木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ひょっとしてクロツバメシジミ?!

2024-07-22 07:49:10 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 17.5℃  昨日の最高気温 29.3℃  
木曽町新開     午前7時の気温 20.0℃    今朝の天気 晴れ

開田高原
木曽馬の里で
ヒメシジミを
撮影しながら
歩いていたときのこと
毛色の違った
シジミチョウが
飛んでいたので
追いかけた。

とまった所に
近づいて
しゃがみ込むと
尾状突起がある。


もしかして
クロツバメシジミ!
開田高原にも
いるの?


とまると
翅を開くので
なかなか
翅裏を
見せてくれない。


何度か
追いかけて
ようやく
翅裏を
見せてくれた。


確か
クロツバメシジミの
翅裏の黒い斑点は
もう少し
大きかったような?!


なにせ小さな蝶
遠目からの観察では
はっきりしない。

念のためと思い
追いかけて
何枚も写す。

家に帰ってから
画像を拡大して
確認するも
残念ながら
普通の
ツバメシジミの
♀でした。


ウラギンヒョウモン

2024-07-16 07:38:46 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 17.4℃  昨日の最高気温 23.2℃  
木曽町新開     午前7時の気温 17.5℃    今朝の天気 雨

梅雨の晴れ間に
木曽馬の里周辺を
歩いた。

相変わらず
鳥の鳴き声は
聞こえるが
姿は見えない。

アザミの花に
ヒョウモンチョウが
止まっていた。


ヒョウモンチョウの仲間は
動いていると
とても
同定が難しいし
苦手である。


翅裏の模様から
ウラギンヒョウモン
らしいと
見当はつく。


これから
暑くなると
開田高原も
ヒョウモンチョウの数が
うんと減る。


まだまだ
開田高原は
涼しいので
夏眠に入らないのかな?

近づいて
撮影しても
逃げないので
花用のカメラ
TG-6を取り出し
接写で撮り始めた。


体のすぐそばまで
カメラを近づけると
さすがに
飛び去るが
すぐに戻って来る
人懐っこい蝶だ。


さんざん
遊んでもらって
写真も撮りまくり
散歩帰りに見ると
まだ同じあたりで
飛び回っていた。












ヒメシジミ 今年も出会えました

2024-07-13 07:18:13 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 12.8℃  昨日の最高気温 19.5℃
木曽町新開     午前7時の気温 15.0℃    今朝の天気 曇り

雨の合い間
鳥狙いではなく
蝶狙いで歩いた。

この時期
開田高原の草地で
ひらひら飛ぶ
ヒメシジミに
出会うため。

ムラサキツメクサや
ヒメジョンが咲く農道
草むらに
目を凝らすと
ヒメシジミが
見つかります。


花にとまって
蜜を吸っていたり
花から花へと
飛んでいたり
目を凝らさないと
分からないほど
小さい蝶です。


とまると
すぐ翅を広げ
その美しさを
披露してくれます。


美しいのは
オスだけ
茶色っぽい翅のメスは
まだ少ないようです。


幼虫の食草は
ヨモギやアザミ
イタドリ
チダケザシなど
食性は広い。


これらが
生えている場所は
開田高原に多いが
ヒメシジミが
見られる場所は
局地的で
限られている。


毎年
この時期
ヒメシジミを
撮影していますが
数が減っている
地域もあるとか。


これからも
ずっと
開田高原で
見られますように!










追いかけてぇ~ 追いかけてぇ~ 

2024-06-26 08:41:03 | 昆虫など

大阪アメダス   今朝の最低気温 23.7℃ 昨日の最高気温 28.2℃ 天気 曇り
開田高原アメダス 今朝の最低気温 14.8℃ 昨日の最高気温 24.4℃

蝶の投稿は
いつぶりだろう?
木曽で
ウスバシロチョウを
撮って以来?!

治水緑地を
歩いていると
たくさんの
モンキチョウに
出会う。


めったに
カメラを
向けないが
この日は
鳥に出会えず
モンキチョウを
撮った。


モンキチョウは
翅の黄色いのがオス
メスには白型と
黄色型がいる。

とまっているメスに
結婚して!
と猛アピールしていたオスが
飛び上がった途端
メスが追いかけ始めた。


待って!
行かないで!
と言っているか
どうかは分からないが
追いかけて行く。


その様子が
面白いので
ついつい
シャッターを
押し続けてしまった。

高く飛んだり
低く飛んだり
必死に
振り切ろうとするオス。


結構な時間
追いかけっこは
続いた。


そこに
別のオスが
飛び込んできて
あっさりと
幕切れ。


恋が成就したか
どうかは
定かではない。












ウスバシロチョウ ユニークな一生

2024-06-04 10:34:24 | 昆虫など

大阪アメダス   今朝の最低気温 16.3℃ 昨日の最高気温 26.1℃ 天気 晴れ
開田高原アメダス 今朝の最低気温  5.1℃ 昨日の最高気温 16.8度

昨日
まだ明るいうちに
大阪に戻りました
もうしばらく
開田からの
ブログです。



家の周りを
ふわふわと
白い蝶が
舞っています。

ギフチョウの
シーズンが終わり
寂しくなった
開田高原
野鳥の森でも
この白い蝶
ウスバシロチョウが
優雅に
飛び回っています。

シロチョウと
名前が付きますが
立派な
アゲハチョウの仲間。


幼虫は
ムラサキケマンを
食べています。


ウスバシロチョウの
一生は
なかなか
ユニークです。

交尾したメスが
卵を産むのは
ムラサキケマンではなく
近くの枯れ枝に
産み付けます。


卵を産み付けるころ
ムラサキケマンは
ほとんど
地上から
姿を消しています。


卵は
夏を越し
冬を越し
ムラサキケマンが
芽生えてくる
翌年の春先になって
ようやく孵化します。


卵の状態で
約9か月間も
過ごすことになります。


生まれたての幼虫は
まず最初に
餌である食草を
探し回ります。


見つけた
食草には
とどまらず
近くの枯葉などに
隠れて生活します。


芽生えたばかりの
ムラサキケマンを
もりもり食べて
短時間で
蛹になります。


蛹になる場所も
食草ではなく
近くの枯葉などで
蛾のように
繭を作って
その中で
蛹化します。


よくよく
食草の
ムラサキケマンに
縁のない生活を
していますね!


という訳で
自然界では
卵も幼虫も蛹も
見つけることが
とても難しい
蝶と言うことになります。

(雌の受胎嚢)

唯一
目にすることができる
成虫が
今飛び回っているのです。





アズマヒキガエル 小さな森の池で

2024-04-26 09:51:43 | 昆虫など

大阪アメダス   今朝の最低気温  14.5℃ 昨日の最高気温 23.5℃ 天気 晴れ
開田高原アメダス 今朝の最低気温 -0.4℃ 昨日の最高気温 14.9℃ 

開田高原の森を
歩いているとき
グワァ グウッと
カエルの鳴き声が
聞こえて来た。

声のする方へ
枯草の中を
かき分けていくと
水たまり?
池に出た。

瞬間
大きなカエルが
水の中に沈んだ。


多分
アズマヒキガエルの
雄だと思う。

呼吸するため
顔出すと思って
少し待っていると
雌に抱き着いて
顔を出した。


この時期は
カエルたちの
恋の季節
産卵の時期なのだ。


カエルの交尾は
抱接と言って
雄が雌に抱きついて
産んだ卵に
放精する
体外受精なのだ。

テレビなどで
見かける
鮭の産卵シーンと
同じである。

産卵シーンを!
と思ったが
近づけないため
諦めた。

翌日
見に行くと
顔を出している
カエルのまわりは
卵だらけ。


細長い紐状の
寒天質の卵で
卵嚢と呼ぶそうだ。


2000粒以上産むと
言われているので
この小さな池は
オタマジャクシだらけに
なりそうだ。


多分
アズマヒキガエルだと
思っていますが
間違っていたら
ご指摘ください。




スジボソヤマキチョウの産卵

2024-04-25 06:59:12 | 昆虫など

大阪アメダス   今朝の最低気温 14.7℃ 昨日の最高気温 24.9℃ 天気 晴れ
開田高原アメダス 今朝の最低気温  9.3℃ 昨日の最高気温 13.0℃ 



開田高原の森を
歩いていると
冬眠から
目覚めた
スジボソヤマキチョウが
お天気の良い日には
飛び回っています。

このチョウは
成虫で越冬し
翌年の今頃
卵を産みます。

卵を産み付ける
植物は
クロウメモドキ。

雄がしつこく
雌を追いかけている
場面に出くわした。


ほとんどの
雌は昨年秋に
交尾済みのはずですが
どうやら
雄の求愛行動の様。


雌が止まって
雌は腹部を
持ち上げて
交尾拒否の
姿勢をしています。

雄が諦めて
飛び去った後
細い木の枝に
Touch-and-goを
繰り返し始めました。

幼虫の食草
クロウメモドキを
探しているようです。


腹部をグッと曲げ
膨らみ始めた
冬芽近くに
産卵しています。


産む瞬間を
とらえたくて
何枚も
シャッターを切りますが
その瞬間は
写せません。


飛び去ったあと
枝を確認すると
ロケット型の
真珠色の卵が
産み付けられています。


もうすぐ
冬芽が芽吹くと
それに合わせるように
孵化します。


通院のため
コメント欄を
閉じています。



オオムラサキの幼虫 冬眠中です

2023-11-10 08:22:45 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 2.4℃  昨日の最高気温 15.2℃
木曽町新開     午前7時の気温 7.0℃  今朝の天気   雨

オオムラサキの幼虫が
我が家の
エノキの根元で
冬眠中です。

氷点下の朝を
迎えるようになって
エノキの葉も
半分以上
散ってしまいました。


今年は
どれくらいの幼虫が
冬眠しているのか
調べてみました。

夏の間
エノキの葉を食べて
成長した幼虫は
秋になると
幹を伝って
根元に下りて
落ち葉の裏で
冬眠します。


丁寧に
落ち葉を
めくってみると
ナメクジ型の幼虫が
落ち葉の裏に
しっかりと
張り付いています。


夏の間
緑色だった幼虫は
落ち葉と同じ色なので
うっかりすると
見逃してしまいます。


数えると
合計21頭の幼虫が
見つかりました
去年の
倍ほどの数です。


数を確認し
写真を撮って
元のように
根元に戻し
厚めに落ち葉を
かけておきました。


来年4月過ぎまで
凍てつく木曽の冬を
無事乗り切って
ほしいものです。




優雅に飛ぶ蝶 アサギマダラの秘密

2023-10-08 07:33:56 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 2.3℃  昨日の最高気温 13.6℃
木曽町新開     午前7時の気温 5.0℃  今朝の天気   曇り

今日も
アサギマダラです
飽きずに
お付き合いください。

木曽に来た
次の日をピークに
フジバカマに
やってくる
アサギマダラの数は
急激に
少なくなっています。

アサギマダラと言えば
ゆっくり
ふわりふわりと
優雅に舞うように
飛んでいます。


鳥などに
捕食されることが
ほとんどないと
言われています。


それは
体内に毒を
持っているからです。

幼虫の時に食べる
ガガイモ科の
キジョランの葉や
成虫になって吸う
フジバカマや
ヒヨドリバナの
花の蜜には
アルカロイドという
毒成分が含まれています。


チョウの捕食者
最大の天敵は
鳥です。


アサギマダラを
誤って食べた鳥は
嘔吐するようです。


学習した鳥は
二度と食べないと
言われています
もちろん
人が触っても何ら
問題はありません。


ふわりふわり飛ぶ
チョウと言えば
他にご存じでしょうか?


ジャコウアゲハも
優雅に飛んでいますね
幼虫は
ウマノスズクサの葉を
食べます。


また
ウスバシロチョウも
ゆっくり飛びます
幼虫の餌は
ムラサキケマンです。


放蝶園などで
滑空するように
ゆるやかに飛ぶ
オオゴマダラの幼虫は
キョウチクトウ科の
ホウライカガミを
食べています。

これらの
チョウの食草は
どれも
アルカロイドなど
有毒成分を含んでいます。


優雅に飛ぶ
チョウたちには
ちゃんと
理由があったわけです。


体内に毒をためて
天敵から
身を守っていると
いう訳です。





アサギマダラとフジバカマ

2023-10-05 07:36:40 | 昆虫など

開田高原アメダス  今朝の最低気温 11.6℃  昨日の最高気温 14.5℃
木曽町新開     午前7時の気温 11.5℃  今朝の天気   曇り

フジバカマと言えば
秋の七草が
思い浮かぶかも
しれません。

この時期
チョウ好きの人は
アサギマダラです。

私も秋になると
いの一番に
アサギマダラが
思い浮かびます。


アサギマダラは
どうして
フジバカマに
集まるのでしょう?!


アサギマダラは
フジバカマや
ヒヨドリバナに含まれる
ピロリジジンアルカロイド
と言う成分を
摂取するため
蜜を吸っています。


ピロリジジンアルカロイド
以降アルカロイドと言いますが
アルカロイドは
オスがメスを誘う
フェロモンを
作るのに
なくてはならない
物質なのです。


このアルカロイドを
摂取しなかったオスは
交尾しなかったと言う
研究結果も
あるくらいです。


アサギマダラは
フジバカマが好き!
と言うだけでなく
子孫を残すために
とても重要な
植物と言う訳です。


我が家の
フジバカマに
やってくる
アサギマダラに
オスが多いのも
納得です。


ちなみに
アサギマダラの
オスの見分け方は
オスの後翅の端に
黒っぽい
性標があります。


オスは
この性標に
性フェ ロモンを
蓄えています。


アサギマダラが
続きましたので
コメント欄
閉じています。