各ピースにカットした積み木 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/dd/89a77703f202d3786eb5858f7d454b37.jpg)
積み木と言えば、主に幼児が遊ぶものでして、
安全性や、優しい感触のために、角は丸く面取りしたいものです。
特に三角形のピースの角は鋭角となっておりますので念入りにペーパーをかけます。
面取りに使う機械はベルトサンダー ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/61/55e33f5109c1ef2def74401e97e85afb.jpg)
本来は据え置き型のしっかりとしたものがあればいいのですが、
これが結構お高い機械でして、なかなか手が出せません。
ですので、手で持って使うタイプをひっくり返して、
作業中にずれていかないようにクランプで補助して使っています。
三角形のピース ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/7b/93bdfaa420d233bbb92333fe6260e9fc.jpg)
小さいピースですので、手先の力加減が難しいです。
油断すると、先端が引っかかって、後方へ弾け飛んで行きます。
おまけに、爪も削れてしまうこともしばしば。
手袋をすればいいのですが、削り具合の感触がわからなくなるのでしません。
面取りの before after ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/74/70e1082cb35588a436fd606d010024c3.jpg)
今回は、200ピース近く作りましたので、
この作業はしんどかったです。
実際は、荒いペーパーをかけて、水引して、
乾燥させた後、目の細かい仕上ペーパーをかけますので、
手間としては、2倍の400ピース分の仕事です。
腱鞘炎にならないよう注意しながら、
程よく作業を分断しながら、黙々と進めます。
人間の能力と言うのは不思議なもので、
数をこなせば、目を閉じながらでもできるようになるのですね。
体が覚えるとは、こういうことを言うのでしょう。
さて、ペーパーで仕上た後は、オイル塗装です。
今回は積み木ということで、木の質感を損なわないように一回塗りだけとしました。
塗装すると木の色は変わります。
所謂、濡れ色という色になります。
これは、濡れた雑巾で、無垢の木を拭きますと、色が濃くなる原理と同じです。
水ぶきした場合は、乾燥すれば、色は元に戻りますが、
塗装の場合は、色は濃いままとなります。
但し、オイル塗装の場合は、一般的なウレタン塗装と違い、
塗った当初の濃い色より、乾燥すれば、やや色が薄くなります。
オイルは塗膜を張らずに、染み込んで、自然と馴染むからです。
色が濃くなる度合いは、ペーパーでの仕上具合(荒~細かい)や、
樹種の個性によって違ってきます。
今回の積み木のピースを参考にしますと、
以下写真の左側は塗装前、右側は塗装後です。
左 ヒノキ 右 クスノキ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/45/e2e787f03727333f70c753645933b37f.jpg)
左 屋久杉 右 タブノキ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ba/0f072fe8dc18c1e187de8ac94f198127.jpg)
左 イスノキ 中央 ヤマザクラ 右 センダン ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/c9/347a6a423df6586cbcbb766da04715f3.jpg)
色が鮮やかとなりますね。
何も塗らない、白木の状態では、
汚れは、吸着しやすく、また目立ちます。
汚れが重なっていき、年月を経て、独特の艶を発していくのも良いのですが、
一般的に、このような玩具では、塗装しておく方が無難かと思います。
「やくしまつみき」 ↓
http://blog.goo.ne.jp/fukumokukagu/e/600b75ca8189d337ff9d887a779227ed
10,000円/セットで販売しておりますが、受注生産品となっております。
納期につきましては、現在大変混み合っています関係から受注後4~5カ月ほどかかってしまいます。
ご検討の程よろしくお願い申し上げます。
本間と申します。
質問ですが、積木のオイル仕上げの写真がありますが、これは販売しているものでしょうか。