食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

毎年恵方巻きが大量に売れ残り食料廃棄の深刻化と店員へノルマ・買い取り強要/食品のカラクリ・麺穀類10

2019年01月28日 | 麺穀類・加工食品
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 恵方巻き/麺穀類
毎年恵方巻きが大量に売れ残り食料廃棄の深刻化と店員へノルマ・買い取り強要
食品会社は欠品を恐れ・また利益追求から大量廃棄を承知の大量生産が元凶

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豆まきの習慣が廃れて鬼は笑い・恵方巻きの大量廃棄に鬼が泣く

■店員に過大な販売ノルマや自腹・減給などの悪質なことが頻繁化
恵方巻きは美味しいけれど、毎年、売れ残りが大量に食料廃棄されていることが問題になっています。 過日、農水省が小売の業界団体に対し、恵方巻きは需要に見合う量を販売するようにと、異例の通知を出しました。こうした措置から、恵方巻きが大量に廃棄される現実が見えてきます。にも関わらず小売り・食品業界は自分達の汚点になるため、どのくらいの量が廃棄されているか数値をひた隠しです。業界は対策として予約制度を強化すると言っていますが、それは詭弁です。予約の割合は10%に過ぎず、ほとんどが当日売りの販売に勝負を掛けているので大量生産の姿勢は変わりません。お節・クリスマスケーキ・バレンタインチョコよりも遥かに販売期間が短いため、節分が終わると大量に売れ残り・大量に捨てられてしまうのです。何ともったいないことか! それ以前に、食品会社は恵方巻きの風習を逸脱した売り方はやめるべきです。

悪質なのは、スーパー・コンビニ・食料品店などでは、店員へ予約や当日までの販売に過大なノルマを課し、無理やり家族や知人に注文させるのです。未達の場合は買い取り・自腹を切らせることを強要、給料を削るなど酷いことが頻繁に行われているのが実態です。例えば郵便局員へ過大な年賀はがきの販売を押し付けるため、12月になると金券ショップやメルカリなどに再販・出品された廉価品が溢れます。局員は大幅値引きされても、自腹額が一定程度減らせます。しかし恵方巻きの現物を押し付けられた店員は、メルカリなどに売ることもできません(笑・えません)。家族・知人・近所には既に販売あるいは無料で大量に渡しているので、結局、自宅に引き取って密かに廃棄です。つまり販売されたとされる恵方巻きでも、実際はかなり量が廃棄されていると言います。

■所詮、恵方巻きは長期冷凍保存され節分の直前に解凍したものですよ!
節分の時期、昔は豆まきでしたが、現在は一人で黙々と食べる恵方巻きに変わってしまいました。起源は花街の芸者遊びから始まったなど諸説ありますが、大阪から広まったのは間違いないようです。全国に知れ渡ったのは、スーパーやコンビニで販売されるようになってからです。なぜスーパーやコンビニが、恵方巻きに力を入れるのか? それは例年、正月明けから2月は売上が落ちるからです。穴埋めすべくフォロー商品がいくつも開発され、恵方巻きもその1つだったのです。要はバレンタインチョコと同じく、本来の趣旨はそっちのけで、食品会社の「商魂」に乗せられているのです。どちらの方向を向いて食べようが、あなたの運勢(運命)は変わらないのです。人生は地道に努力すべし!

そもそも販売のだいぶ前から作り置きし、シャリと具材が一体化されたままカチンカチンに冷凍保存しています。そして節分直前に解凍して、そのまま店頭に並べるだけ。意外にご存じないのが、お節・クリスマスケーキは数か月前の秋口から作り溜めされ、時期が来るまで冷凍保存されるのです。品目が異なっても販売時期が短いものは、長期冷凍保存→直前解凍→大量廃棄の繰り返しなのです。日本の冷解凍技術は世界一なので、食料廃棄が減らせると思いきや、皮肉にも大量生産・大量廃棄を促進させてしまいました。そんな恵方巻きなどの季節商品に、有難みは皆無です。食すのは皆様の自由ですが、現状の制度では、あなたが買えばそれに伴い食料廃棄を促進させてしまうのです。投稿者の我が家では精神が徹底され、この類の商品はほとんど買いません。

■大量廃棄された費用は価格に乗せられ結局はお客が払うはめに
普通、「売り尽くし」(売り切れ御免)は褒められますが、食品業界では「失態」なのです。売り切れたらお客から苦情が出る、求める品がなければ他の店に行ってしまう、その客は次から欠品のない店で買うようになってしまうのです。また売り切れは美徳ではなく、売り切れないように“過剰”に生産・仕入れして置けば、「もっと売れたはず」という利益論理です。そうした理由から大量の食料廃棄を承知で、大量生産するのです。でも大量廃棄したら利益が上がらないのでは?その分はちゃんと見込んで価格設定してあるのです。私達はスーパー・コンビニなどを問わず、廃棄料を含んだ高い商品を買わされているのです。食品会社の悪習慣はもちろん、お客側も食料廃棄を少なくする意識がなければ、今後もますます膨らんでいきます。たかが恵方巻きではないのです!

Sankoua お節料理もXmasケーキも数か月前の秋から造り溜めしたもの

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