきました。オークションにまた誰かが出品されるのを気長に待ちたいと思います。

 

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