猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

Starless And Bible Black 到着!

2011年10月04日 00時05分00秒 | 音楽
Burning Shed から Starless And Bible Black が到着しました。








まだCDのみの試聴ですが、
どの曲も音が非常に良くなっており、決定版と言ってよいです。
その中でも特筆できるのは、完全スタジオ録音の1、2曲目です。

1曲目「Great Deceiver」はブラッフォードのドラムが生々しいです。
デッドなチューニングなのでいつものブラッフォードのスコーンとした抜けは控えめですが、
それにも関わらず細かいタッチの差が非常に良く分かります。

2曲目「Lament」は1コーラス目のウェットンのボーカルが、
口の形、咽の奥が見えるほど生々しいです。
今までリリースされた40周年記念版のボーカル曲の中では、一番の生々しさかもしれません。


ライブ録音の曲は元の録音にどうしても限界があり、音の良さは頭打ち感があります。
それでも過去リリースされたCDの中ではダントツの音の良さです。

残念なのは「The Night Watch」です。
イントロは、元の録音の限界のせいとは言え、もっともっと音の粒がキラキラして且つグラマラスで、
音の洪水のようであって欲しかったです。
スタジオ録音部分も、宮殿の「In The Court Of The Crimson King」と同じくオーバーダビングの回数のせいでしょうが、
音の鮮度がイマイチでした。
ただこれについては、Steven Wilsonがミックスとリマスターをしてこの出来なのですから、
これ以上はどうしようもなかったのだろうとは思います。
もちろんこの曲も、過去リリースされたCDの中ではダントツの音の良さではあります。


オマケの「The Law of Maximum Distress」Part1、2と「The Mincer」については微妙な気分です。
もう少しなんとかなったのではと思います。
テープが残っている部分は全て使用して、テープが切れて録音できなかった部分のみブートから補うという編集をして欲しかったです。
そして「The Mincer」については演奏はつまらないので、あとからスタジオで入れたボーカルパートも被せて欲しかったです。

残りのオマケ2曲は貴重と言えば貴重ですが、ダサい駄曲です。
スタジオのデモバージョンもあったのではと思うのですが、あえて音の悪いライブバージョンを使用しているところから、
フリップやSteven Wilsonもどうでもいいやと思ったのではと思いました。

コメント
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