東日本大震災では一時的にライフラインが寸断され、情報収集に大いに役立ったメディアとして新聞(宅配)やツイッターなどのソーシャルメディアに加え、ラジオが脚光を浴びました。震災以降、臨時災害FM局が立ち上がり、現在も地域住民の情報源として活躍しています。
東日本大震災の被災地で始まった臨時災害FM局の多くが免許の有効期間の2カ月を超えても放送を続けています。被災地では復旧作業が長期化して避難生活を続ける人も多く、細かな生活情報を伝えるメディアとして注目されています。
「東日本大震災の災害FM、長期放送へ」(神戸新聞 2011/05/31付)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004123896.shtml

「一度、訪れてみたい」と思っていた亘理町の臨時災害ラジオ局「FMあおぞら」(79.2MHz)へ先週23日に亘理町仮設住宅へ支援物資を届ける際に表敬訪問をさせていただきました。亘理町役場敷地内にあるプレハブ建ての放送局に入ると明るいスタッフの方々が出迎えてくれました。こんな元気な方々は発信する番組ならさぞ楽しい番組を発信さえているのだろうと伝わってきます。
FMあおぞらは震災から13日後の3月24日に開局し、1日6回(8時、10時、12時、14時、16時、18時)亘理地区のさまざまな情報を伝えています。現在、番組編成やDJなど約15人のボランティアで運営し、常に町民目線で情報発信を行っています。最近は復興イベントが多く取材スタッフも大忙しなのだとか。対応していただいた放送担当総合サブチーフの西垣裕子さん(写真)は「毎朝8時の放送で河北新報の記事を何本か読ませていただいています」とのこと。放送局の中には番組で読まれた紙面スクラップや応援メッセージが書かれた色紙がところ狭しと掲示してありました。

その亘理町役場で待ち合わせたのが、亘理町在住の木村一行さん(みんなでつくる新しくて、楽しいコミュニケーションづくり・写真中央)と、8月にも支援物資を運んできていただいた東京都東久留米市で障がい者施設を運営されている「どんぐりの家」の国井伸寛さん(写真左)。国井さんは今回も2トントラック満載に支援物資を届けていただきました。その支援物資は木村さんたちが10月15日に催すバザーへ提供されます。
亘理町で最も大きな第3公共ゾーン仮設住宅(230世帯:750人)にある集会所へ物資を一時置かせていただきました。コミュニティスペースとして活用されている集会所には、町の臨時職員の方が張り付いて、さまざまなアドバイスをされています。また、テレビ、血圧計、図書などのほか、誰でもふらっと集まれるように備品関係も徐々に整備されてきている様子がうかがえました。
ふんばろうでは仮設住宅に設けられたコミュニティースペースへパソコンや複合機を設置する支援も展開しています。ランニングコストなど検討しなければならない課題はありますが、買い物の不便な地域にある仮設住宅などでは、インターネットを使った食料品の買い物なども可能です。営業を再開した地元商店の復興へも応援しつつ、被災地のインフラが整うまでさまざまな企業と連携しながら被災された方の目線で、支援策を講じていきたいと思います。(こせきかつや)
東日本大震災の被災地で始まった臨時災害FM局の多くが免許の有効期間の2カ月を超えても放送を続けています。被災地では復旧作業が長期化して避難生活を続ける人も多く、細かな生活情報を伝えるメディアとして注目されています。
「東日本大震災の災害FM、長期放送へ」(神戸新聞 2011/05/31付)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004123896.shtml

「一度、訪れてみたい」と思っていた亘理町の臨時災害ラジオ局「FMあおぞら」(79.2MHz)へ先週23日に亘理町仮設住宅へ支援物資を届ける際に表敬訪問をさせていただきました。亘理町役場敷地内にあるプレハブ建ての放送局に入ると明るいスタッフの方々が出迎えてくれました。こんな元気な方々は発信する番組ならさぞ楽しい番組を発信さえているのだろうと伝わってきます。
FMあおぞらは震災から13日後の3月24日に開局し、1日6回(8時、10時、12時、14時、16時、18時)亘理地区のさまざまな情報を伝えています。現在、番組編成やDJなど約15人のボランティアで運営し、常に町民目線で情報発信を行っています。最近は復興イベントが多く取材スタッフも大忙しなのだとか。対応していただいた放送担当総合サブチーフの西垣裕子さん(写真)は「毎朝8時の放送で河北新報の記事を何本か読ませていただいています」とのこと。放送局の中には番組で読まれた紙面スクラップや応援メッセージが書かれた色紙がところ狭しと掲示してありました。

その亘理町役場で待ち合わせたのが、亘理町在住の木村一行さん(みんなでつくる新しくて、楽しいコミュニケーションづくり・写真中央)と、8月にも支援物資を運んできていただいた東京都東久留米市で障がい者施設を運営されている「どんぐりの家」の国井伸寛さん(写真左)。国井さんは今回も2トントラック満載に支援物資を届けていただきました。その支援物資は木村さんたちが10月15日に催すバザーへ提供されます。
亘理町で最も大きな第3公共ゾーン仮設住宅(230世帯:750人)にある集会所へ物資を一時置かせていただきました。コミュニティスペースとして活用されている集会所には、町の臨時職員の方が張り付いて、さまざまなアドバイスをされています。また、テレビ、血圧計、図書などのほか、誰でもふらっと集まれるように備品関係も徐々に整備されてきている様子がうかがえました。
ふんばろうでは仮設住宅に設けられたコミュニティースペースへパソコンや複合機を設置する支援も展開しています。ランニングコストなど検討しなければならない課題はありますが、買い物の不便な地域にある仮設住宅などでは、インターネットを使った食料品の買い物なども可能です。営業を再開した地元商店の復興へも応援しつつ、被災地のインフラが整うまでさまざまな企業と連携しながら被災された方の目線で、支援策を講じていきたいと思います。(こせきかつや)
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