ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

少しずつでも前へ向かって進んでほしい/ふんばろう宮城PJ今年の「3.11」

2018-04-07 16:58:35 | 活動報告
 東日本大震災から7年。

 被災地では8年目に入りますが、被災された方々の格差は広がるばかり。特に高齢者がポツンと置いて行かれているように感じてなりません。宮城県内で9540人(4/7現在)の命を奪った東日本大震災。いまだに1223人が行方不明として家族のもとへ帰れていませんが、少しずつでも前へ向かって進んでいってほしいと願います。私たちふんばろう宮城プロジェクトの「3.11」を紹介します。

▽「3.11なとり・閖上追悼イベント」でボランティアへ豚汁の炊き出しをしました
 今年も名取市役所を会場に、全国から寄せられた絵灯篭を並べた追悼キャンドルイベントを手伝うボランティア150人へ豚汁を提供してきました。毎年、県外から手伝いにきてくれるボランティアの方や日曜日ということもあって学生ボランティアの姿も多くみられました。
実行委員会代表の佐々木悠輔さんは「毎年絵灯篭を送ってくれる全国の支援者に感謝したい。名取、閖上地区も復興の兆しが見えてきたが、まだ道半ば。このような活動を続けてまち全体を元気にしていきたい」と語ってくれました。






▽「HOPE for project2018」では炊き出しとチャリティー活動の手伝いに奔走
 仙台市若林区にある荒浜小学校(仙台市震災遺構)の同窓生たちが毎年行っているこのイベントへ携わってから4年になります。バルーンリリースと追悼コンサートに今年も地元の方など約1000人の方が訪れました。






 当プロジェクトは発足時に「プレハブ仮設住宅がなくなるまで活動を続けよう」という方針を掲げました。災害公営住宅の建設が進むなか、石巻市や気仙沼市ではプレハブ仮設の居住期限の延長が繰り返されています。また、プレハブ仮設の再集約などで地域のコミュニティーを根付かせるには、まだまだ時間がかかりそうです。
 これからのボランティア活動のあり方を自問自答しながら、今しばらく「3.11」と関わっていこうと思います。(こせきかつや)