江戸しぐさシリーズ第9話
韋駄天しぐさ/人が集まる場所だからこそやってはいけない
■韋駄天しぐさ
「韋駄天しぐさ」は、往来を足早に歩く・走ることを言い、“やってはいけない”しぐさです。混雑する江戸の町中で、そんなやたらに走ったら事故のもとです。そこで往来は、静かに歩くことを決められていました。もちろん急病人や火事、緊急事態は走ってもよく、それ以外は走ることは禁じられていました。いくら気の短い江戸っ子でも、往来はあくまでゆっくり静かに歩いたそうです。
●真面目なミニ情報
「韋駄天」とは足が早い人をさす言葉で、仏教の僧や寺院の守り神の総称です。仏舎利(釈迦の遺骨)を盗んで逃げた鬼を追い掛けて、韋駄天が取り戻した逸話からです。
▽不粋オヤジの独りゴト
現代の「韋駄天しぐさ」と言えば、暴走バイクやチャリンコでしょうか。皆様もぶつけられそうになったり、ヒヤッと怖い思いをされたことでしょう。若い人の自転車は怖いに付きますが、マナー違反どころか走る凶器です。どうして今の若者は、人に迷惑を掛けることに気が付かないのでしょうか。本当に困ったものです。
ところで夕方のババチャリは申し合わせたように、前後のカゴには、1円でも安くスーパーで買った野菜や食料が入った大きなレジ袋がはみ出すように“満載”しています。食卓を預かるオバチャンは、タクマシイ限りです。買った食品のみならず、体重も“積載オーバー”気味。
そのオバチャンは、運転技術が伴わないままたっぷりしたお腹を出し、大きなお尻を振り振り道路や四つ角・人の並みに強引に突っ込んで来るので、これが一番怖い!ですね(笑)。死語になった、かつての“ジャリトラ”まがいのオバチャンの暴走運転が、今も見られます。現代の仰天・チャリ天・韋駄天話でした。
江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。
韋駄天しぐさ/人が集まる場所だからこそやってはいけない
■韋駄天しぐさ
「韋駄天しぐさ」は、往来を足早に歩く・走ることを言い、“やってはいけない”しぐさです。混雑する江戸の町中で、そんなやたらに走ったら事故のもとです。そこで往来は、静かに歩くことを決められていました。もちろん急病人や火事、緊急事態は走ってもよく、それ以外は走ることは禁じられていました。いくら気の短い江戸っ子でも、往来はあくまでゆっくり静かに歩いたそうです。
●真面目なミニ情報
「韋駄天」とは足が早い人をさす言葉で、仏教の僧や寺院の守り神の総称です。仏舎利(釈迦の遺骨)を盗んで逃げた鬼を追い掛けて、韋駄天が取り戻した逸話からです。
▽不粋オヤジの独りゴト
現代の「韋駄天しぐさ」と言えば、暴走バイクやチャリンコでしょうか。皆様もぶつけられそうになったり、ヒヤッと怖い思いをされたことでしょう。若い人の自転車は怖いに付きますが、マナー違反どころか走る凶器です。どうして今の若者は、人に迷惑を掛けることに気が付かないのでしょうか。本当に困ったものです。
ところで夕方のババチャリは申し合わせたように、前後のカゴには、1円でも安くスーパーで買った野菜や食料が入った大きなレジ袋がはみ出すように“満載”しています。食卓を預かるオバチャンは、タクマシイ限りです。買った食品のみならず、体重も“積載オーバー”気味。
そのオバチャンは、運転技術が伴わないままたっぷりしたお腹を出し、大きなお尻を振り振り道路や四つ角・人の並みに強引に突っ込んで来るので、これが一番怖い!ですね(笑)。死語になった、かつての“ジャリトラ”まがいのオバチャンの暴走運転が、今も見られます。現代の仰天・チャリ天・韋駄天話でした。
江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。