魚を大事にしない日本人シリーズ R2-8
ROUND2 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part1 枯渇・絶滅しそうな魚は食べるのを少なめにしよう
海のエコラベルMSCの青いマークが付いた水産物をご存じですか?
スーパーなどで、MSCの青いマークが付いた魚介類などを見たことがありませんか?MSC(Marine Stewardship Council=海洋管理協議会)認証ラベル付きの魚介類です。過剰な漁獲を行わず、魚を枯渇させないこと、海の生産力を維持できる漁業を行うこと、などの基準に沿って漁業を行う業者を認定して、他の商品と区別(差別化)できるようにしたものです。
消費者がこのラベルを見て、資源や環境を守って獲った魚と分かるので、安心して買うことができるからです。多くの方が、MSCラベルが張ってある海の資源や環境を守って獲った魚介類を欲すれば(購入する)、スーパーも大手商社・水産業者も、そうした方法で獲った魚介類を納品する動きに繋がるからです。消費者がMSCラベルの魚を選択し、市場で大きな反響を起こせば、手間を掛けて資源や環境を大事にする漁業者を後押しできます。
反対に消費者が低価格だけに拘れば、乱獲や密猟された魚が蔓延(はびこ)るだけです。MSCのシステムは一部の大手スーパーが扱っているものの、市場での割合・規模、消費者の認識度はまだまだです。スーパーで見かけたら、買ってみてはいかがでしょうか!大事なことは、魚資源を大事にする消費者の賢明な行動が求められます。
承諾なしにラベルを掲載する訳にいかないので、HPをご参照下さい。
MSC海洋管理協議会HP