大連市「広く市民感動」実習生救った佐藤さんに
【大連】中国遼寧省大連市トップの夏徳仁共産党委員会書記は26日、丹羽宇一郎・駐中国大使と大連で会談、東日本大震災で中国人技能実習生20人を高台に避難させた後、自らは死亡した宮城県女川町の水産加工会社専務、佐藤充さん(55)について、「広く市民が感動している。中日友好の証しだ」と称賛した。
佐藤さんの家族と会社を支援するための基金が大連で設置されたことも明らかにした。
夏書記は、また、部品の供給が止まるなど震災の影響が出ている大連の日系企業について、「できる限り支援をしたい」と表明。丹羽大使は、日本から輸出される農産品をめぐり「風評に惑わされず、科学的、合理的に判断してほしい」と要請した。
[ 2011年4月27日17時37分 ]