ふんばろう東日本支援プロジェクトの代表を務める西條剛央(早稲田大学院講師)が、「人を助けるすんごい仕組み」(ダイヤモンド社)を発行します。いよいよ明後日から書店に並ぶことになりました。
以下に担当編集者・寺田さんが書いた“熱い”メッセージともくじを転載させていただきます。
<担当編集者からのメッセージ>
「西條さんの完全な原稿を書ききっていただいたところで、ガツンと読ませてください。五月雨式ではなく、一気に!その面でも、1月4日に、完全原稿(このまま修正なしでゲラにできるレベルの原稿です!)をいただけますでしょうか。これをすぎると、2月16日配本(2月10日見本)は絶望的になりますので、どうかこのリミットだけは厳守、本当に厳守!お願いします!
1月4日にいただきしだい、すぐに原稿整理に入ります!ページ数は、200p前後でよいと思います。あまり厚過ぎると、広がりがでません。このページくらいで、ぜひとも思います!お願いした通り、体験談や日記だけでは売れませんので、ぜひともこれを今後の東京直下型、富士山大爆発などの日本を揺るがす有事にも適用可能なモデル、世界の有事に使えるモデルという、再現性の技術面、ノウハウ面の担保をノンフィクションのなかで、行政などとの「葛藤」もいかして、描ききってください。
胆力をつかって死ぬ気で書いてください!よろしくお願いします!!!!
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これは、私が著者の西條剛央さんへ向けて年末12月27日に送ったメールです。ここで初めて公開します。
この時点では原稿の4割も完成していませんでした。私も必死でメールを打った記憶があります。のちのち著者から「寺田さんが死ぬ気で書いてください、とあったので死ぬ気で書きました。白髪って増えるんじゃなくて、『なる』んですね!」と言われました(笑)。
その言葉どおり、著者が「死ぬ気」で書いた本です!
そのため、予定を大幅にオーバーして320pになりましたが、それだけのクオリティに仕上がった自信があります。震災本であって震災本でない。本書の意義は、今後の有事の際に使える提言と仕組みをしっかり提示することを主眼に置いて編集しました。
私も本書で98作目を迎えますが、著者はまさにあの「ガンダム」で言う、ニュータイプ、かもしれません(笑)。本業は「構造構成主義」を専門とする早大大学院(MBA)で心理学、哲学を教える学者さんですが〜。
本書のゲラを読まれた業界でも有名な書店員さんからは、「寺田さんのこれまでの担当本で最も心を揺さぶる内容でした。何かしたくても動けない人に、動くきっかけを与える力があるかもしれないという大きな期待を感じました。熱くなりました!ありがとうございます!手紙を書いて伝えたくなるほどです!」、「仕事の合間に、ふと、目に留まって読み始めたのだが、止まらなくなる。また、涙も止まらなくなる。まだ途中だけれども、多くの人に届けなければならない本なのだと、直感的に思った。この本を通して、多くの人が、あの日の自分を振り返るべきだと思った」、
「あくまでもビジネス書に軸足を置きながら、安易なノウハウに走らず、ビジネスも社会生活のひとつなんだよ、という寺田さんの強いメッセージを感じました。と同時に、西條さんの感傷的にならずに前を向く力が強く伝わり、読後に余韻が強く残りました。今後の復興に具体的につながる意味でも、また社会のいろいろな場面で活用できる組織論としても長く売っていきたい書籍だと感じました」、「震災回顧ではなく、ある未来指向の一冊として、多くの方に関心をもっていただきたい、と思っています。夜中に一気読みしてしまったのですが、西條さんや『さかなのみうら』さんなど、周囲の方々のエネルギーのなせる業だったかな、と思っています。考えさせるけど、スピードのある本ですよね!」と評されました。
私が著者からの生原稿を最後まで読んだとき、鳥肌がたち、しばし呆然としました。このような作品を努力してがんばってもできるものではない。きっとこれは神様からのGIFTではないかと。
それは、私自身、親戚の多くが宮城や岩手にいること。そして著者自身が仙台出身でこの震災でおじ様を亡くされていること……もろもろ引き寄せの法則があったのかもしれませんが、私の98作目はかつてない感覚を受けています。98作目で初めての感覚ですから確率としては1%に近い本だといえます。
ぜひとも、ご一読いただきまして、いまこそ本当に読まれるべきだ、ぜひあの人にも読んでほしい、と思われましたら、ぜひ行動に移していただくよう切にお願いいたします。
本書の著者印税全額とダイヤモンド社売上の一部を、著者が代表を務める「ふんばろう東日本支援プロジェクト」をはじめとする復興支援活動に寄付させていただきます。私も全額チャリティ本は生涯初でこれからどのくらいあるかわかりませんが、ふるさと東北で苦しんでいる方々のために、本書を一人でも多くの方に読んでいただくことで、微力ながらお手伝いしていきたいと思っています。
一人ひとりの小さな行動が大きな架け橋となり、絆に変わります。
どうぞよろしくお願いいたします。
<もくじ>人を助けるすんごい仕組み
——ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか
【第1章】絶望と希望のあいだ——南三陸町レポート.
【第2章】「ふんばろう東日本」の拡大とインフラとしてのツイッター、ユーストリーム、フェイスブック
【第3章】「重機免許取得プロジェクト」——陸前高田市消防団と志津川高校避難所
【第4章】半壊地域の苦境と「家電プロジェクト」の立ち上げ
【第5章】「ほぼ日」と糸井重里——「西條剛央の、すんごいアイディア。」外伝
【第6章】多数のプロジェクトをどのように運営していったのか?
【第7章】「一戦必勝」を実現する組織づくりの秘訣
【第8章】ポスト3・11に向けた人を助ける仕組みと提言
【おわりに】僕の声が君に届けば
人を助けるすんごい仕組み——ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか-西條剛央
以下に担当編集者・寺田さんが書いた“熱い”メッセージともくじを転載させていただきます。
<担当編集者からのメッセージ>
「西條さんの完全な原稿を書ききっていただいたところで、ガツンと読ませてください。五月雨式ではなく、一気に!その面でも、1月4日に、完全原稿(このまま修正なしでゲラにできるレベルの原稿です!)をいただけますでしょうか。これをすぎると、2月16日配本(2月10日見本)は絶望的になりますので、どうかこのリミットだけは厳守、本当に厳守!お願いします!
1月4日にいただきしだい、すぐに原稿整理に入ります!ページ数は、200p前後でよいと思います。あまり厚過ぎると、広がりがでません。このページくらいで、ぜひとも思います!お願いした通り、体験談や日記だけでは売れませんので、ぜひともこれを今後の東京直下型、富士山大爆発などの日本を揺るがす有事にも適用可能なモデル、世界の有事に使えるモデルという、再現性の技術面、ノウハウ面の担保をノンフィクションのなかで、行政などとの「葛藤」もいかして、描ききってください。
胆力をつかって死ぬ気で書いてください!よろしくお願いします!!!!
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これは、私が著者の西條剛央さんへ向けて年末12月27日に送ったメールです。ここで初めて公開します。
この時点では原稿の4割も完成していませんでした。私も必死でメールを打った記憶があります。のちのち著者から「寺田さんが死ぬ気で書いてください、とあったので死ぬ気で書きました。白髪って増えるんじゃなくて、『なる』んですね!」と言われました(笑)。
その言葉どおり、著者が「死ぬ気」で書いた本です!
そのため、予定を大幅にオーバーして320pになりましたが、それだけのクオリティに仕上がった自信があります。震災本であって震災本でない。本書の意義は、今後の有事の際に使える提言と仕組みをしっかり提示することを主眼に置いて編集しました。
私も本書で98作目を迎えますが、著者はまさにあの「ガンダム」で言う、ニュータイプ、かもしれません(笑)。本業は「構造構成主義」を専門とする早大大学院(MBA)で心理学、哲学を教える学者さんですが〜。
本書のゲラを読まれた業界でも有名な書店員さんからは、「寺田さんのこれまでの担当本で最も心を揺さぶる内容でした。何かしたくても動けない人に、動くきっかけを与える力があるかもしれないという大きな期待を感じました。熱くなりました!ありがとうございます!手紙を書いて伝えたくなるほどです!」、「仕事の合間に、ふと、目に留まって読み始めたのだが、止まらなくなる。また、涙も止まらなくなる。まだ途中だけれども、多くの人に届けなければならない本なのだと、直感的に思った。この本を通して、多くの人が、あの日の自分を振り返るべきだと思った」、
「あくまでもビジネス書に軸足を置きながら、安易なノウハウに走らず、ビジネスも社会生活のひとつなんだよ、という寺田さんの強いメッセージを感じました。と同時に、西條さんの感傷的にならずに前を向く力が強く伝わり、読後に余韻が強く残りました。今後の復興に具体的につながる意味でも、また社会のいろいろな場面で活用できる組織論としても長く売っていきたい書籍だと感じました」、「震災回顧ではなく、ある未来指向の一冊として、多くの方に関心をもっていただきたい、と思っています。夜中に一気読みしてしまったのですが、西條さんや『さかなのみうら』さんなど、周囲の方々のエネルギーのなせる業だったかな、と思っています。考えさせるけど、スピードのある本ですよね!」と評されました。
私が著者からの生原稿を最後まで読んだとき、鳥肌がたち、しばし呆然としました。このような作品を努力してがんばってもできるものではない。きっとこれは神様からのGIFTではないかと。
それは、私自身、親戚の多くが宮城や岩手にいること。そして著者自身が仙台出身でこの震災でおじ様を亡くされていること……もろもろ引き寄せの法則があったのかもしれませんが、私の98作目はかつてない感覚を受けています。98作目で初めての感覚ですから確率としては1%に近い本だといえます。
ぜひとも、ご一読いただきまして、いまこそ本当に読まれるべきだ、ぜひあの人にも読んでほしい、と思われましたら、ぜひ行動に移していただくよう切にお願いいたします。
本書の著者印税全額とダイヤモンド社売上の一部を、著者が代表を務める「ふんばろう東日本支援プロジェクト」をはじめとする復興支援活動に寄付させていただきます。私も全額チャリティ本は生涯初でこれからどのくらいあるかわかりませんが、ふるさと東北で苦しんでいる方々のために、本書を一人でも多くの方に読んでいただくことで、微力ながらお手伝いしていきたいと思っています。
一人ひとりの小さな行動が大きな架け橋となり、絆に変わります。
どうぞよろしくお願いいたします。
<もくじ>人を助けるすんごい仕組み
——ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか
【第1章】絶望と希望のあいだ——南三陸町レポート.
【第2章】「ふんばろう東日本」の拡大とインフラとしてのツイッター、ユーストリーム、フェイスブック
【第3章】「重機免許取得プロジェクト」——陸前高田市消防団と志津川高校避難所
【第4章】半壊地域の苦境と「家電プロジェクト」の立ち上げ
【第5章】「ほぼ日」と糸井重里——「西條剛央の、すんごいアイディア。」外伝
【第6章】多数のプロジェクトをどのように運営していったのか?
【第7章】「一戦必勝」を実現する組織づくりの秘訣
【第8章】ポスト3・11に向けた人を助ける仕組みと提言
【おわりに】僕の声が君に届けば
人を助けるすんごい仕組み——ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか-西條剛央
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