福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

雇い実

2011-03-16 22:21:10 | 日記

雇い実

やといざね と読みます。

主に、板材を剥ぎ合わせていく加工方法です。


溝を掘り ↓





その溝に雇い実(木片)を入れて接合します ↓





板と板を繋ぎ合わせていく方法はいろいろとあるようですが、

今のところ、私はこの方法がしっくりときます。


この写真は本棚の棚板となる加工をしているところです。

このような加工により、幅広い板(テーブルなど)を作ることが出来ます。


凸凹の形状での実(さね)加工もあります。

これは無垢の木のフローリングや内壁の板材によく使われています。

この方法の場合、凸の切り欠き部分により、板幅が狭くなってしまうので、

板材を最大限に有効利用する場合はやはり雇い実が良いです。

緩過ぎず、きつ過ぎず、丁度良く調整します。



・・・ 二つのものを一つで繋ぐ ・・・


天と地を繋ぐものは人間だそうです。

その人間が正しく生きるのは重要。

世の中、世界のバランスをとっている、もしくは、鎹(かすがい)の役割があるとも言えます。

今、良心のままに一生懸命に生きることが求められていると思います。

緩んでいては天と地が裂けてしまいます。


出先でテレビを見ました。

お笑い系のバラエティー番組がやっていました。

大変な犠牲者が出ており、未だに救出されない数多くの方がいます。

この状況下での放送はどうかと思います。


今出来ることに打ち込んでいますが、なんだか落ち着きません。

もっと出来ることがあると思います。






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