空巣?アキスではなく「からす」と読んでください。つまり「空になった巣」です。
ある作家の本に面白い記事がありましたので一寸紹介します。
≪中国で出版されている雑誌に、<空巣家庭>ということばがあった。これは近年の造語であろうが、「子供がいない
または同居していない老人だけの世帯」を言う。日本語で言えば<老人世帯>または<高齢者世帯>にあたる。
我が国に負けず中国の北京や上海では高齢者のいる家庭の中の<空巣家庭>の割合がが34~35%に達して
いるそうである。
<巣>とは本来、動物のこもり棲む場所であり、産卵や子育てのための安全を目的とした囲まれた空間である。
<巣立ち>という言葉があるようにそこは子供を産み育てる場所であり、子供が巣立った後の場所は
主目的を失った空っぽの空間であり<カラス>と呼ばれても仕方がないのかもしれない。
それでも親は未だ生きていてその空の巣に棲み続けなければならない。このような事態に至ったのは、考えてみれば
核家族化が進み老人を排除してきたからであろう。
いずれにしても、高齢者が空の巣に新しい意味を見出し、そこで生き続けなければならない課題のあることだけは日本も
中国も変わりはなさそうである。≫
翻って考えてみると、いろいろな所に団地が出来、若夫婦が住んで子孫を産み育て、成長した子供たちは巣立ってゆきました。
後に残された親たちは老齢化して空の巣に棲み続け老人だけの団地になってしまいました。
老人たちの明るい将来を!と願わずにいられません。
あまり明るい話ではありませんでした。我が家の百合でもご覧になって気分転換してください。
私もこんな読み方、意味は知りませんでした。
高齢化社会になってきて、社会構造が昔と異なってきました。こんな言葉も出て来るのですね。
百合の花の背景にも奥様手つくりの百合の壁掛けが
素敵です。ほのぼのとした気分になりました(*^^*)
空き巣では無くてからすですか!
面白いですね。
これが現実ですね。
起きているのですね。
高齢化社会で、子供の数のも少なくなっているのに
新築のマンションや家がどんどん建てられていますが
近い将来、”空き巣”ならまだしも空家だらけになるのではと
こちらも心配です。
今朝の人生案内できわめてわびしい記事が出ていました。親子の絆まで薄れていっては悲しいですね。
我が家の近所にももう主のない家が数件あります 核家族の果ての現象なのですね!
長寿社会になり元の様な大家族ではやって行けなくなって年金の支給と定年の年齢との関係等もトータルで考える時期に来ているように思えますね~都会志向で田舎はカラスの集団です””
お宅のご近所には主のいない家が数軒あるとか・・・一時期にぎわった新興地も子育てが終わって子供たちがいなくなると老親だけが残ります。その老親の行く末が心配ですね。2~30年先き空き家が増えてゴーストタウンになっちゃうのかと思うとやり切れませんね。願わくば子供たちがもう一度帰ってきてほしいものです。