食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

2019年猛暑調査・東京五輪の過酷さ2◇狂気の沙汰!マラソン選手が熱中症で倒れる恐れ/東京五輪の危うさR5-9

2021年04月26日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.57
ROUND5 猛暑マラソン編 9/2019年東京最高気温・暑さ指数調査B
東京猛暑五輪の過酷さ2◇狂気の沙汰!マラソン選手が熱中症で倒れる恐れ
猛暑の他にも台風襲来・突然のゲリラ豪雨に見舞われたら競技は台無し・順延中止続出も

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。記事は2019年8月、旧ブログに投稿したものです。アスリートファーストの尊重は微塵もなく、政治家・経済界・五輪関係者などは己の思惑・利益・保身のために、東京オリンピックの悪用が目に余ります。年月が経過しても、ブログにてその検証や事実を残しておく必要があると考えます。
【ご注意】 掲載の気象データは2019年の数値であって、2020・21年のデータは下記をご覧下さい。
21年東京五輪猛暑調査A◇最高気温の平均は32.7℃・35℃を上回る日はなかった
2021年東京最高気温・暑さ指数調査B (*後日、リンクします)

■マラソン日午前中の温度をプロットし続ければ過酷なレースが推測できる
マラソン史上、東京オリンピックは最悪の過酷レースになると言われています。前号と同様に、余りにも過酷な猛暑・炎天下で行う大会方針に抗議する意味もあって、招致が決まった2013年(気象データは2010年)から今日に至るまで、投稿者は、毎年、マラソンレースが行なわれる8/2の女子、8/9の男子の日の気象をプロット(気象庁の計測値・暑さ指数は環境省)しております。レース時間の6~10時までの気温・湿度・暑さ指数の変化を、1時間単位で示したのが[表B]です。東京を始め全国的に、8月上旬からお盆までが一番気温が上がる時期です。東京はかなりの日が35℃以上の猛暑に見舞われ、午前中から30℃を上回ります。さらに、朝から湿度が高いことは否めません。こんな気象条件下でマラソンをするなんて、狂気の沙汰!です。当然、本番の2020年も調査を続ける決意でおります。

表B・マラソン日8/2、8/9の東京(北の丸公園)の気象 =========
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▽左表が2016~2019年までの気象データ  ▽右表が2010~2015年までの気象データ 
*クリックすると[表]が拡大します。
2019年・2018年気象調査の結果
2019年気象状況
8/2 女子マラソンの日
スタート時の6時には既に27.7℃、ゴールの時間帯8時には気温31.3℃に及びました。湿度が高かったので、暑さ指数が32.1℃(気温値とは異なる)に達する大変な気象でした。2019年の暑さは、女子ランナーにとっては過酷どころか生死に関わります。
8/9 男子マラソンの日
同じく6時27.5℃、8時30.5℃・暑さ指数は30.5℃でした。女子よりマシとは言えども、やはりマラソンには厳しい気象です。

2018年気象状況
8/2 女子マラソンの日
早朝から28.5℃、8時には31.4℃で、マラソンをする気象ではありません。
8/9 男子マラソンの日
台風が関東の東部を襲い、数日前から8/9早朝まで大雨が降り続き、最悪のコンディションでした。その結果、午前中の気温は低い状態でした。もし台風が東京を直撃、もう数時間大雨が降り続けばレースは中止または順延の大荒れでした。

■35℃以上の猛暑・炎天下の危険の他に台風・ゲリラ豪雨の恐れもある
大会組織委員会は、今頃になって慌ててマラソンのスタート時間を7時30分 → 7時 → さらには6時へと繰り上げました。競歩も7時 → 6時30分 → 5時30分に早めました。[表B]の過去のデータをご覧になれば、何の効果もないことが分かります。その一方で、東京をPRする目的で日比谷・銀座・秋葉原・浅草を走るため、アスファルトだけでなく風通しも悪く、反射するビル熱もかなり浴びます。わざわざ、さらなる過酷なコンディションのコースを選んだのです。全く、アスリートや観客のことを考えていません。炎天下・高温下のマラソンは、選手のみならず多数の観客までが、熱中症・熱中症死する危険が待っています。観客は100万人・150万人とも予想され、特に銀座・浅草など混雑する中で2~3時間立っていれば、ぶっ倒れます。熱中症者の集団発生、常識を越える観客数と蜘蛛の巣のようなコースから、救急車も短時間では到着しないでしょう。所詮、マラソンを行うのは無理なのです。気象問題は猛暑の他にもう1つあり、台風が来ればマラソンは順延・中止、突然のゲリラ豪雨になればレースは大混乱します。

■非常識極まりないオリンピック日程(7-8月開催)に憤り
“能天気”(無能)ぶりを発揮したのは、森大会組織委員長でした。スタート時間を次々と繰り上げするに留まらず、突然、オリンピック期間中だけ、暑さ対策と省エネを狙って時計を2時間早める「サマータイム」の導入を政府に要請しました。時事川柳では、「二時間じゃ なくて二か月 ずらしゃいい」というのがありました。因みに「二か月」とは前回1964年を指し、10月に開催すれば選手も観客もベストコンディションという意味です。なおサマータイムは国民の生活・健康を害する、コンピュータプログラムの変更に官民で約1兆円掛かるなどから取り下げられました。森会長が仕切る限り、大会運営は杜撰過ぎるまま本番を迎えるでしょう。本当に非常識極まりないオリンピック日程(7-8月開催)と、杜撰の塊・大会組織委員会に憤りを感じます。 

Sankoub
詳しくは[暑さ指数に関するサイト] 環境省・熱中症予防情報サイトをご覧下さい。

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