1.はじめに:
岐阜県関市板取白谷にある“名もない池”、通称“モネの池”が2015年6月ごろからSNSで話題となり、やがて、それがマスコミで取り上げられ、以降、関市の観光スポットとなり、観光客が激増し続けているようである。
板取地区は県道の両側にアジサイを植えて、予てからアジサイロードと呼ばれ親しまれているのでそれを見物しがてら、6月13日(火)にモネの池探訪に出掛けた。残念ながら、時期尚早でアジサイは全く開花していなかった。
駐車場は池の近くに第1駐車場、少し離れた第2駐車場以外にも用意されていた。私が入った第1駐車場には既に50台程のマイカーが駐車していた。大型の観光バスも1台駐車していた。
以下に簡単な探訪記を記す。
2.モネの池:
高台に地元の氏神様である根道神社があり、その下にモネの池がある。大きさは10 m ✕ 40 m位の長方形で、水深は50 cm位の湧水池である。池には20尾くらいの錦鯉が遊泳していた。
観光客が池を取り囲み盛んにカメラ、スマホ、タブレットなどで写真撮影をしていた。
3.池の印象:
見る場所により水面の色が変わり、モネの絵風に見えるので観察場所の選択が必要である。
当日は稍々、水が濁っているような感じで、青緑色に見えたが、それなりに絵画的で、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
因みに、“モネの睡蓮”の絵には鯉は描かれていないが、水面の青緑がかった雰囲気がモネの絵に似ていると言えるのかも知れない。
モネの絵に似ているか否かはさておいて、睡蓮の間を色とりどりの錦鯉がゆったりと泳ぐ様は幻想的で、詩的な気分にしてくれよう。
4.根道神社の狛犬:
池の脇の高台にある根道神社の向かって左側にある狛犬が子連れであるのが面白い。
5.ワタボウシが満開:
池の傍らの観光案内所前にあるワタボウシが将に満開で、観光客のひとりが一心に写生していた。
6.アジサイ ロード:
ここから先はアジサイ ロードとして知られているので、モネの池を見物した後、板取温泉まで10 km程ドライブをしてみた。私の住んでいる各務原市では沢山咲いていたが当地はさっぱりであった。標高も高く、山合であるので気温が低く開花が遅いのであろう。
途中、多くの人達が板取温泉を目指して三々五々、ウオーキングしているのを目にした以外は昔の風情と変っていないようであった。
温泉の側にあるレストランで鮎の塩焼き定食に舌鼓を打った後、満ち足りた気分で帰途の着いた。
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