福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

子供と母性

2010-11-05 22:09:55 | 日記
3歳の娘の通う幼稚園の秋の遠足に参加してみた。


家では甘えん坊、ダダをこねて親を困らせてくれる大事な存在です。

幼稚園では、負けん気が強く、男の子の真似をしたがるたくましい一面があるようです。

でも、やはり年少さん。お兄ちゃん、お姉ちゃんに甘えています。


今日は年長さんのお姉ちゃんにお菓子をおねだりしていました。

年少さんの特権でしょうか、年上に甘えてもいいと思っているようです。

お姉ちゃんは、さすがですね、小さな子にはやさしく面倒見が良いです。


年少、年中、年長の三学年ある幼稚園の世界では、それぞれの役割がちゃんとあるようで、

うちの子はしっかりと、年中さんと年長さんの母性を発揮させるというお役目を果たしているようです。


うまく出来ているなあーと関心しながらも、甘えん坊のままで大きくなるなよーと、ちょっと心配したりして・・・


しかし、幼稚園児といえども、特に年長さんは、目を見張るほどの母性を発揮しています。

その母性の表現が、純真で、そのままの素というか、ストレートなのにはちょっと感動するものがあります。

複雑な大人の社会から見ると別世界、別次元のようにも見えてしまうことにハッとさせられます。

無垢な社会の本来の姿とはこういうものなんだろうなーと・・・。


なーんて考えながら、一人芝生の上で子供たちの遊ぶ姿を見ていたら、年中さんの男の子が一人テクテクとやってきて・・・

「怪我した」と、擦り傷と切り傷を見せてくれました。

え? 

一瞬戸惑ってしまいました。

何で先生の所へ行かずに、見ず知らずのおじちゃん(少なくとも私は今まで一度も会話したことが無い)の所にくるのだろう?

周りを見ると先生は遠くの方で園児たちと一生懸命遊んでおり、ここで対応できるのはおじちゃんだけだ。


そういえば、先生の持ってきていた救急セットがあるはずだ、と近くを探してみるとあった!

これで治療が出来る。

四苦八苦しながら消毒液で傷口を洗い流し、ガーゼで汚れをふき取り、絆創膏を張ってあげた。

男の子は治療中、痛いであろうにも痛いとの一言も言わずに耐え忍んでいました。

偉いぞ男の子!

その後、傷口をかばいながら遊びに行くが、暫くして再びおじちゃんのところへ来た。

今度はどうした?と思って様子を見ていると水筒のお茶を飲もうとしているが、どうも空っぽのようで困っている。

お茶ではないが、娘の水筒に少し水が残っているのを思いだし、男の子にあげる。

嬉しそうに飲む男の子。

それを見ておじちゃんも嬉しい。

ふと、あっ、これも母性ではないか!

今、おじちゃんは、この男の子によって母性を発露させられているではないか・・・。

子供は凄い!

恐れ入りました。








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