2014年4月13日(日)、薄曇り
参加者:G.G.他3名
アクセス: 各務原 7:30→8:35 あいの森駐車場(P)
コースタイム:
P8:55→9:30 桜峠 →10:10 みのわ平→(岩桜探訪)→11:20 舟伏山、昼食12:15 →小舟伏山→展望台→13:15 阿弥陀如来像→14:05 P
行動時間:5:10
歩行距離:約7.7km
コース:実際に歩いたGPSトラックを下に示す。赤線は登り、青線は下りを示す。
山行記事:
■生憎の薄曇りであるが流石、花の名山である。既に先客が20台程駐車していた。各務原市の桜は終わったが、山深い「あいの森」駐車場は未だ8,9分の開花であろうか。
■駐車場の少し先の右側にある登山口に取り付く。この後、登りが続く。道がフラットになって暫くすると桜峠に着き一服する。名前は桜峠であるが何故か桜は咲いていない。路傍に安置されているお地蔵様に今日の安全を祈願する。前垂れは新しく、篤信の方が手入をされているのであろう。
■東コースでは当お地蔵様、西コースでは阿弥陀如来のお地蔵様に出会った。舟伏山上に祠もないので、帰宅後に両お地蔵様の役割を調べた結果は次の通りです。
「東側の神崎(旧美山町)→桜峠→(舟伏山をトラバース)→阿弥陀如来象→西側の松田(旧根尾村)へ至る旧道(作業道?)があり、この道を通る村人の安全を祈願したものである。」
■桜峠を過ぎると暫くジグザグ道の急坂になり、以後、所々でカタクリ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、スミレなどが眼を楽しませてくれる。フラットになった所が「みのわ平」である。
■辺りの斜面には水仙の葉に似た細い葉の大群生が数か所で見られた。キツネノカミソリと呼ばれ、夏には百合のような橙色の花を付けるそうである。どのような様子か見てみたいものである。
■再び登りが始まり、やがて「水たまり場」の看板に出会う。左折すると直ぐに岩の下にある直径30cm位の水場に着く。水場の5~6m上方の岩壁にお目当ての岩桜の一叢があるのを教えて貰った。登山道に戻り少し進んだ所の分岐点で右折すると目の前の岩壁に岩桜の小群生が現れ、他グループのメンバーも一緒になり、入れ替わり夢中で写真を撮る。
(岩壁の割れ目に咲く) (ほぼ原寸大の花びら)
■最後の急坂を登ると広々とした芝生で、立派なプレートがある舟伏山頂上に着く。展望は前方が開けているが、目ぼしい山はないようである。
20人程の登山客が三々五々楽しそうに、食事をしていた。皆さん、お目当ての岩桜に出会えたせいか、幸せそうな表情をしていた。我々も“まったり”と50分程食事を楽しみ、記念写真を撮る。
なお、登山口から、ほぼ同じようなペースで登って来た子連(恐ろしく元気の5才の男の子を連れて、更に赤ちゃんを抱っこ)のご夫婦がメンバーの知り合いであることが分かり、話が弾む一幕もあった。
■舟伏山を後にし、小舟伏山に向かう。愛嬌のある形をしたヤブレガサ(破れ傘)の新芽が無数にあり、天婦羅にすると旨いと聞いたので、10本程失敬する。明くる日、食したが微かに苦味があるだけで特別の旨み、風味も無かった。
■小舟伏を過ぎて直ぐに、尾根道を右に分ける。標識はないので直進しないよう注意が必要。山そのものの傾斜はきついが道は九十九折になっているため、緩傾斜で歩き易いのは有難いが中々、高度が下がらない。九十九折が長々といつまでも続くのには呆れてしまった。
■途中の岩場にも一叢の岩桜が咲いているのを教えて貰った。途中に展望台があるも生憎の曇り空で見るべきものはなかった。阿弥陀様の石像がある所で九十九折はやっと終わり、道は檜の植林地帯に入る。
■以後、2か所、炭焼き跡が見られた位で、これといった花もなく、展望もないまま最後は沢沿いの道を無事に駐車場まで戻った。
所感:
■絶滅危惧種である貴重な岩桜を間近に観賞でき大感激である。今回の山行ではリーダーが岩桜の在りかを知っていたから探訪できたが、そうでなければ発見するのは難しかろう。
■今回は東コース(桜峠までは工事の為、進入禁止の看板はあったが無視し)から西コースへと周回したが、東コース沿いにはカタクリ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、スミレなどが見られた。一方、西コースでも色々な花に出会えるそうであるが、今回の山行では、これといった花に出会わなかった。登山道はこちらの方が安定し、安全であると見受けた。
■リーダーから花や樹木の解説を覚え切れないほど沢山して貰い、改めて、当山が花の名山であることを合点した。
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