少数派シリーズ/暮らし
年金を納めず貯蓄をしない若者は「60/40の法則」によって老後が破滅
人生は20歳から40年間分の収入で60年間を生きなければならない
■誰でも必ず老後がやって来るのでその日のために今から貯蓄を!
世の中には数字や比率を使った法則は数々あっても、「60/40(40分の60)の法則」はあまり知られていません。これは、一生を平穏に暮らすための法則です。若い皆様にとっては夢や希望を抱きつつ、「そんな半世紀先のことは分からないよ!」と言うことでしょう。しかし将来、確実にやってくる老後を豊かに生きるために、今から老後対策を始めておかねばなりません。「60/40の法則」 それは40年間の収入で、60年間分を生きなければならないのです。決して早過ぎることではなく、遅いくらいです。私は“人並み”に遅かったので、自戒を込めてぜひ申し上げておきたいと思います。今後は定年制が伸びるかも知れませんが、原則、20~60歳までの40年間の収入で、リタイア後の60~80歳までの残り20年間の支出を賄う必要があります。首切り・派遣切りで今日のメシをどうするかが問題で貯蓄どころではないと思う方もいますが、数十年のスパンで考えれば、このままずっと不況の経済状況ではありません。今から節約をして、少しずつでも貯蓄を始めて欲しいのです。自分のカネなのだから、贅沢しようが人から言われる筋合いと反論されるかも知れません。しかし大多数の方は、60歳を過ぎればやがて必ずリタイアする日がやってきます。その時、どうやって暮らしますか?今から、考えていたほうがよいですよ。
■多くの人は60歳以降は少ない年金しか収入がなくなる
消費したほうが景気が良くなると言っても、政治家・経済学者の主張を鵜呑みにしていたら老後は真っ暗です。現在の政策は、完全な老後の保障はしてくれないからです。多く退職金を貰える方は幸せでも、それだけでは生涯生き抜けません。退職金が貰えなかったり、少ない方はなおさらです。また老後の年金だけでは、到底、生きられません。老後を苦しまないように退職金の有無、年金保険料の支払い、そして日頃からの貯蓄が、将来、モノを言います。現在の給料の1/3を貯めなさい!と言っているのではありません。退職金・年金・貯蓄のベストミックスで、老後を考えるべきです。そのため貯蓄を基本において、退職金が多く貰える方は幸い、期待できない方はせめて年金保険料を確実に納めておく必要があります。年金も貯蓄の原理と同じで、60歳までの納付によって、老後(リタイア後)の収入不足の補てんをする訳です。一般的には、60歳以降は年金以外は一切の収入がなくなるのです。“年金崩壊”の妄想に駈られて、若い皆様がこのまま年金未納を続けていたら、壊滅的な老後です。国民年金・厚生年金を払っていた人でも心許ないのに、未納者や厚生年金保険料の半分を支払う義務があるのに、違反して支払わない企業に勤める方は、老後は言い尽くせないほど悲惨極まりありません。我が子に頼ろうとしても、その時にならないと分かりません。最後は生活保護の道が残されていても、今後は中々認定されることが難しくなっていくでしょう。
■老後は数千万円も掛かるので今から堅実な生活をして貯めておく
人生は、「貯める」ことが全てでもなく、目的でもありません。しかし、これから半世紀を堅実に生きていくスタイルを構築することが大事なのです。当たり前ですが、私も若い頃には老後を考えたことはありませんでした。しかし私だけでなく中高年の誰しもが老後を迎えると、もっと若い頃から真面目に節約してコツコツと貯めておけば、老後が楽だったのにとこぼします。こと、お金のない老後は惨めです。皆様も、老後はあっと言う間にやってきます。ケチにならずとも将来を考えて、質素で堅実な生活を続けることをお勧めします。なお経験上、家庭や子供を持つとなかなか貯蓄は難しくなります。貯められる時期は、人生でそんなにないのです。それは、若いうちだけです。稼げる時は稼いで、贅沢せずにしっかり貯めておくべきと考えます。“無駄金(がね)は将来の生き金”(若い頃の貴重な経験は将来役に立つ)と言えども、“貧すれば鈍する”たとえもあり、やはりお金は大切にしたいものです。老後の生活は、大袈裟ではなく数千万円も掛かることを肝に銘じましょう。年間200万円の支出でも残り20年間、80歳(あるいはそれ以上)生きることを考えれば、それだけの額が必要なのです。繰り返しますが、そのためには貯金・年金・退職金などの対策をされて、やがて来る老後を心豊かにお暮らし下さい。
■追記|国民年金は「全額免除」「半額免除」の制度があるので利用して何としても払う
国民年金にはこんな特典というか対処の方法があるので、面倒がらず年金事務所で手続きしたほうがよいですよ。皆様の収入が少ない場合は、収入額によって納付額が免除される制度あり。月額納付額は令和5年現在・16520円だが、①全額免除 ②3/4免除 ③半額免除 ④1/4免除のコースが設定されています。案外、知られていないことは、65歳から支給される年金は、半分が「税金」で補填されていることです。例えば収入額が少なく、極端な例では40年間「全額免除」の手続きを継続していれば、現在の満額受給額は66,250円/月額の「半分」が生涯貰えるのです(40年後は、当然アップ)。手続きしていなければ、0円。年金が“崩壊する妄想”に駆られ、払える人でも払わないとリタイヤ後は悲惨です。国家が運営している以上、戦争で国家が崩壊した場合を除き、年金制度は潰れません。現在、税金は取られる一方で、年金の半分がその税金で賄われている仕組みをを考えれば、堂々と「年金の恩恵」を受けるべきです。年金事務所は堅苦しい印象がありますが、窓口対応者は派遣された“民間人”です。丁寧に説明してくれるので、気軽に相談に行きましょう。
年金を納めず貯蓄をしない若者は「60/40の法則」によって老後が破滅
人生は20歳から40年間分の収入で60年間を生きなければならない
■誰でも必ず老後がやって来るのでその日のために今から貯蓄を!
世の中には数字や比率を使った法則は数々あっても、「60/40(40分の60)の法則」はあまり知られていません。これは、一生を平穏に暮らすための法則です。若い皆様にとっては夢や希望を抱きつつ、「そんな半世紀先のことは分からないよ!」と言うことでしょう。しかし将来、確実にやってくる老後を豊かに生きるために、今から老後対策を始めておかねばなりません。「60/40の法則」 それは40年間の収入で、60年間分を生きなければならないのです。決して早過ぎることではなく、遅いくらいです。私は“人並み”に遅かったので、自戒を込めてぜひ申し上げておきたいと思います。今後は定年制が伸びるかも知れませんが、原則、20~60歳までの40年間の収入で、リタイア後の60~80歳までの残り20年間の支出を賄う必要があります。首切り・派遣切りで今日のメシをどうするかが問題で貯蓄どころではないと思う方もいますが、数十年のスパンで考えれば、このままずっと不況の経済状況ではありません。今から節約をして、少しずつでも貯蓄を始めて欲しいのです。自分のカネなのだから、贅沢しようが人から言われる筋合いと反論されるかも知れません。しかし大多数の方は、60歳を過ぎればやがて必ずリタイアする日がやってきます。その時、どうやって暮らしますか?今から、考えていたほうがよいですよ。
■多くの人は60歳以降は少ない年金しか収入がなくなる
消費したほうが景気が良くなると言っても、政治家・経済学者の主張を鵜呑みにしていたら老後は真っ暗です。現在の政策は、完全な老後の保障はしてくれないからです。多く退職金を貰える方は幸せでも、それだけでは生涯生き抜けません。退職金が貰えなかったり、少ない方はなおさらです。また老後の年金だけでは、到底、生きられません。老後を苦しまないように退職金の有無、年金保険料の支払い、そして日頃からの貯蓄が、将来、モノを言います。現在の給料の1/3を貯めなさい!と言っているのではありません。退職金・年金・貯蓄のベストミックスで、老後を考えるべきです。そのため貯蓄を基本において、退職金が多く貰える方は幸い、期待できない方はせめて年金保険料を確実に納めておく必要があります。年金も貯蓄の原理と同じで、60歳までの納付によって、老後(リタイア後)の収入不足の補てんをする訳です。一般的には、60歳以降は年金以外は一切の収入がなくなるのです。“年金崩壊”の妄想に駈られて、若い皆様がこのまま年金未納を続けていたら、壊滅的な老後です。国民年金・厚生年金を払っていた人でも心許ないのに、未納者や厚生年金保険料の半分を支払う義務があるのに、違反して支払わない企業に勤める方は、老後は言い尽くせないほど悲惨極まりありません。我が子に頼ろうとしても、その時にならないと分かりません。最後は生活保護の道が残されていても、今後は中々認定されることが難しくなっていくでしょう。
■老後は数千万円も掛かるので今から堅実な生活をして貯めておく
人生は、「貯める」ことが全てでもなく、目的でもありません。しかし、これから半世紀を堅実に生きていくスタイルを構築することが大事なのです。当たり前ですが、私も若い頃には老後を考えたことはありませんでした。しかし私だけでなく中高年の誰しもが老後を迎えると、もっと若い頃から真面目に節約してコツコツと貯めておけば、老後が楽だったのにとこぼします。こと、お金のない老後は惨めです。皆様も、老後はあっと言う間にやってきます。ケチにならずとも将来を考えて、質素で堅実な生活を続けることをお勧めします。なお経験上、家庭や子供を持つとなかなか貯蓄は難しくなります。貯められる時期は、人生でそんなにないのです。それは、若いうちだけです。稼げる時は稼いで、贅沢せずにしっかり貯めておくべきと考えます。“無駄金(がね)は将来の生き金”(若い頃の貴重な経験は将来役に立つ)と言えども、“貧すれば鈍する”たとえもあり、やはりお金は大切にしたいものです。老後の生活は、大袈裟ではなく数千万円も掛かることを肝に銘じましょう。年間200万円の支出でも残り20年間、80歳(あるいはそれ以上)生きることを考えれば、それだけの額が必要なのです。繰り返しますが、そのためには貯金・年金・退職金などの対策をされて、やがて来る老後を心豊かにお暮らし下さい。
■追記|国民年金は「全額免除」「半額免除」の制度があるので利用して何としても払う
国民年金にはこんな特典というか対処の方法があるので、面倒がらず年金事務所で手続きしたほうがよいですよ。皆様の収入が少ない場合は、収入額によって納付額が免除される制度あり。月額納付額は令和5年現在・16520円だが、①全額免除 ②3/4免除 ③半額免除 ④1/4免除のコースが設定されています。案外、知られていないことは、65歳から支給される年金は、半分が「税金」で補填されていることです。例えば収入額が少なく、極端な例では40年間「全額免除」の手続きを継続していれば、現在の満額受給額は66,250円/月額の「半分」が生涯貰えるのです(40年後は、当然アップ)。手続きしていなければ、0円。年金が“崩壊する妄想”に駆られ、払える人でも払わないとリタイヤ後は悲惨です。国家が運営している以上、戦争で国家が崩壊した場合を除き、年金制度は潰れません。現在、税金は取られる一方で、年金の半分がその税金で賄われている仕組みをを考えれば、堂々と「年金の恩恵」を受けるべきです。年金事務所は堅苦しい印象がありますが、窓口対応者は派遣された“民間人”です。丁寧に説明してくれるので、気軽に相談に行きましょう。