ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

「マー姉ちゃん」が突然の訪問…。 人とのつながりは国境を越えた!

2011-11-21 23:46:15 | 活動報告
 FM大阪DJ・RIOさんからの紹介で知り合ったイギリスのロックバンド「FEEDER」のベーシスト、タカ ヒロセさんたちと17日、南三陸町歌津地区と石巻市へ支援物資を届けてきました。
 FEEDERとしてデビューする前、中日新聞ロンドン支局勤務という経歴を持つタカさん。年齢も同じということでとても興味を持ち、国境を越えた“つながり”を実感しつつ、早く会いたいという気持ちが膨らみました。
 また、FEEDERとしても東日本大震災支援のチャリティーシングル「SIDE BY SIDE / FEEDER」を発表し、英赤十字社の日本津波募金(Japan Tsunami Appeal)に全額寄付する活動もしています。
購入方法:オフィシャルサイト http://www.feederweb.com/よりダウンロード。価格:£ 0.79(約109円)

 タカさんとは何度かメールでのやりとりをさせていただき、「ぜひ宮城の被災地へ行きたい」という彼の思いを実現することができました。それも普通では考えられない展開に…。
 ナント、女優の熊谷真実さんも同行することになったのです。タカさんと真実さんはツイッターつながりで「(震災後)いつか宮城を訪れたい」と思っていたそうです。前日に仙台市内で行われた舞台「女の人差し指」を終えた真実さんもスケジュールを調整され、同行が実現したというわけです。
 真実さんのマネージャー・矢島恵美子さんを含む4人を乗せた私のポンコツ車は、南三陸町にある韮の浜仮設住宅へ。
 
※左から、小野寺さんご夫婦、タカさん、真実さん
 旧歌津町にある韮の浜仮設住宅では、広島県福山市で新聞販売店を営む、吾川茂喜さん(中国新聞深津北販売所)から「ぜひ被災地へ」と送っていただいた電気ストーブを届けました。ふんばろうの避難所登録をされている小野寺さん(80歳)宅です。
 「お茶っこ飲んでいがいん」と部屋の中へ入れていただき、地震直後の様子などいろいろな話を聞かせていただきました。真実さんを見て「どっかで見だごどのある顔だなぁや」と小野寺さん。「マー姉ちゃんだよ」と答える真実さん。みんなで四畳半部屋のコタツを囲み、ミカンをいただきながら談笑が続きました。

 ホテル観洋さんで昼食を取り、4人は津波によって全児童の7割が犠牲になった大川小学校(石巻市河北町)を訪れ、手を合わせてきました。その後、大川小児童が通っている飯野川第一小学校へ徳島県のダンススクール「WITH」からお預かりした音楽CDや義援金を届けました。

※徳島新聞(11/10付)に掲載された「WITH」の取り組み
 児童へ直接お渡ししたかったのですが、マスコミの取材攻勢で精神的にも疲弊している児童たちとの面会は難しく、遠目から見ることしかできませんでした。支援物資は23人の児童と遺族の会へ渡していただくよう同校の近藤和夫先生にお願いしてきました。

 9時から17時30分までみっちりのスケジュールでしたが、タカさんも真実さんからは「また訪れたいと思います。ふんばろうのこと応援しますね!」と言っていただきました。
※タカさんは、17日夜にDate fm(エフエム仙台)の番組2本に出演され、「ふんばろう」のことを紹介してくれました!

 被災地への支援については、物資支援から就労、学習、情報通信などの支援へと変化しています。東日本大震災のことを「忘れない」、マスコミには取りあげられることのない現地の状況を「伝える」ことが大切だと思っています。タカさんや真実さんにも被災地を「忘れない」、「伝える」ことをツイッターや個人のブログで発信してほしい—とお願いしました。(こせきかつや)

追記:熊谷真実さんのオフィシャルブログ「熊谷さん家」
http://ameblo.jp/kumagaimami/day-20111120.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿