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韓国セウォル号沈没事故・海洋警察は泳げない人が多かった/少数派

2019年04月04日 | 東アジア・海外の知識
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/東アジア・海外の知識
Part3 韓国・北朝鮮
韓国セウォル号沈没事故から1年・海洋警察は泳げない人が多かった

M2537413 フェリーの波

ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。

■海洋警察官全体の1/3が泳げず、500mも泳げない人が半分もいた
2014.4.16、大勢の修学旅行生を乗せた韓国フェリー・セウォル号沈没事故が起きました。乗客・乗員・救助関係者、未だに行方不明の方を含めて300人以上が亡くなる大惨事でした。船会社の不正、過積載、船長・船員の逃亡、海洋警察の怠慢など様々な要因から、死者を増やしたのはご存じの通りです。私は中でも、海難救助を目的とする海洋警察官に、「泳げない人」が多くいる点について着目しました(海洋警察はその後解体・併合された)。こんなことは、日本では考えられないからです。その後短期間に、急に泳げる人間が増えたかは甚だ疑問です。

海洋警察官の中で、何と泳げない人が1/3(32%)もいたことです。また500mも泳げない人が、全体の半分もいるそうです。長い間、海洋警察の採用試験に「水泳」科目がなく、加えられたのは事故の前年だそうです。そもそも韓国は学校の授業で水泳を教えておらず、小中学校の99%にプールがないそうです。恐らく韓国人の8割が、ほとんど泳げないとも言われています。しかし世界的にも水泳を授業にしている国は少なく、日本はその点、進んでいるのです。島国・海洋国だからではなく、日本もかつて韓国と同じ過ちを犯していたからです。

1955(S30)年、瀬戸内海で「紫雲丸」が貨物船と衝突・沈没し168人が死亡、その多くが修学旅行生だったのです。その苦い経験から、その後、徐々に小中学校の水泳授業が始められました。今では水難事故を想定して、着衣水泳(服を着たまま水面に浮くなど)も教えています。韓国も事故後に、小学生を対象に近くの水泳施設での授業が始まったそうです。結局、どこの国でも大きな事故が起きないと改まらないものです。再び救出映像に戻ると、船長の逃亡シーンばかりが繰り返されました。しかし絶対に、見逃してはならないことがあったのです。

■海洋警察の臆病、知識・マニュアル・使命感のなさが救助を阻んだ
海洋警察の救助艇がセ号に横付けされても、けっして海洋警察官は乗り移りませんでした。船長逃亡と別の箇所・船尾のほうで、1人だけセ号に移り脱出者の手を支えたに過ぎません。あの時の海洋警察官は、泳げない、あるいは少しだけしか泳げない恐怖が働いたと推察します。また船舶の知識を持った人なら、大きな船は急に沈まないことを知っています。海洋警察の誰かが、決死の覚悟で船内に突入し「脱出せよ」の声を掛けさえすれば、大勢の高校生や乗客を助け出せたはずです。知識やマニュアル、使命感もなかったのでしょうか。

周辺には100隻以上の漁船が取り囲んで救出しようとしていたのに、海洋警察の臆病によって救助を阻んだようなものです。日本も事故後すぐに、「海猿」と呼ばれる世界最高の海難救助技術を誇る海上保安庁の出動を韓国に打診したが、いとも簡単に断られてしまいました。その段階では生存者が見つけられたかは疑問ですが、後手後手に回った遺体収容も短期に解決できたと思われます。重大な事故でも、自国のメンツを優先させる国なのですね。韓国も中国も自国民ばかりに媚びを売らず、「日本とは未来志向で!」と言っているのだから、日本の優秀な点は多いに利用すれば良いと思うのですが。『韓国の歪み』は、どこまで続くのか?

終わりは、関連する映画「タイタニック」と「ポセイドンアドベンチャー」の話です。今思えば、どちらもセ号事故とよく似ています。「タイタニック」では、女性・子供優先の救命ボートに“男の船員が女装して強引に乗り込んだ”こと。「ポセイドンアドベンチャー」は、“会社が船を急がせる”ために“バラスト水を抜いて”出航させたことです。ポセイドンアドベンチャーは、挿入歌「モーニング・アフター」が有名です(主演ジーン・ハックマン)。実際のタイタニック号に元Y.M.O.細野晴臣氏の祖父が乗っていて、無事、救出されました。奇しくもタイタニック号の大西洋沈没は、現地時間の1912.4.15でした。

Ntopkeiji

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