少数派シリーズ/政治情勢
統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会
しんぶん赤旗12月9日付記事
※日本共産党は「統一協会」と表示している。もともと「世界基督教統一神霊協会」が韓国で設立。
2015年に「世界平和統一家族連合」に変更された。見解は、霊感商法や集団結婚式などで社会
的批判を浴びてきたカルト集団であることに変わりないため。そもそも宗教団体とは見ていないの
で、「教会」ではなく「協会」としている。
■岸田氏は広告塔となり加害者に加担し被害者を増やしたことに責任を感じるべきだ
この記事(上記画像)は、朝日新聞の大スクープによることのしんぶん赤旗の後追い記事だ。”旧統一教会事件”が発覚した2022年当時、岸田首相は旧統一教会とは一切関りはないとしていたがとんでもない嘘で、自民党政調会長時代の19年10月4日に、教会の主要幹部と自民党本部で面会・記念撮影さえしていた。面会メンバーはニュート・ギングリッチ元米下院議長、米国の教団元会長とされるマイケル・ジェンキンス氏(写真・右)、教会関係団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」の梶栗正義議長(写真・左)と同席していた。ギングリッチ氏は元米下院議長と言えども、UPFの「平和大使」となっている人物だ。今年12月、朝日新聞がスクープすると、岸田氏は「ギングリッチ元米下院議長と”その他大勢”」と会ったとし、”大勢”だったのでその他の人の素性は分からずと統一教会関係者のことはおくびにも出さなかった。ところがスクープ第2弾の記念撮影写真が発表されると、”大勢”とは3人のことと判明、この時点でもギングリッチ氏以外は記憶にないと言い張った。このように刻々と主張は変わり、嘘が明白になった。周辺者は、そもそも3人は安倍首相(当時)と面会する予定も日程調整が合わず、代わりに岸田自民党政調会長(当時)が合ったとされる。
日程的に、岸田氏が彼等と面会した翌日の10月5日には、統一教会の韓鶴子総裁が出席したUPF「ジャパンサミット」が名古屋市で開かれ、自民党の細田博之氏(故人)が出席・講演し、梶栗氏、ギングリッチ氏とが記念撮影されていた。さらに同集会の日米議員の集まりでは、日本側から自民党の山際大志郎衆院議員、米国側からギングリッチ氏がそれぞれ韓総裁、梶栗氏と記念撮影していた(この写真が明らかになって山際大臣は辞任した)。つまり行事の流れを見れば、前日の岸田氏との面会も一連の教会アピールだったことが分かる。岸田氏も、趣旨も分からずに自民党本部で面会することはあり得ない。相手が統一教会メンバーであること、統一教会は選挙で自民党への絶大な協力をしてもらっている意識があったからこそ、”厚遇なる面会”をしたのだ。朝日新聞がスクープしたこの写真も、ギングリッチ氏の提供だ。つまりギングリッチ氏の面会は、統一教会をアピールするビッグイベントだったのだ。両者の思惑が一致したからこそのセッティングになる。要は岸田首相は相手を「統一教会」と認識した上での行動であり、今さら知らないとは大嘘である。それどころか、「教会の広告塔」とされた重大な過ちも犯している。安倍首相やその後に首相になった岸田氏が統一教会と接点を持ったことで、広告塔となり加害者に加担し被害者を増やしたことに責任を感じるべきだ。まして嘘を重ねる岸田氏は、もう首相の資格はないので、速やかに退陣すべきと思う。
次号/統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨
前号/統一教会22|松尾貴史氏コラム◇岸田さん旧統一教会問題もう国民は「忘れてくれた」と思ってる?
統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会
しんぶん赤旗12月9日付記事
※日本共産党は「統一協会」と表示している。もともと「世界基督教統一神霊協会」が韓国で設立。
2015年に「世界平和統一家族連合」に変更された。見解は、霊感商法や集団結婚式などで社会
的批判を浴びてきたカルト集団であることに変わりないため。そもそも宗教団体とは見ていないの
で、「教会」ではなく「協会」としている。
■岸田氏は広告塔となり加害者に加担し被害者を増やしたことに責任を感じるべきだ
この記事(上記画像)は、朝日新聞の大スクープによることのしんぶん赤旗の後追い記事だ。”旧統一教会事件”が発覚した2022年当時、岸田首相は旧統一教会とは一切関りはないとしていたがとんでもない嘘で、自民党政調会長時代の19年10月4日に、教会の主要幹部と自民党本部で面会・記念撮影さえしていた。面会メンバーはニュート・ギングリッチ元米下院議長、米国の教団元会長とされるマイケル・ジェンキンス氏(写真・右)、教会関係団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」の梶栗正義議長(写真・左)と同席していた。ギングリッチ氏は元米下院議長と言えども、UPFの「平和大使」となっている人物だ。今年12月、朝日新聞がスクープすると、岸田氏は「ギングリッチ元米下院議長と”その他大勢”」と会ったとし、”大勢”だったのでその他の人の素性は分からずと統一教会関係者のことはおくびにも出さなかった。ところがスクープ第2弾の記念撮影写真が発表されると、”大勢”とは3人のことと判明、この時点でもギングリッチ氏以外は記憶にないと言い張った。このように刻々と主張は変わり、嘘が明白になった。周辺者は、そもそも3人は安倍首相(当時)と面会する予定も日程調整が合わず、代わりに岸田自民党政調会長(当時)が合ったとされる。
日程的に、岸田氏が彼等と面会した翌日の10月5日には、統一教会の韓鶴子総裁が出席したUPF「ジャパンサミット」が名古屋市で開かれ、自民党の細田博之氏(故人)が出席・講演し、梶栗氏、ギングリッチ氏とが記念撮影されていた。さらに同集会の日米議員の集まりでは、日本側から自民党の山際大志郎衆院議員、米国側からギングリッチ氏がそれぞれ韓総裁、梶栗氏と記念撮影していた(この写真が明らかになって山際大臣は辞任した)。つまり行事の流れを見れば、前日の岸田氏との面会も一連の教会アピールだったことが分かる。岸田氏も、趣旨も分からずに自民党本部で面会することはあり得ない。相手が統一教会メンバーであること、統一教会は選挙で自民党への絶大な協力をしてもらっている意識があったからこそ、”厚遇なる面会”をしたのだ。朝日新聞がスクープしたこの写真も、ギングリッチ氏の提供だ。つまりギングリッチ氏の面会は、統一教会をアピールするビッグイベントだったのだ。両者の思惑が一致したからこそのセッティングになる。要は岸田首相は相手を「統一教会」と認識した上での行動であり、今さら知らないとは大嘘である。それどころか、「教会の広告塔」とされた重大な過ちも犯している。安倍首相やその後に首相になった岸田氏が統一教会と接点を持ったことで、広告塔となり加害者に加担し被害者を増やしたことに責任を感じるべきだ。まして嘘を重ねる岸田氏は、もう首相の資格はないので、速やかに退陣すべきと思う。
次号/統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨
前号/統一教会22|松尾貴史氏コラム◇岸田さん旧統一教会問題もう国民は「忘れてくれた」と思ってる?