食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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「乳児用液体ミルク」新開発、哺乳瓶に移してそのまま飲めるが注意・問題点も/食品のカラクリ・菓子乳製品13

2019年07月05日 | 菓子・乳製品・蜂蜜
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 液体ミルク/乳製品
「乳児用液体ミルク」新開発、哺乳瓶に移してそのまま飲めるが注意・問題点も
投稿者個人の感想として~乳児向けだけに実績のない商品の使用は慎重に
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■細菌が繁殖しやすいので飲み残しの液体ミルクは必ず捨てること
母乳や粉ミルクの代替として、やっと日本でも「乳児用液体ミルク」が開発・販売されました。投稿時現在、明治「らくらくミルク」 240ml スチール缶 232円(希望小売価格)、江崎グリコ「赤ちゃんミルク」 125ml 紙パック 216円(同)の2種類です。両社予測の2~3倍売れているそうです。好評の理由は、常温保存が可能なので液体ミルクから哺乳瓶に移すだけで飲ますことができます。出産された方は、授乳や粉ミルクなどの哺乳(ほにゅう)の大変さはお分かり頂けるでしょう。特に夜中に泣き止まぬ赤ちゃんの脇で、お湯を沸かし溶かして飲ませる苦労は身にしみます。昔は、外出時に泣く子を抱え右往左往、水筒(湯)、計量スプーンなどを持参、さらには湯が冷める一定の時間が必要でした。それらを解消したのが、この液体ミルクです。粉ミルクと同様の栄養分(*添加物=下記参照)が加えられています。「育メン」促進の効果も期待されます。両社は、今まで販路がなかたスーパーやレジャー施設での拡大を目指します。

特に注目されたのが、水やガスが使えない災害時・被災地(例・2011年東日本大震災、2016年熊本地震)には、海外メーカー品が緊急輸入・支援物資として無償提供されました。良いこと尽くしのように見えますが、液体ミルクの使用には2つ注意点があります。液体ミルクは空気に触れると細菌が繁殖しやすいので、飲み残しのミルクは必ず捨てる。開封して空気に触れたら、できるだけ早く赤ちゃんに飲ます。赤ちゃんが口をつけなくても、開封後の常温保存は厳禁。冷蔵保存も常温に戻す際に、菌が繁殖する恐れもある。電子レンジでは熱の伝わり方にムラがあるため避ける。もう1つが液体ミルク製造時、滅菌のため焦がすので、苦みがあり色も褐色に近い色です。また成分が沈殿するので、よく振らないと下痢を起こすことがあります。なお保存期間(賞味期限)は、江崎製6か月、明治製は1年です(いずれも未開封)。もちろん味は、粉ミルクのほうが優ります。

■当の江崎社調査でも衛生面・安全面の不安があり「使いたい」が半分に留まる
考えれば、今まで日本で液体ミルクがなかったのが不思議です。そもそも法的に液体ミルクの製造・販売が認められていなかったために、2009年・日本乳業協会が国に液体ミルクの規格を要望し、10年経過しやっと実現しました。ただ江崎社の父母層への調査では、衛生面・安全面の不安もあり「使いたい」が51.8%に留まり、使うとしても外出時や災害時が多かったそうです。投稿者も賛同してご紹介している訳ではなく、過去の例の通り食品・機械類を問わず、いくら国の認可が下りても開発初期段階は障害が多発したり、後年、後遺症が発症することが多々あります。言葉は悪いですが、当の人間を使ってモルモット実験している感さえ持ちます。まして食品・乳児対象だけに、慎重な選択が求められます。便利だからといっても飛びつかず、慎重な見極めが必要と考えます。調度、妊娠時にある娘には、余程の緊急時以外は使うなと言っております。

*液体ミルク・粉ミルクの添加物
液体ミルクに限らず、日本の粉ミルクには、数々の添加物が使われています。大人でも摂り過ぎれば問題あるパーム油を始め多種の添加物、遺伝子組み換え原材料、アレルギー源も「乳」の他に「大豆成分」も使われています。投稿者も我が子に粉ミルクを与えてきましたが、今思えば考えさせられます。
江崎グリコ赤ちゃんミルクのHPには、添加物が列記されています。

■高齢者や中年以上の女性が「粉ミルク」を飲んでいることをご存じですか?
話は変わって、高齢者や中年以上の女性が、よく「粉ミルク」を飲んでいることをご存じですか? “赤ちゃん返り”した訳ではないが(意味が違う・笑)、「赤ちゃんがベビー(粉)ミルクを飲んで大きくなるんだから、大人が飲んでもいいはずだ」という発想の下に、健康志向の影響で、結構、売れています。飽くまでも栄養補給・普段の食生活で摂り切れない分の補給、牛乳を飲むとお腹ゴロゴロの方です。実際、粉ミルクのメーカーや薬局・ドラックストアには、多く問い合わせが寄せられています。調子に乗ったメーカーは、「大人の粉ミルク」に積極的です。会社によっては、ミルク味・抹茶ミルク味・ポタージュ味が用意されています。また料理や青汁に混ぜて使うことも提案しています。でも懸念されることは、やれ乳酸菌だ、ビフィズス菌、カルシウムなどと多種の栄養成分を配合し、普通の「健康食品」と変わらない商品を販売し儲けていることです。粉ミルクが大人にも向いていることは確かですが、後者の品はいかがなものかと存じます。

Sankoua
森永ヒ素ミルク事件を厳しく糾弾した中坊公平氏のご冥福をお祈りします
*次元や要因が異なりますが参照を・・・
母乳や臍帯を介して我が子へと危険物質が移動し蓄積することを知る
家庭用品の危険(詳しい内容)
プラスチック製ほ乳びんは脳神経を乱す化学物質が溶出

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