食品のカラクリシリーズ ケーキ専用いちご/果物
ケーキ屋のイチゴは味は二の次・見映えだけがよい栽培品種を使っている
形の良いイチゴだけを作る専用農園とその全国流通ルートが確立
一般的な苺(フリー素材)
■ケーキ専用イチゴは高級そうに見えても形ばかりで美味しくない
ケーキに乗っている「苺(いちご)」は、どれも形が良く高級そうに見えます。投稿者は、農家・農園から出荷する際に形・赤味・つやなど“スタイリッシュ”なイチゴだけを選別していると思っていました。実際は、そうではないのです。たまたまTVを見ていたら、“形だけが良く・見栄えがする(味は二の次)”品種のイチゴを、ケーキ専用として出荷するそうです。番組からは、元々そういった品種なのか品種改良したイチゴかは確認できませんでした。つまりケーキ専用の、見映えだけがよいイチゴを栽培する大型の専用農園が存在するのです。さらにはこうしたイチゴだけの全国流通ルートが確立し、大手食品会社やケーキ業界全般・零細なケーキ屋まで行き渡る仕組みができているのです。
これからは赤くてキリリと先が尖った形が良いイチゴを見ても、高級だと思わないで下さい。そもそも味より形を優先させたイチゴなので、美味しくないのです。私達がケーキに乗っているイチゴを食べても不味いと思わないのは、高級感への思い込みや錯覚、濃厚なクリームなどの味に隠れて分かりにくいからです。ケーキのイチゴも女性(男性)も、スタイル・見掛けより「味」(心)が重要です。心優しく、気持ちが素敵な人を選びましょう(笑)。これからXmasや誕生日パーティーに、呼ばれることがあるかも知れません。そんな時はムードを壊したり相手を傷付けないように、能書きを垂れずに黙々と「ケーキ専用イチゴ」を食べておきましょう。あるいは、他の方に譲るのも手です。
考えれば下記リンクのように、Xmas用のデコレーションケーキは数か月前から作り出し、冷凍保存してあったものです。お節料理も節分の恵方巻きも、長期間冷凍し直前に解凍します。需要が多い割りに売れる期間が短い食品は、予め大量に作り溜めしておくのが常識です。もしファミリーだけでXmasをやるなら、豪華なデコレーションケーキよりも、小さな店の手作りショートケーキのほうが、できたて新鮮で美味しいのです。子供を思えば、賢い選択が必要です。イチゴの豆知識~どうでもよいことですが、赤い果実に見える部分は花托(かたく)と呼び、粒々が果実なのです。
イチゴ狩りでは甘い先っぽだけを食べ、残りを捨てるバカ者が急増
お節料理もXmasケーキも数か月前の秋から造り溜めしたもの