とうさんのつれつれ日記

日ごろの生活の中で気が付いたことを日記風に書き残します。

知識より叡智を

2008-03-01 20:37:46 | つれつれ日記

 

、「昭和天皇独白録」を読んでいます。
先日(2月3日)の「久しぶりの東京」で紹介しました「大人の見識」のコメントに山ちゃんから{「昭和天皇の独白録」という本があるよ}といわれお借りしたのでした。

「大人の見識」の本文中に「天皇の見識」「ノブレスオブリージュ」という項目があります。
大東亜戦争を何とか回避したいとの思いから

「四万の海みなはらからと思う世に
          など波風の立ちさわぐらん」
「英国と袂を別つは断腸の思いがある」

等の独白があったのに我が陸海軍は三国同盟を締結し、軍事的にも経済面からも勝つ見込みのない戦争に突っ走ったのでした。

「張作霖事件」から「上海事件、「2.26事件」「支那事変」「三国同盟」等に対する昭和天皇の深い見識と叡智が、この「昭和天皇独白録」ににじみ出ています。

「大人の見識」には天皇の見識だけでなく、人間としての見識について縷々書き連ねていますが、
知識(knowledge)だけにとどまらない「叡智」(Wisdom)を身につけなさい。
英国人の見識、ユーモアとメランコリーのセンスを身につけなさいと、日本人の軽躁性をとがめています。

「昭和天皇の独白録」は「大人の見識」をさらに深めるのに役立ちました。

「大人の見識」は、たくさん付箋をつける箇所がありました。(いちいち書ききれないのが残念です)

 

コメント (6)
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