現在、楕円テーブルを製作しております。
板材を雇い実接ぎしてクランプしたところ ↓
円テーブルはこれまでいくつか製作したことはありました。
円の場合は、手作りコンパス(木の棒とビスと鉛筆で作ります)がありますので、
墨付けは問題ありませんが、楕円の場合はコンパスで描く訳にはいきません。
ですので、コンピュータのCADソフトを使って、まずは図面を描きます。
そこから1/1サイズで楕円部分をプリントアウトしてテープで繋ぎ合わせて ↓
楕円に沿ってカットしたものを現物に合わせます ↓
紙の場合、伸び縮みや変形が大きいので、何度も型として使うのは好ましくありません。
今回は一回限りですので、合板での型作りはしませんでした(良い意味での手抜き)。
墨付けした後に、ジグソーでカット ↓
大型テーブルのバンドソーなんかあれば、きれいに墨線ぎりぎりのところでカットできるのですが、
そのようなものはありませんので、ジグソーで慎重に慎重に、
ブレードが曲がらないように、力加減を微調整しながらカットします。
その後、ベルトサンダーを横置きにして、60番のペーパーを使い、
楕円の墨線より1~2mm外側に沿って、フリーハンドで荒削りしていきます。
そして、天板もベルトサンダーで荒削り ↓
自動鉋で面を出した板材とはいえ、
板剥ぎした時に多少の目違い(遊び)が出ているので、それを手鉋で整えます。
次に、板自体の面にも多少の凹凸が残っておりますので、
最初に木目に直交してベルトサンダーをかけて、ある程度の凹凸をとり、
最後は木目通りにベルトサンダーをかけて、先ほどの横筋が目立たなくなるまで仕上げます。
これは我流のやり方です。
教科書的には、手鉋できっちりと面を出してから、サンダーはちょこっとというのが正しいそうですが、
手持ちの道具と、自分の技術(すみません、鉋がけは下手くそなんです)と、
そして製品の価格と品質に合わせて、このようなやり方をしております。
杉材の場合はこれでOKと思っております。
さて、納期も近づいてきております(汗)。
良い天気が続くうちに頑張っていきましょう!
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