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松尾貴史コラム◇安倍首相の「星野源コラボ動画」が大炎上・国民の気持ち逆なで/少数派

2020年04月21日 | 新型コロナウイルス
Ns170minoritytp 少数派シリーズ 特設|新型コロナウイルス VOL.231547230b30
松尾貴史コラム◇安倍首相の「星野源コラボ動画」が大炎上・国民の気持ち逆なで

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■コロナ蔓延の最中、くつろぐ首相の姿に「#何様のつもり」かと怒りの声が連鎖
投稿者の前説文/安倍首相の“画期的?”新型コロナ対策の布製マスクに続き、星野源氏のコラボ動画を政治利用したことから大炎上しました。マスク・コラボ動画ともに官邸の提案だったそうですが、安易に乗った首相に厳しい批判が巻き起こっています。次々と首相と官邸の「思惑」(スケベ心)が、空振りする始末です。コロナ蔓延の最中、安倍首相が私邸でくつろぐ姿は、自宅待機・失業・自営業者の資金切れなど国民が置かれている不安や厳しい立場を全く理解していません。ネットでは、ハッシュタグ「#何様のつもり」が連鎖しています。国民の批判や安倍首相の呆れた行動は、十分、松尾貴史コラムに書かれており、さらには記事最下部に投稿者による新聞やネットから抜粋した声を載せております。余談で誰も疑問を呈していませんが、首相撮影時、昭恵夫人は立ち会ったのでしょうか? 我ながら愚問であり、立ち会うどころか相変わらず自粛を無視して外出していたのでしょう。安倍首相と「アキレ夫人」の言動が、日本を駄目にしています。


毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムから抜粋した記事をご紹介します。松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。

 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■星野源氏の趣旨を無視し政治利用、自己愛に満ちた所作に鳥肌が立つ
音楽家の星野源さんが、インスタグラムとツイッターに「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな」といったコメントをつけて、ギターの弾き語りをしているところを投稿した。「うちで踊ろう」という楽曲で、もちろんコンセプトは外出などの自粛を強いられている多くの人たちが閉塞感に陥らないために元気付ける意味合いがあったのだろう。それを、音楽アーティストらしく表現したことで話題になっていた。音楽に携わる多くの人々が、ライブコンサートを中止、もしくは延期し、音楽界やファンたちの間に陰鬱なムードが充満していたところに一石を投じた格好だ。多くの演奏家や表現者が、その動画に合わせて、さまざまな素晴らしい「セッション」を放っていった。音楽表現の持つ底力と魅力を再確認させてくれた、すがすがしい動きだった。著作権に関わらず自由に表現してほしい意図はあったのだろう。

ところが、その趣旨、主眼を、勝手に改ざん、解釈変更して利用した人が出てきてしまった。内閣総理大臣の安倍晋三という人物が、その演奏動画に、無断で乗っかって政治利用してしまうという何とも行儀の悪いことをやらかしてしまった。まるで、高貴な人物が自身のイメージアップのための映像を発信し、自己愛に満ちた所作で悦に入っているよう。個人的な感想を言わせてもらえば、鳥肌が立つような代物だ。ツイッターでの投稿で「友達と会えない。飲み会もできない。ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります。お一人お一人のご協力に、心より感謝申し上げます」とコメントがつけられている。

■ハリボテ以下だったことが露呈した安倍政権のすっとこどっこいの体たらく
自身の、「過酷を極める現場」にしてしまったかもしれない責任など何処(どこ)吹く風の投稿に、私はただあきれ返った。犬を愛でたり、優雅に茶をすすったり、本を読んでいるようなポーズをとったり、テレビか何かのリモコンを操作している所作を見せたりと、「僕の自宅の日常を見て」と言わんばかりの勘違い映像だ。ほとんどの人はこんなゆとりのあるスペースでくつろぐような状況ではない。人によっては給料も出ず、失職し、これからの生活について途方に暮れている中、犬を飼う余裕や状況にない人が大半だろう。茶を飲めば家族がぶつかってこぼしたり、うるさくて本もおちおち読めなかったり、リモコンは子供たちと取り合いになったりする、というのが相場ではないか。およそ星野さんのコンセプトなど理解しようとも敬意を払おうともしない、投稿のどこにも星野の「ほ」の字もない。 <省略>

ドイツのメルケル首相や英国のジョンソン首相、ニューヨークのクオモ知事らのまっとうで潔い施策と実行力、スピード、国民・市民に語りかける説得力ある言葉に、彼我(ひが)の差があまりにも大きすぎてため息すら出ない。テレビの「日本すごい」番組にうつつを抜かしている間に、一度ことが起きればハリボテ以下だったことが露呈した政権のすっとこどっこいの体たらく。「腹の立つということは生きている証拠」と自分に言い聞かせるしかないとは。

■安倍首相が見せるべき姿は安心して自宅にいられるよう補償に手を打つこと
再び投稿者の文章/新聞・ネットなどから集めた批判です。「国民への逆なで」 「安倍首相が見せるべきは、国民が安心して自宅にいられるよう、精いっぱい補償したり、手を打つ姿です」 「収入減への補償が不十分、外で働かざるを得ない人もいる中で逆効果」 「医療従事者が見てどういう気持になるか、考えがつかんのか」 「アーティストへの休業補償もしないくせして、著名アーティストの人気だけを政治利用する」 「コラボ動画の提案も官邸の忖度」 「現実と乖離」 「辛いのは友達と会えないことや飲み会ができないことじゃない、症状が続いているのにPCR検査をしてもらえないことが辛いのです」

続けてご紹介すると、「国に見捨てられた気がする」 「自宅待機や在宅ワークを命じられ、暇を持て余したオヤジにしか見えない」 「呆れて凍り付いた」 「掃除をする、料理を作る、洗濯物を干す姿なら許すけど」 「救いようのないズレかた」 「SNSの『いいね』が過去最高の35万(当時)を越えると菅官房長官が発言したが、その何倍・何十倍も『だめだね』が付くはず」などなど。海外メディアも批判、ロイターは「人々が生き残りを懸けて闘っている時に、こんな贅沢な生活の動画を見せて、何様つもりだ」。投稿者のまとめ、真剣に国民の命を守ろうとしない国のリーダーは不要。国民の大多数から見捨てられた安倍政権は、もう終わりだ。

Sankoub
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前号/22・10万円一律給付は公明党の手柄に見えるが元々は野党が要求したもの

Ntopkeiji

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