少し前の話ですが米DOE/EPAが2007年モデルの自動車燃費ベスト10を発表しました。毎年DOEは消費者の目安とするべくこの発表を続けています。エネルギー省大臣は燃費に注目するとともに、フレックス燃料自動車も選択するよう推奨しています。フレックス車はE85などのバイオエタノールガソリンを使用できる車種です。
これらの数値はEPAの基準に沿ってメーカーあるいはEPA自身が測定したものでそれなりに信用あるものです。しかし来年はより実際の道路走行に近い数値を出すためにテスト方法を変更するとしています。 トップ10は以下の通りです。
Rank Manufacturer/Model MPG(km/L)
1 Toyota Prius (hybrid) 60 (25.3)
2 Honda Civic Hybrid 49 (20.7)
3 Toyota Camry Hybrid 40 (16.9)
4 Ford Escape Hybrid FWD 36 (15.2)
5 Toyota Yaris (manual) 34 (14.4)
6 Toyota Yaris (automatic) 34 (14.4)
7 Honda Fit (manual) 33 (13.9)
8 Toyota Corolla (manual) 32 (13.5)
9 Hyundai Accent (manual) 32 (13.5)
Kia Rio (manual) 32 (13.5)
10 Ford Escape Hybrid 4WD 32 (13.5)
Mercury Mariner Hybrid 4WD 32 (13.5)
数値は市街地走行モードのものです。カッコ内は日本風の単位に計算しなおしたものです。トップ10入りの12台のうち、米フォード車が3台、韓国車が2台、残りの7台はすべて日本車です。しかもトップ3を含めて日本車は上位を独占しています。中でもハイブリッドのトップ3の数値、とりわけプリウスはダントツです。2位のホンダとは10mpg以上の開きがあります。ホンダは検討していますが所詮プリウスの敵ではないという声が聞こえてきそうです。
日本のメーカーでは日産車が全く入っていません。V字回復で話題になったゴーン日産ではありますが、これでは作っている車はたいしたことないと言われそうです。 最も5位から10位までの差は1から2mpgですから実感としては同等というところでしょうか。
8位から10位は同じ数値で順位がついていますが、これは高速走行時の優劣によるものです。トヨタYarisはヴィッツのことです。このリストにはマニュアル車が5台入っています。確かにマニュアル車の方が高速走行では燃費が良いですが、日本で売られている車はほとんどがオートマ車です。このようにリストにわざわざマニュアル車が登場するところを見ると、米ではまだまだマニュアル車のシェアは高いということでしょうか。
米ビッグスリーで入っているのはフォードのみです。あのGMはどこに行っているのでしょうか。そこで車種別のトップリストを見てみます。
Class Maker/Model City (mpg)
Two Seater: Mazda MX-5 (manual) 25
Minicompact: New Beetle Convertible 22
Subcompact: Toyota Yaris (manual) 34
Compact: Honda Civic Hybrid 49
Midsize: Toyota Prius (hybrid) 60
Large: Hyundai Sonata (manual) 24
Small Station Wagon: Honda Fit 33
Midsize Station Wagon: Ford Forcus Wagon (manual) 27
SUV: Ford Escape Hybrid FWD 36
Minivan: Dodge Caravan 2WD 20
Pickup Truck: Ford Ranger 2WD 24
Mazda B2300 2WD 24
Van: GMC G1500/2500 15
Savana 2WD Cargo
こちらには少し違ったメーカーも入ってきています。マツダ、ワーゲン、クライスラー(Dodge)があります。ダントツで燃費の悪いVanのクラスで漸くGMの名前が出てきます。残念ながら日産の名前はここにも登場してきません。
一見して分かるのは米メーカーは燃費の悪い大型車に名前があり、普通車、小型車はすべて日本あるいは韓国製です。韓国車は先のトップ10にも入っていましたが、現代が頑張っています。トヨタの定年退職者が現代で生産技術指導をしているという話もあるくらいですから、確実に日本に続いてくるでしょう。
自動車の燃費は小型ほど良いと考えていましたが、コンパクトカーとミッドサイズの車種にハイブリッドが投入されているのでこのリストでは小型になるほど燃費が悪くなっています。 ミッドサイズのプリウスがコンパクトカーのシビックHYを大きく上回っていることに再度の驚きです。トヨタ・プリウス恐るべしという結論です。
これらの数値はEPAの基準に沿ってメーカーあるいはEPA自身が測定したものでそれなりに信用あるものです。しかし来年はより実際の道路走行に近い数値を出すためにテスト方法を変更するとしています。 トップ10は以下の通りです。
Rank Manufacturer/Model MPG(km/L)
1 Toyota Prius (hybrid) 60 (25.3)
2 Honda Civic Hybrid 49 (20.7)
3 Toyota Camry Hybrid 40 (16.9)
4 Ford Escape Hybrid FWD 36 (15.2)
5 Toyota Yaris (manual) 34 (14.4)
6 Toyota Yaris (automatic) 34 (14.4)
7 Honda Fit (manual) 33 (13.9)
8 Toyota Corolla (manual) 32 (13.5)
9 Hyundai Accent (manual) 32 (13.5)
Kia Rio (manual) 32 (13.5)
10 Ford Escape Hybrid 4WD 32 (13.5)
Mercury Mariner Hybrid 4WD 32 (13.5)
数値は市街地走行モードのものです。カッコ内は日本風の単位に計算しなおしたものです。トップ10入りの12台のうち、米フォード車が3台、韓国車が2台、残りの7台はすべて日本車です。しかもトップ3を含めて日本車は上位を独占しています。中でもハイブリッドのトップ3の数値、とりわけプリウスはダントツです。2位のホンダとは10mpg以上の開きがあります。ホンダは検討していますが所詮プリウスの敵ではないという声が聞こえてきそうです。
日本のメーカーでは日産車が全く入っていません。V字回復で話題になったゴーン日産ではありますが、これでは作っている車はたいしたことないと言われそうです。 最も5位から10位までの差は1から2mpgですから実感としては同等というところでしょうか。
8位から10位は同じ数値で順位がついていますが、これは高速走行時の優劣によるものです。トヨタYarisはヴィッツのことです。このリストにはマニュアル車が5台入っています。確かにマニュアル車の方が高速走行では燃費が良いですが、日本で売られている車はほとんどがオートマ車です。このようにリストにわざわざマニュアル車が登場するところを見ると、米ではまだまだマニュアル車のシェアは高いということでしょうか。
米ビッグスリーで入っているのはフォードのみです。あのGMはどこに行っているのでしょうか。そこで車種別のトップリストを見てみます。
Class Maker/Model City (mpg)
Two Seater: Mazda MX-5 (manual) 25
Minicompact: New Beetle Convertible 22
Subcompact: Toyota Yaris (manual) 34
Compact: Honda Civic Hybrid 49
Midsize: Toyota Prius (hybrid) 60
Large: Hyundai Sonata (manual) 24
Small Station Wagon: Honda Fit 33
Midsize Station Wagon: Ford Forcus Wagon (manual) 27
SUV: Ford Escape Hybrid FWD 36
Minivan: Dodge Caravan 2WD 20
Pickup Truck: Ford Ranger 2WD 24
Mazda B2300 2WD 24
Van: GMC G1500/2500 15
Savana 2WD Cargo
こちらには少し違ったメーカーも入ってきています。マツダ、ワーゲン、クライスラー(Dodge)があります。ダントツで燃費の悪いVanのクラスで漸くGMの名前が出てきます。残念ながら日産の名前はここにも登場してきません。
一見して分かるのは米メーカーは燃費の悪い大型車に名前があり、普通車、小型車はすべて日本あるいは韓国製です。韓国車は先のトップ10にも入っていましたが、現代が頑張っています。トヨタの定年退職者が現代で生産技術指導をしているという話もあるくらいですから、確実に日本に続いてくるでしょう。
自動車の燃費は小型ほど良いと考えていましたが、コンパクトカーとミッドサイズの車種にハイブリッドが投入されているのでこのリストでは小型になるほど燃費が悪くなっています。 ミッドサイズのプリウスがコンパクトカーのシビックHYを大きく上回っていることに再度の驚きです。トヨタ・プリウス恐るべしという結論です。