ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

亘理、南三陸両町の仮設住宅へPC(ネット環境)を設置してきました!

2011-10-10 07:52:36 | 活動報告
 ふんばろうのPCプロジェクトは企業から譲り受けた中古PCを仮設住宅のコミュニティースペースへ設置し、ネット環境の整備から派生するさまざまなアクションを構想しています。
 例えば、買い物弱者→ネットショッピング、行政への書類申請→事前確認、遠隔医療など→スカイプなどなど。しっかりした使い方を身につければ、その汎用性は大きく広がります。

 7日には亘理町、8日は南三陸町の計6カ所の応急仮設住宅へのPC設置に、多くの宮城支部メンバーも参加しました。
▽中古PCを仮設集会所に配備 支援団体がプロジェクト(河北新報10/8)
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111008t13026.htm
 初期設定の確認不足などによりだいぶ手こずりましたが、株式会社ヤフーから提供を受けた機器を接続して、仮設住宅のコミュニティースペースへネット環境が整備されました。
 最後にうかがったところはすでに午後8時を越えてしまい、「(設定を)ほかの日にしますか…」と連絡をしたところ、「遅くなっても待っているので早く設置してほしい」という返事。携帯電話(スマホ)でもそれなりにことが足りているとは言え、大きなモニターを眺めながらさまざまな情報に触れたり、文書や表計算のソフトでいろいろなものを作成したいというニーズは高いと感じました。

 ネット環境の維持には月々の通信費用が生じるため、自治会がその費用を捻出することが前提となります。また、PCを置ける共有スペースがあるといった条件が整っている集会所を中心に順次設置する予定。設置要望などの連絡先は、ふんばろう東日本日本支援プロジェクト(0570)064439。

 PCは「魔法の箱」ですが、使われなければ「ただの箱」。比較的高齢の方が多い避難所などでは、その使い方やトラブルが生じたときのメンテナンスも含めて、サポート体制が必要になってきます。このサポート体制に新たな雇用が生まれないか—と期待しているところです。(こせきかつや)