魚を大事にしない日本人シリーズ R5-11
ROUND5 魚を食べる時に思った疑問
葉蘭・はじかみってよく聞きますが何ですか?
巧みな切り笹アートは今や健康に悪い抗菌剤が付いたビニール樹脂に
魚料理のお供の「はじかみ」と、寿司・幕の内弁当に欠かせない葉蘭(はらん)の説明です。はじかみとは、焼き魚・照り焼きなどの脇に付いている細長い生姜のことです。彩りや口直しのためのものです。そもそも、はじかみとは生姜や山椒の古い呼び名だったのです。
もう1つ、寿司や弁当のネタの仕切りに使われているのが、葉蘭(はらん)です。本来はユリ科の植物で、防臭・防腐のために使われたと言われます。一般の寿司屋などでは、今は笹が多いようです。巧みな切り笹(笹細工)は、板前の技であり“アートの世界”です。そんな葉蘭も幕の内弁当・コンビニ弁当では、画一的な緑の樹脂に取って代わられ味気ないものです(樹脂の場合はバランと呼ぶ)。
夏や梅雨時に家庭で作る弁当に使われる防腐・抗菌シートと同じように、バランには成分不明の抗菌剤が塗られているのが圧倒的です。結果的に抗菌剤が付いた食品を食べる訳ですから、身体に影響があり気持ちよくありません。また食材の仕切りの役割を果たさず、飾り目的でもその飾りにもなっていません。身体に悪く、ただただゴミになるだけなので、こんな役目のないバランは不使用にして欲しいものです。製造者も原価が下げられるので、やめるべきです。