過度な自粛要請に疲れたので、日帰りで関東を抜け出して、公共交通機関を利用して採集して来ました!野外での活動ですので、室内で集まって大声で喋る等のリスクの高い行動は取らないので、問題は少ないと考えています。まめな手洗いアルコールをしていたのは云うまでもありません。3月7日からまた更に2週間緊急事態宣言を延長するとか話がありますが、2月いっぱいで切り上げて欲しい位でしたよ…
50代前後の方々が多数亡くなったり重症化したりとコロナが怖いのは否定出来ませんが、感染を恐れるあまり過剰な自粛を煽り、自殺者やうつ病まみれにしてしまっている現状には疑問を感じます。
とはいえ、政府・マスメディアの呼び掛けには賛同出来る部分もあり、花見での酒盛りは悪習だと思ってるので、感染リスクの有無に関わらず無くしてしまった方が良いでしょう。彼らはゴミ散らかしたら自分らで持ち帰ることもせずそのままでしょうし、イッキ飲みで急性アルコール中毒で救急車沙汰とか害悪なだけなんですよね…
採集した生き物紹介
本州にいて欲しくないお魚の一角、フクドジョウ。北海道原産の国内外来生物で河川へのサケ放流に混じって、本州一部地域に定着したらしいです。場所によっては底ものが完全にフクドジョウに置き換わってしまって、在来種のヒガシシマドジョウやカジカがいなくなってしまった水系を確認してます。
↑元旦の写真ですが、フクドジョウ地獄と化し、繁殖力の強さが伺えます。飽くまでも悪いのはフクドジョウでは無く、安易な放流を行った漁業関係者。
こちらの上流では幸いにもまとまった数のヒガシシマドジョウを確認出来ました。堰があってフクドジョウとの競合を免れているようです。生き物の行き来を阻害してしまう堰が皮肉にも在来ドジョウを守ったらしい。
カワムツを見るとがっかりしてしまいますが、ウグイを見ると安心🤠
ハアッハアッ、ハアッハアッ( 〃▽〃)
モリオカエエエエエーーー!!!!!
生息が確認出来ると嬉し過ぎて発情するなと云うのが無理がありますw自粛で荒んだ心が解き放たれました。公共交通機関縛りの移動でも様々な生き物に逢うことが出来ます!!
タナゴAcheilognathus melanogaster
タナゴAcheilognathus melanogaster
↑別の地域で採集したタナゴですが繁殖期はこんな感じで渋カッコよくなります!😋が…この種は開発や外来タナゴの放流により、野生化では著しく数を減らし絶滅の恐れすらあるかなり危機的な状態になってしまっています…
小さくて地味だと一般人から軽視され、開発が進み生息地を追われるタナゴ等の絶滅危惧種と車社会化が進み、地元民に見向きもされず、減便・廃止が進む地方ローカル線…似ていると思いませんか?
皆が皆、クルマ移動に過剰に頼り過ぎてしまうことで渋滞が慢性化し、渋滞を解消するため新たなクルマ移動の需要に応えるために高速道路やバイパス(JR東海のリニアモーターカーや北海道新幹線も大概ですが)が、山や水辺を潰してどんどん造られているのが現状では無いかと思ってます。つまり、クルマに過剰に頼らず電車や路線バス等を利用していくことが結果的に生き物を守ることに繋がるのでは無いでしょうか?
タナゴは奇形個体も確認。
ツチガエル
未開眼スナヤツメ
成熟前は目が無いので、魚らしさが皆無。
カワシンジュガイは殻のみ。この地域の生きた貝は一体どこにいるんだ?全然見つからん。
採集帰りに現地のお店でプリンとあんみつを購入。家族に好評でした!
現地のお店は国道沿いのチェーン店では無く、町の個人でやっているようなお店を利用するように心がけてます。イオンみたいな総合ショッピングモールもいいですけど、町の中心部がシャッター街化するのって寂しいです。
フクドジョウは持ち帰り、翌日の朝食にしました。シシャモ感覚で食べられます!大型個体は卵持ちでした。
追記
少子高齢化と車社会化に加え、コロナによる生活様式の変化が追い撃ちをかけ、電車・路線バス等の公共交通機関は存続維持が厳しくなっています。地方のローカル線は廃止・減便に拍車がかかっている状態に思います。
弊害として、免許取得前の学生さんの通学に支障が出ることが考えられますし、高齢者の方の免許返納も難しくなってしまいます。上の文章にも書きましたが、移動手段が車に集中すれば渋滞が慢性化し、円滑な移動が損なわれてしまいます。
ですので、多少赤字であっても公共交通機関は維持する意義があると思います。とはいえ、JR等はあくまで民間企業であり、ボランティアで電車を走らせている訳ではないので、江差線や三江線のようにあまりにも採算性に欠ける場合は廃止せざるを得ない場合もあります。主張したいのは何が何でも自家用車を使うなということではありません。公共交通機関が無いに等しい地域は多くなっていますし、車が商売道具とされている方も沢山おられます。
その上で…電車や路線バス等の移動手段は特に地方において随分とないがしろにされているなと思うのです。本数が少な過ぎて日常利用が出来ないという主張は間違ってはいないのでしょうが…利用客が少ないから本数を減らす→本数が少ないから利用客が減るの悪循環に陥ってしまっているのですよね。利便性の向上に努めてこなかった事業者や自治体の責任は大きいのでしょうが、利用してこなかった地域住民にも非が無いとは言えないと思います。
車は便利かもしれませんが、交通弱者や地域活性化のためにも電車や路線バスで移動出来るところへは、感染対策をしつつ電車や路線バスで出かけるようにしてみませんか?
車が無いとフィールドに行けないという先入観をお持ちの釣り人や生き物屋は多いように思いますが、公共交通機関縛りでの全国タナゴ釣り行脚やってみたら面白いんじゃないでしょうか😁NAVITIMEで乗り継ぎを調べる苦労も思い出のうちです!
3月に書いた過去記事の加筆・修正をしたのですが、間違って新規投稿にしてしまったようです。申し訳ございません。
リニアモーターカーはアカイシサンショウウオ等の希少生物が生息する南アルプスの山々を壊して建設していますし、リニアモーターカー自体が電力バカ食いらしいので…電車が必ずしもエコロジーとは言えないでしょうが…僕が主張したいのは利便性を求め過ぎるな、自然環境や弱者のことも考えて欲しいなということです。高速道路の建設でタナゴ類や二枚貝が生息しているで有ろう水路が潰された現場を見てしまいました…
コロナもそうですが、何事も多角的な視野とバランスが大事ですね🤔
>>つまり、クルマに過剰に頼らず電車や路線バス等を利用していくことが結果的に生き物を守ることに繋がるのでは無いでしょうか?
私は釣りの際、最近は電車等利用することもありますが
あまり考えたことがなかったですね
あらためて考えさせられます
ありがとうございました
※ちなみに、40代50代のコロナ死者は全体の3%ほど、他の死因と比較してもさほど変化はないように思いますよ
補償もそうですし、お願いというか…罰則を設けるみたいなことを国は言ってますから、実質強制ですよね。お金だけの問題でもなくてみんな自粛してるから、みんな我慢しているから…という責任感・罪悪感に苛まれる辛さがあります。感染対策をしつつそこそこに羽を伸ばすのが一番ですね!
青梅や奥多摩の山奥の集落を走る路線バスには小中学生の子が通学でけっこう乗ってたりしましたし、ローカル線は制服姿をかなり見かけます。公共交通機関が無くなると子育てにも影響するんじゃないでしょうか?新型車両の導入費用を自治体に肩代わりして貰うことはけっこう多いようです。
コロナ禍の可否はさておき、一つ間違いないと思ってるのは、十分な補償を出さずお願いばかりする国の姿勢ですかね?
ローカル線の存続については、私は何も言えません。
実際に必要とされる地域の方々の要望も国の赤字補填などのことも知らないままです。
恥ずかしいことですが・・・