魚を大事にしない日本人シリーズ R2-9
ROUND2 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part1 枯渇・絶滅しそうな魚は食べるのを少なめにしよう
世界の魚を独占せずにこれからはフィッシュ・シェアリング
過去には、世界の中で魚を食べる習慣がない国、あまり魚を食べない国が多かったことは事実です。そのため日本人は、世界中の海で我が物顔に魚を獲り漁ってきました。しかし魚が“美味で健康的”であることが世界中に知れ渡り、多くの人が魚を食べ始めた以上、日本は世界の魚を独占することは許されません。魚を世界で分け合って食べる、“フィッシュ・シェアリング”の時代なのです。
世界中の人が無秩序に食べ始めたら、ほとんどの魚が枯渇・絶滅してしまうでしょう。鮪(まぐろ)だけでなく、多数の魚の漁獲規制をするべきです。残念なことでも、当たり前のことと考えます。もう1つ、上手に魚を育てながら食べる~一時的(数年)に漁獲禁止して増えるのを待つことではないでしょうか。国内でも一定魚種に休漁を施し、枯渇寸前の魚を増やした例がかなりあります。
世界的な漁業の在り方・取り決めをして、大事な魚を守らねばなりません。乱獲で絶滅させてしまったら、元も子もないでしょう。そうした意識の下で鮪や特定魚の食事をセーブし、もう少し日本の地魚・青魚を食べれば、皆様が健康的になり、かつ日本の漁業が復活します。もう少し、考えましょう。皆様のような賢い消費者が、1人でも多く増えることを望みます。