介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

久しぶりに父の所へ

2012-09-10 13:10:16 | 日記

9/9(日)、久しぶりに父の所へ行ってまいりました。
施設内に居た時間は約30分(多分、最長記録)

9時に町会の方が「敬老会の配り物です」と尋ねてくる。玄関に回る前に、脇の縁側から町会の方が記念品(お赤飯、お饅頭、お菓子なんだけどね)を入れた袋を置いていく。よく見ると、父が入所している施設の理事長。
これで目を覚ました母が「買い物に行く」と支度を始めるのですが・・・準備が出来たのが9:20頃。
何時もの様に『お父さんの所へは?』と聞くと、「暑い所に居るとバテてしまうから、真っ直ぐに」との回答。『いやいや、それは逆でしょう』と心の中で思い、『だったら、施設でユックリ涼んでから、スーパーへ行こう』と誘うと、口をとんがらせながら「好きなように」と捨て鉢な返事。
久しぶりに90度の曲がり道を何度か曲がって施設へ到着する。1階事務室前で訪問者カードを書こうとしたら「ゴールドロジャーがのこした・・・」と言うセリフが聞こえてきたのでワンピースが始まったようです。1階入所者が見ているテレビは1台だけなのですが、何故か、特定のおばあさんがアニメ番組をみております(以前、父が1階の部屋に居た時の話だと、夕方はドラマの再放送か大相撲を複数の入居者で見ているようです)。
訪問者カードを書き終え、エレベーターに向かっている途中で通路奥にあるもう一つの事務室(?)に居る人達の姿がチラッと見るのですが、30分前に来た理事長が事務用のイスに踏ん反り返っていました・・・どうでもいいことですけれどね。

エレベーターで2階に上がり事務員詰め所前でもあるエントランスまで来ると、母が「お父さん、どこに居るのか見てきて」と言ってソファーに座り込んでしまいました。
仕方ないというか・・・父がどこに居るのかを見てくるのは私の役割なので、取りあえず部屋を訪ねてみることに。エントランスの壁に備え付けられている大型液晶テレビにはジジ・ババが複数名が集まっており、横切るのにチョット難儀。エントランスを過ぎると入所者用のトイレがあるのですが、介護職員の方々が「○○さん、済みましたか?」「××さん。もう少し待ってくださいね」と、混雑している車椅子をなんとか交通整理中。どうにか部屋に近づくと車椅子が置いてあるのが見えたので、部屋に居そう。部屋の入り口から中を見ると、父がベッドの上で丸まっております。私に気づいたのかどうか確認もせず、そそくさと母の元へ戻る。

ソファーに座ったおかげで多少は足に力が戻ったのか、私がエントランスに戻ると、母はテレビの近くで立って居りました。手で『こっちだよ』と合図すると、トイレ待ちの車椅子で狭くなった通路をヨタヨタしながら歩いてきます。とにかく自力で歩かせないと老人はすぐに歩けなくなるから、心を鬼にして(本心は面倒なだけ)母には手を出さずに父の部屋まで歩かせる事に。

久しぶりに母と私の顔を見た父は、うれしそうに見えました。
父のしゃべる言葉は、以前と同じく聞き取り難いので、もっぱら母が一方的に話をすることになりました。
一方的な近況報告が終わると、母はもう用が済んだからと言って父に有無も言わせず「帰る」と宣言。

1階に降りた時に、私が母に「トイレに行っといたら」といったら、なにやらぶつくさ言って施設のトイレには行きませんでした(その後、何時ものごとくスーパーのトイレを使う事に)。
1階エントランスに設けられている談話ペースには、どこかの家族(車椅子に載ったお婆ちゃん、夫婦、子供2名)がケアマネージャーと話しておりました。短期入所者なのでしょうか?

その後、何時ものスーパーへ向かい、今回は馬鹿買いすることもなく、11時チョット前に帰宅(テレビを付けたら「ハンター×ハンター」が始まる直前)。

あ~そうだ!
母は「よその猫でしょう」と怪訝そうな顔をしておりましたが、長らく家出中だったオス猫が、この日の朝、戻ってきました。
過去に家出して戻ってきた猫はすべからくやせ細っておりましたが、今回戻ってきた猫は家出前と変わらないので、どこかに居候していたのかもしれません。
今年生まれた子猫3匹と併せて、現在6匹。食費が嵩むわ!