介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

介護していません

2011-06-07 12:36:51 | 日記
2週間ぶりに父の所へ行ってきました。今回も約30分です。

梅雨入りしたはずなのに、前回とは打って変わって良い天気。
朝食や洗濯を母と二人で終らせたあと私が二度寝をしたので、家を出たのは気持ち程度遅い9:20頃。
焦っていた訳ではないのですが、施設に着いてから忘れ物に気付きました。そう、前回購入した男性Mサイズのパンツ6枚です。
別に今すぐ困る物でもないので、次回は忘れずに持って繰ればいいだろうということにして、イザ施設の2回へ。
多分、通路で日向ぼっこをしていると決め付けて部屋の方に向かうと、件のユキノシタと一緒に日向ぼっこ中でした。
外から来た人間には施設の中は少し暑い(夏・初秋は涼しい)ときが多いのですが、父がドテラを羽織っているのが母は気に入らないようでした。何が気に入らないのか?それは、本人が季節に応じた服装をすることで体の体温調節機能が維持できるのに、それを本人が面倒くさがってやらないのと、施設の
職員が本人の要望に従って着せたり脱がせたりしている為に、いつでも父は「今日は寒い」と言うようになってしまったからです。

いつもは私が話し出すのですが、今日は母が散歩の話を始めました。ですが先程書いたように「今日は寒い」と言って出ようと致しません。その上、「田圃は未だ田植えが始まらないから、見てもつまらない」との事。ですが、既に田圃は田植えが終了しており、『もう今日は6月で入梅だよ。今頃になって
田植えをして居るようではダメでしょう』と言うと、やっと今が6月であることが理解できたようです。そこで改めて「田圃を見に行こうか」と外出を促したのですが、外には出たくないの一点張り。

それでは帰りましょうかね~と話している最中に、面白い事が起きました。
施設の廊下は回廊式になっており、リハビリを兼ねて歩いたり、車椅子の練習をしている方が偶におられます。
隣の部屋に入っているお婆ちゃん2人もその様な方々ので、私たちの左側から車椅子で近付いて来ました。
父が「これ、お袋」なんて変な紹介をしたせいで、その方々は母を父の母親と勘違い[父は母は同い年です]した上で、父に対して『あんたの方が老けているわよ』発言。そして、私は勝手に父の兄弟[両親と私は30歳強違います]だと思われたようで『兄弟でよく似ているわね』といわれてしまいました。直ぐに家族関係を正しく説明したのですが、私が子供だというのはなかなか納得できなかったようで、「子供や孫はそんなに頻繁に来ないわよ。いつも来てくれるのは兄弟ぐらいよ」と愚痴が出てきました。
そのとき思い出したのですが、父が2箇所目の施設に入所していた時にも、ある入所者が父に向かって「よく見かけますが、弟さんですか。大分お若いようですね」と言って周りから笑われいました。その方曰く『こんなに似ているのだから、親子ですかと尋ねたら失礼でしょう』との事。これって、若々し
い母親を褒める時に『いゃ~、てっきり年のつながった姉妹(姉弟)だと思いましたよ』と同じ考えから出たのでしょうね。でも、それが通用するのは親の方を褒める時ですよね。子供側をほめる時には使わないと思いますが、どうなんでしょうか?