食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

林修先生のことば検定・食べ物の名|カプチーノ・加薬(かやく)御飯・タンブラー・心太(ところてん)・ナシゴレン

2024年09月05日 | 林修・食べ物の名
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ/林修先生のことば検定・食べ物の名
カプチーノ・加薬(かやく)御飯・タンブラー・心太(ところてん)・ナシゴレン

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◆カプチーノ|カプツィナー修道士の茶色のガウンの色に因んで
カプチーノとは、エスプレッソコーヒーに泡立てたミルクをたっぷり入れ、店によってはコーヒー液面のミルク模様のデザインを売り物にしている。カプチーノの名の由来は、コーヒーとミルクを混ぜた茶色をしており、キリスト教・カプツィナー修道会(カプチン会)の修道士のガウンの色が同じ色をしており、そこから名付けられた。他説あり。

一方、「エスプレッソ」 espressoは、高い圧力を掛け、すばやく抽出し苦みが強く濃厚なイタリア発祥のコーヒー。速い、加圧式の~意味があり、またコーヒー器具で1杯ずつ煎れることから、イタリア語の「特別に」「あなただけのために」の含みもある。一般的に小さいカップ「デミタス」で飲み、デミは半分、ダスはカップを指す。

◆加薬(かやく)御飯|漢方で補助的な薬を入れることから転じて薬味や香辛料も
炊き込みご飯やうどんに入れる具を、「加薬」「加役」(かやく)と言う。後に、薬味(やくみ)や香辛料も指すようになった。元々の「加薬」は、漢方で補助的な薬を入れること、入れる薬そのものだった。よく間違う字は、「火薬ご飯」。林修先生は、炊き込みご飯やうどんに火薬を入れたらとんでもないことになるとボケた。

◆タンブラー|倒れる・転がり回ることが由来
タンブラーは、把手・取っ手(とって)のない、底が平たいグラス。元々の意味は、倒れる・転がり回ること。底が尖ったり丸くなっており、飲み干さないと酒や水がこぼれてしまう食器のことだった。日本でも酒飲みの高知県の置くことができない「可(べく)杯」や穴開き猪口もそうか?(笑)。語源は、倒れるのtumble、タンブラーはtumbler。現在は、倒れないグラス全般もタンブラーと呼ぶようになった。

◆心太(ところてん)|最初の「こころぶと」がところてんに変わったが漢字はそのまま
中国伝来で、奈良時代には日本でも食べられていた。海藻の天草が原料で、煮て冷やして固める。呼び名が何度も変わり、海藻の古名「こころぶと」→こころてい→こころてん→江戸時代には「ところてん」に変わっていた。しかし漢字だけは変わらず、今も当て字の「心太」(こころぶと)。

初期の頃の名称には2つの説があり、①天草の古名は「凝藻葉」(こもるは)と言い、冷えて固まることを「凝(こご)る」。それに、天草のテンを添えた説。②海藻の古名ココロブト(心太草)をココロテイと言い、上記のように転化。

「心太式」=押し出されて、自然に前へ進むこと。心太を押し出す道具・天付きに因んだ表現。

投稿者追記/関東では酢醤油に辛子を付けて食べますが、昔、1年半程度、関西にいた頃、黒蜜を掛けることを知りカルチャーショックを受けました。食べてはみたが口が馴染んでなく、船橋屋の葛餅(くずもち)の蜜と黄粉(きなこ)のほうが美味しいと思いました。

◆ナシゴレン|インドネシア語でナシはご飯、ゴレンは炒めること
インドネシア料理で、米飯に鶏肉・野菜などの具に甘口醤油・辛口薬味の調味料を入れ炒めた焼き飯。「ナシ」はご飯、「ゴレン」は炒めること。炒めたご飯のこと。「ミーゴレン」のミーは麺のこと。投稿者追記/チャーハンもナシゴレンか?(笑)。

旅行情報誌「じゃらん」もインドネシア語で、歩く・道路の意。「じゃらんじゃらん」は、散歩のこと。
世界三大スープのタイの「トムヤムクン」は、タイ語でトム=煮る、ヤム=混ぜる。クン=海老のこと。

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テレビ朝日「林修先生のことば検定」、NHK「チコちゃんに叱られる」
池上彰氏などのTV情報番組、新聞・書籍を参考にしました。

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