いまだ22日の朝の時点です。
・午前8時00分頃
医師から第1回目の説明がある。
「普通の方法では体温が測れなかった。直腸温度で27℃と言う非常に危険な状態です。どれほど危険な状態なのかといいますと、いつ心臓が止まっても可笑しくなく、仮に心臓が止まったら蘇生は出来ません。現在、体温を上げて行く処置をしておりますが、急減に体温を上昇させる事はできないので、その処置だけで3時間から6時間は必要です。」
頭の中では何を根拠としてなのか『それは正しい行為だ』と判断したので、ユックリと体温を上昇させるという処置は納得できていた。
⇒後日、落ち着いて考えたら、吹雪の中での遭難者に対する救命方法として三浦綾子先生のエッセイで読んだ事を思い出した。
・午前8時10分頃
医師の説明を聞いて、受付横にある公衆電話機を使って何箇所かに電話を入れ始める。この辺りから、何かにつけてへんなことを考え始めていた[注]ので、どこかで母の死を感じていたのだと思う。
1 後で来てくれると言っている従兄弟(農家)
別の病院へ転送された事と、体温を戻すための治療で最大6時間必要である事を伝える。
「そっちにいこうか?」と言ってくれたが、来て貰っても何か出来る訳ではないし、畑仕事に支障を来たしてしまったら悪いので、状況が変わったら又電話するので来てもらうことは遠慮してもらった。
2 社長[携帯]
改めて状況を話し、本日は休む事と、本日中に行わなければならない仕事などがあることを伝える。
社長が携帯電話から発信していない事を訝っていたので、現在貸与されている携帯電話は電池の消耗が激しいので受信専用にしたい事を伝える。
3 会社の同僚
昨年10月から入った同僚の携帯へ電話。留守電になっていたので、『本日は休む。詳しい事は後で電話を入れるけれど、概要は社長から話を聞くように』とのメッセージを残す。
4 叔母
父の時の様に誰も死に目に会えなかったら嫌なので、最も動き易い叔母へ母が救急搬送された事を話す。
何から話そうかと考えた結果、『先ず、お母さんは生きています。意識もあります。』と切り出し、朝5時に浴槽の中で血を流して倒れていた事や、体温が危険領域でいつ死んでも可笑しくない事と、体温を徐々に上げていく処置に6時間は掛かるかもしれない事を伝える。
・午前8時40分頃 だったかな~
叔母への電話が終わりかけた頃に、循環器科の医師がロビーで私を探している。叔母には医師が呼んでいるから電話を切る旨を述べて、医師の元へ。
医師の用事は「私が発見した経緯説明」(既にプログに書いているのでここでは省略)。私の説明を聞くと「ストーリーとしては合っていますね。状態から考えて、それに似た事が起こったのだと思います」とのコメント。又、貧血状態等に対する治療として「輸血」を行う事の承諾を求められる。
⇒後ほど、看護師が承諾書を持ってきて、サインした。
・午前9時00分頃
時間的に丁度よさそうなので、再び電話を掛ける
1 ケアマネージャー
事務所の場所と担当者が替わった事だけは知っていたので、ダメモトで名刺フォルダーから取り出した名刺に印刷されている電話番号へ。
電話番号は合っており、出てくれた方が偶然にも前担当者[話した内容は同じなので割愛]。
明日にでも改めて私から電話を入れると約束する。
2 同僚[会社の固定電話]
本日の午後3時に某信用金庫の担当者が定時訪問で来社する。その際に行員へ渡す書類の在り処や手続きを依頼[過去に1回だけ横に座らせて見学させておいたので]。
3 社長[会社の固定電話]
この時点で私が考えていた最悪な状態(看護の為に数日の休暇)になった場合、月末の支払いが出来ないから、支払先[90%が材料購入先]へ『振込みが3月10日、手形の期日は延ばさないが、発送が3月5日ごろ』になる事を承認してもらうよう、しかるべき社員達から連絡して欲しいと頼む。
⇒責任を取りたくない役員がごねたおかげで・・・
忌引きが取れなかった事は既に書きましたね。
今思い出してもムカムカする。
・午前9時20分~30分
院内のコンビニが開店しているハズと思い、救急受付に『上のコンビニへ行って食事をしてきます。30分以内で戻る心算です』と声を掛けると、職員は「少し待ってくださいね」と言い置いて処置室の中へ。
処置室から出て来た職員からOKとの返事が帰って来たので、コンビニで朝食。
早々と食事を済ませ、戻った旨を救急受付に申し出る。
・午前10時00分ごろから
叔母がこの病院まで来るのに必要な時間は2時間程度なので、駅からのバスが到着したり、タクシーが救急の入り口に止まるたびに、降りてくる人を見に表へ出る。
ロビーの長いすに座って、コンビニで買ってきたマンガ雑誌を読んでいるだけなのに、やけに喉が乾くので・・・叔母が来るまでに救急入り口の脇に設置されている自販機で500mlのペットボトルを5本も購入する事となる。
血液センターから何度か血液が搬入される。通常の搬入だと思いたいが、母のために使う分が届いたのであれば、何本の血液パックを使っているのか心配に感じる。
・時間不明だけど午前11時よりは前
医師から「感染症(泌尿器、内臓)に罹っているので、抗生物質の点滴を行う。心臓が弱っているので、何が起こるのかは予断が許さない」との3度目の説明。
毎回、説明に来る医師が異なるので、母の状態がどのようになっているのかが判らない。そこでこのときに、『母の体温が危険なほど低いので徐々に上げていく処置をしていると8時ごろに聞きましたが、状況はどうなっておりますか』を尋ねたところ、「既に34度まであがっています」と当たり前のように言われてしまった。口調から34度と言うことは危険領域から脱しているのだと勝手に解釈したが、後刻、それは正しいと言うことをおそわる。
・午前12時近く
叔母が到着。私からの電話を切った後に背中の筋を痛めてしまい、ここに来るのが遅くなったとの事。来て下さったことだけでうれしいし、心強い。
私は、電話をした後の情報を伝える。
叔母が駅前で海苔巻きを買ってきてくれたので、二人で昼食。
今日は取り敢えずここまでにします。
[注]
先ず、入院した時の準備の一環として、何故か『衣服の用意』を思いつく。
⇒死亡となるのであれば別だけど、退院時までに持って来れば良いのだから、
この時点では不要。
次に、六曜を携帯のカレンダーで確認したら、翌日(土曜日)は『友引』。葬儀には不向きというか・・・忌避方法は聞き知っているが、常識レベルで六曜を気にする方はこの日に葬儀は絶対に避ける。
他にも、後の方で書きますが、病室の番号が「315」なので、語呂合わせで「サイゴ」と読んでしまった。
・午前8時00分頃
医師から第1回目の説明がある。
「普通の方法では体温が測れなかった。直腸温度で27℃と言う非常に危険な状態です。どれほど危険な状態なのかといいますと、いつ心臓が止まっても可笑しくなく、仮に心臓が止まったら蘇生は出来ません。現在、体温を上げて行く処置をしておりますが、急減に体温を上昇させる事はできないので、その処置だけで3時間から6時間は必要です。」
頭の中では何を根拠としてなのか『それは正しい行為だ』と判断したので、ユックリと体温を上昇させるという処置は納得できていた。
⇒後日、落ち着いて考えたら、吹雪の中での遭難者に対する救命方法として三浦綾子先生のエッセイで読んだ事を思い出した。
・午前8時10分頃
医師の説明を聞いて、受付横にある公衆電話機を使って何箇所かに電話を入れ始める。この辺りから、何かにつけてへんなことを考え始めていた[注]ので、どこかで母の死を感じていたのだと思う。
1 後で来てくれると言っている従兄弟(農家)
別の病院へ転送された事と、体温を戻すための治療で最大6時間必要である事を伝える。
「そっちにいこうか?」と言ってくれたが、来て貰っても何か出来る訳ではないし、畑仕事に支障を来たしてしまったら悪いので、状況が変わったら又電話するので来てもらうことは遠慮してもらった。
2 社長[携帯]
改めて状況を話し、本日は休む事と、本日中に行わなければならない仕事などがあることを伝える。
社長が携帯電話から発信していない事を訝っていたので、現在貸与されている携帯電話は電池の消耗が激しいので受信専用にしたい事を伝える。
3 会社の同僚
昨年10月から入った同僚の携帯へ電話。留守電になっていたので、『本日は休む。詳しい事は後で電話を入れるけれど、概要は社長から話を聞くように』とのメッセージを残す。
4 叔母
父の時の様に誰も死に目に会えなかったら嫌なので、最も動き易い叔母へ母が救急搬送された事を話す。
何から話そうかと考えた結果、『先ず、お母さんは生きています。意識もあります。』と切り出し、朝5時に浴槽の中で血を流して倒れていた事や、体温が危険領域でいつ死んでも可笑しくない事と、体温を徐々に上げていく処置に6時間は掛かるかもしれない事を伝える。
・午前8時40分頃 だったかな~
叔母への電話が終わりかけた頃に、循環器科の医師がロビーで私を探している。叔母には医師が呼んでいるから電話を切る旨を述べて、医師の元へ。
医師の用事は「私が発見した経緯説明」(既にプログに書いているのでここでは省略)。私の説明を聞くと「ストーリーとしては合っていますね。状態から考えて、それに似た事が起こったのだと思います」とのコメント。又、貧血状態等に対する治療として「輸血」を行う事の承諾を求められる。
⇒後ほど、看護師が承諾書を持ってきて、サインした。
・午前9時00分頃
時間的に丁度よさそうなので、再び電話を掛ける
1 ケアマネージャー
事務所の場所と担当者が替わった事だけは知っていたので、ダメモトで名刺フォルダーから取り出した名刺に印刷されている電話番号へ。
電話番号は合っており、出てくれた方が偶然にも前担当者[話した内容は同じなので割愛]。
明日にでも改めて私から電話を入れると約束する。
2 同僚[会社の固定電話]
本日の午後3時に某信用金庫の担当者が定時訪問で来社する。その際に行員へ渡す書類の在り処や手続きを依頼[過去に1回だけ横に座らせて見学させておいたので]。
3 社長[会社の固定電話]
この時点で私が考えていた最悪な状態(看護の為に数日の休暇)になった場合、月末の支払いが出来ないから、支払先[90%が材料購入先]へ『振込みが3月10日、手形の期日は延ばさないが、発送が3月5日ごろ』になる事を承認してもらうよう、しかるべき社員達から連絡して欲しいと頼む。
⇒責任を取りたくない役員がごねたおかげで・・・
忌引きが取れなかった事は既に書きましたね。
今思い出してもムカムカする。
・午前9時20分~30分
院内のコンビニが開店しているハズと思い、救急受付に『上のコンビニへ行って食事をしてきます。30分以内で戻る心算です』と声を掛けると、職員は「少し待ってくださいね」と言い置いて処置室の中へ。
処置室から出て来た職員からOKとの返事が帰って来たので、コンビニで朝食。
早々と食事を済ませ、戻った旨を救急受付に申し出る。
・午前10時00分ごろから
叔母がこの病院まで来るのに必要な時間は2時間程度なので、駅からのバスが到着したり、タクシーが救急の入り口に止まるたびに、降りてくる人を見に表へ出る。
ロビーの長いすに座って、コンビニで買ってきたマンガ雑誌を読んでいるだけなのに、やけに喉が乾くので・・・叔母が来るまでに救急入り口の脇に設置されている自販機で500mlのペットボトルを5本も購入する事となる。
血液センターから何度か血液が搬入される。通常の搬入だと思いたいが、母のために使う分が届いたのであれば、何本の血液パックを使っているのか心配に感じる。
・時間不明だけど午前11時よりは前
医師から「感染症(泌尿器、内臓)に罹っているので、抗生物質の点滴を行う。心臓が弱っているので、何が起こるのかは予断が許さない」との3度目の説明。
毎回、説明に来る医師が異なるので、母の状態がどのようになっているのかが判らない。そこでこのときに、『母の体温が危険なほど低いので徐々に上げていく処置をしていると8時ごろに聞きましたが、状況はどうなっておりますか』を尋ねたところ、「既に34度まであがっています」と当たり前のように言われてしまった。口調から34度と言うことは危険領域から脱しているのだと勝手に解釈したが、後刻、それは正しいと言うことをおそわる。
・午前12時近く
叔母が到着。私からの電話を切った後に背中の筋を痛めてしまい、ここに来るのが遅くなったとの事。来て下さったことだけでうれしいし、心強い。
私は、電話をした後の情報を伝える。
叔母が駅前で海苔巻きを買ってきてくれたので、二人で昼食。
今日は取り敢えずここまでにします。
[注]
先ず、入院した時の準備の一環として、何故か『衣服の用意』を思いつく。
⇒死亡となるのであれば別だけど、退院時までに持って来れば良いのだから、
この時点では不要。
次に、六曜を携帯のカレンダーで確認したら、翌日(土曜日)は『友引』。葬儀には不向きというか・・・忌避方法は聞き知っているが、常識レベルで六曜を気にする方はこの日に葬儀は絶対に避ける。
他にも、後の方で書きますが、病室の番号が「315」なので、語呂合わせで「サイゴ」と読んでしまった。
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす(^▽^)/。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(*´ェ`*)ポッ