1脚の追加製作依頼がありまして、
折角だからと、ちょっとデザインやサイズを変えながら、
5脚まとめて作ることにしました。
まずはパーツを並べて、
木目や色などを見ながら、それぞれのペアを組みます ↓
これが1脚分のパーツ ↓
同じく、1脚分の金具 ↓
M6のステンレスボルト半ネジタイプを軸に、
アルミパイプ、ステンレスワッシャー、SLナット(メッキ)。
すべりを良くする為に、可動部分に椿油を注入 ↓
個人的に、グリースよりも、この椿油が好きです。
まずは、フレームの組立から。
アルミパイプを通したボルトを穴に挿入 ↓
この穴は、ボルトヘッド部の径と、ネジ部分の径の二段階に切削してあります。
更に、ボルトヘッド部が動かないように、ヘッド部の穴径は、ヘッドよりもやや小さめにして、
最後はハンマーで叩いて押し込み、
フレーム表面とボルトヘッドを同じ面にします ↓
前脚と後脚を連結して ↓
端末は、ワッシャーとSLナット(緩み防止)で処理します ↓
ボルトで連結したフレームを作業台に設置。
この際に、作業台天板でありますコンパネは直角が出ておりますので、
この直角にフレームの角を合わせて、
もう片方のフレームは、差し金で直角を確認して ↓
順番にパーツを取り付けていきます。
パーツ取付けの際は、錐で下穴をあけて ↓
接着剤(屋外で使われることも想定して耐水性)を塗布して ↓
ビス(錆びないようにステンレス製)で固定していきます ↓
下穴をあけているので、ねじ込んでいる最中に位置がずれることはありません。
座面の取り付け ↓
これも差し金で、フレームに対して直角を確認して位置を決めていきます。
座面の位置を決めて、ビスで固定 ↓
表面の次は、裏面のパーツ取付け ↓
本体が組みあがり、
おおよそ平面が出ている作業台の上に乗せてみて、
脚のがたつきをチェック ↓
がたつきがあれば、微調整をして平面にピタッと脚がつくようにします。
最後に、座面と背もたれ部分のビス止めした穴を隠すために、
木栓で埋めて、表面を再塗装して終了となります。
尚、この折り畳み椅子は、okwoodさんのご理解を得て製作しております。
okwoodさんのブログはこちら。
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