
鮮明とも清爽とも端麗ともいえる・・鮮度の強い弁を美しく・・
白露のまだ青葉に宿る・・朝まだき匂うがまま
爽やかに開いて・・微笑みかけるアサガオは
あえぐような息苦しい・・真夏のひととき端々しい
清らかな花を開いてくれる・・

短い時の流れに・・惜しげもなく花の生涯を閉じるアサガオが
どうして種子を結ぶのかは・・不思議に思われる人々に
メシベが花の開くまえ・・万物が寝静まった真夜中に
オシべから人知れずまに・・花粉を授精結実の
天の摂理の役目を果たす

その花の陽の高く沖天に昇る頃・・その姿はみられない
花開く時のさまがあまりにも・・清らかであるだけ
哀れ 儚さが感じられる
