食品のカラクリシリーズ ミネラルウォーターの選び方
ROUND2 ミネラルウォーターの選び方ポイント2
ラベル表示が分らなければミネラルウォーターを飲む意味がない
ミネラルウォーターの採水地やミネラル成分を見ることから始まる
■ミネラルウォーターの水も原材料名表示されます
ミネラルウォーターのラベルに書かれている表示の意味を、説明します。中でも▽6~8の3表示は、ミネラルウォーターそのものの特性が分かる重要な要素です。ミネラルウォーターのポイント中のポイントですので、次号以降で詳しく説明します。ミネラルウォーターも食品表示と同様に、ラベルを見る癖を付けましょう。ミネラルウォーターの原材料というと、少々戸惑いがあるかと思いますが、取水する地下水などの種類です。
▽1.品名
ナチュラルミネラルウォーター・ナチュラルウォーター・ミネラルウォーター・ボトルドウォーターの4種類何れかの他に、海洋深層水は清涼飲料水と書かれていることがあります。それぞれの違いは既号で説明しておりますが、復習も兼ねて参考ページをご覧下さい。
日本はミネラルが入っていないミネラルウォーターも販売が許される
▽2.原材料名(地下水の種類の表示)
鉱水/ポンプで汲み上げたミネラル分を含む地下水
鉱泉水/ミネラル分を含み25℃以下の自噴(湧き出す)している地下水
温泉水/ミネラル分を含み25℃以上の自噴している地下水
海洋深層水/水深200m以上の海中から採水したもの(後号で説明)。
その他、深井戸水・伏流水・湧水などが表示されます。
▽3.殺菌方法
外国産(ヨーロッパ産など)は、殺菌処理をしていないことが明記してあります。
▽4.採水地・原産地
外国産は国名、国内産は地名が表示されます。細かく書かれていたほうが、信頼できます。海洋深層水は、OO沖や水深も記載されていることが多いようです。
▽5.賞味期限・保存方法 ※説明は割愛
▽6.ミネラル成分表示 カルシウム・マグネシウムなどの含有量
▽7.硬度 軟水・硬水の度合い
▽8.pH値 酸性・アルカリ性かを示す
▽ミネラルウォーターの表示(例)/図表
ご案内 腎臓病などの方は、水分摂取量は医師とご相談下さい。