家庭用品の危険シリーズ ■ハロゲンヒーター/家電
ハロゲンヒーターは欠陥製品、販売禁止にすべき
火傷事故の多発やスイッチの不良から火災が発生
■根本的な製品欠陥が指摘されており部屋が暖まらず買って失敗する製品
「ハロゲンヒーター」は、パラボラ型の首を振る電気式暖房器具のことで、通販や量販店で見掛けます。石油ストーブやガスファンヒーターの火事、酸欠の危険性、部屋の汚れなどの理由によって、ハロゲンヒーターに切り替える人が多くなっています。しかし根本的な製品欠陥があり、火傷事故が多く火災も発生しています。
死者が出ていないことからニュースでは報じられなくても、買うことを避けたほうがよいと考えます。パラボラアンテナの反射板が回転することから、一見部屋全体を暖めているように見えます。でも電気ストーブが本当に暖かくするのは眼に見えない赤外線なので、回転すれば“無駄なエネルギー”になってしまいます。向いている方向以外は、全然暖かくないことと同じです。大半の方が買って失敗する、欠陥製品です。
危険性以外に、そもそも暖房効率が悪い点が指摘されています。
(1)電気代が掛かり過ぎて、不経済。
(2)電気ストーブに比べ、部屋全体が暖まらない。
(3)熱を発しながら首を振るので、壁や燃えやすいものから離すなど設置場所が限定される。
(4)製品全体の評価は相当低い。
■火災の発生や火傷事故が多発している
メーカーが乱立・低価格、中国製・韓国製など、かなり粗悪品が出回っています。消費者センターには多数の苦情が寄せられ、実態は相当に酷いと言われています。
(1)パラボラ型が災いし、熱が特定の箇所に集中することから低温ヤケドの危険性がある。
(2)前面のメッシュガードがかなり高温になっていても、首を振り扇風機のイメージがあるので意識が安易になり、接触して火傷をする(特に子供さん)。
(3)形状が頭デッカチで、転倒の危険性がある。
(4)一番恐いのは、他の機器のリモコンで誤動作する製品がある。TVやエアコンのリモコンでスイッチが入ってしまえば、火災の危険性がある。強い電波が外から入って来た場合もスイッチオンされるので、不在時が怖い。
(5)電球割れがあり、怪我や火災の危険性がある。
(6)強弱スイッチが作用せず、火災事故に繋がった事例が数件発生している。
■■危険への対策■■
リモコン誤動作の危険性から、使っていない時は必ず電源プラグを抜いて置く。
置き場所によっては、非常に危険な製品と言えます。特にお年寄りや小さなお子さんがいる家
庭では、使用禁止にしたほうが良い。
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