今年からターボエンジンになったF1。そのタービンではなく、80年代後半のホンダの快進撃を支えた名機RX-6(画像右)。非常に高価だった事もあり、あまり多くは出回っておらず、生産も終了しているため入手も困難な状況になっており、ほとんど伝説になっているような逸品。今なお憧れている人もいると思う。
左側は比較用のIHIの最近のタービン、EJ20用のRHF5。
撮影時の距離のせいでサイズ感がおかしくなっているが、RX-6の方がインペラーのサイズは2回りくらい大きい。
排気側の画像だと分かり易く、明らかにデカイ。
毎回無茶振りのK様が状態の良いのを一個作ってよ、と…
RX-6ばかりを大量に持ち込み。エキゾーストハウジングの種類がいろいろ。中でも一個目を引く奴が。
…。
なんとインコネルハウジングの新品。材質、形状だけの違いでは無く、製法、フランジの形状及びシール方法等も違います。ベンチテストで熱まで入っているのが凄まじい。
とりあえず、分解してみるか、と。使う奴を?まじっすかw
フローティングメタルタービンと同様の手順で分解。一般的なタービンと比べ、各部の嵌め合いの公差がきつく、コストを掛けて精度を追求している様子が伺えます。
排気側のオイルシール。磨耗して段付きに。オイルシール回りのカーボンを落とす事で、回転フリクションが結構変わります。オイル漏れの防止にもなりますが、かなりのリスクを伴いますので良い子は分解しないで下さい。例えばタービンシャフトのナットを脱着する際に不適切なトルクの掛け方をするとシャフトが曲がります。ナットも削ってバランスを調整してあるので、コンプレッサーブレード、ナットの位置を元に戻さないとダイナミックバランスが崩れます。それでもやる人は自己責任で壊すつもりでね。
タービンブレード&シャフト。
ボールベアリングは日本のNTN製でした。ベアリングは日本製が最高です。
センターハウジングのベアリングリテーナー回りまで分解しないと組み付けは不可能でした。ボルトにロック剤が塗ってありかなりびびりながらも無事分解&組み付けを完了。回転具合も随分と軽くなりました。
コンプレッサーブレードの肉厚が非常に薄く、そういった箇所からも限界まで攻めた設計かつ、細心の注意を払って製造されており、価格の分の価値はあるように感じます。
エンジンとマッチすると最高のフィーリングだとか。とは言え、状態の良い物を探し出し、ハウジングを複数用意したりと普通の人には実に険しい道のりです…。
左側は比較用のIHIの最近のタービン、EJ20用のRHF5。
撮影時の距離のせいでサイズ感がおかしくなっているが、RX-6の方がインペラーのサイズは2回りくらい大きい。
排気側の画像だと分かり易く、明らかにデカイ。
毎回無茶振りのK様が状態の良いのを一個作ってよ、と…
RX-6ばかりを大量に持ち込み。エキゾーストハウジングの種類がいろいろ。中でも一個目を引く奴が。
…。
なんとインコネルハウジングの新品。材質、形状だけの違いでは無く、製法、フランジの形状及びシール方法等も違います。ベンチテストで熱まで入っているのが凄まじい。
とりあえず、分解してみるか、と。使う奴を?まじっすかw
フローティングメタルタービンと同様の手順で分解。一般的なタービンと比べ、各部の嵌め合いの公差がきつく、コストを掛けて精度を追求している様子が伺えます。
排気側のオイルシール。磨耗して段付きに。オイルシール回りのカーボンを落とす事で、回転フリクションが結構変わります。オイル漏れの防止にもなりますが、かなりのリスクを伴いますので良い子は分解しないで下さい。例えばタービンシャフトのナットを脱着する際に不適切なトルクの掛け方をするとシャフトが曲がります。ナットも削ってバランスを調整してあるので、コンプレッサーブレード、ナットの位置を元に戻さないとダイナミックバランスが崩れます。それでもやる人は自己責任で壊すつもりでね。
タービンブレード&シャフト。
ボールベアリングは日本のNTN製でした。ベアリングは日本製が最高です。
センターハウジングのベアリングリテーナー回りまで分解しないと組み付けは不可能でした。ボルトにロック剤が塗ってありかなりびびりながらも無事分解&組み付けを完了。回転具合も随分と軽くなりました。
コンプレッサーブレードの肉厚が非常に薄く、そういった箇所からも限界まで攻めた設計かつ、細心の注意を払って製造されており、価格の分の価値はあるように感じます。
エンジンとマッチすると最高のフィーリングだとか。とは言え、状態の良い物を探し出し、ハウジングを複数用意したりと普通の人には実に険しい道のりです…。
ヴィッツのタービンをオーバーホールしようとしてある業者と色々ありまして・・・
参考までにお聞きしました。
お困りでしたら相談にはのりますのでホームページよりお問い合わせ下さい。