食品のカラクリシリーズ ミネラルウォーターの選び方
ROUND2 ミネラルウォーターの選び方ポイント3
ミネラルウォーターの主要なミネラルはカルシウムとマグシウム
ミネラル成分や効用を知ることによってミネラルウォーターを飲む意味を知る
■16種類のミネラルは人間にとって必須ミネラルといわれている
ここからは、ミネラルウォーターに含有されるミネラル成分の説明です。2回に分けて、お伝えします。ミネラル成分や効用を知ることによって、ミネラルウォーターを飲む意味が分かります。ミネラルは5大栄養素の1つで、生命に欠かせない元素のうち、有機物に含まれる炭素・水素・酸素・窒素などを除いた無機質の元素です。
ミネラルウォーターに含有されている成分のうち、主要なものがカルシウムとマグネシウムです。この含有成分の違いが、おいしいミネラルウォーターか健康に役立つミネラルウォーターかの違いになってきます。また軟水・硬水の違い(後号で説明)でもあります。
16種類のミネラルは、人間にとって必須ミネラルといわれています。それぞれ必要量に応じて、主要ミネラルと微量ミネラルに区分されます。主要ミネラルは、カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム~ここまでが、一般的にミネラルウォーターに含有されているものです。その他、ミネラルウォーターに含有されていないミネラルは、リン・硫黄・塩素などです。また微量ミネラルは、鉄・亜鉛・銅・ヨウ素・セレン・マンガン・モリブテン・クロム・コバルトです。
▽カルシウム Ca
現代人が最も不足しているミネラルで、ご存じのように骨や歯を丈夫にします。しかし案外効用で忘れられているのが、高血圧や動脈硬化を予防しイライラ・ストレスや不眠を緩和します。
▽マグネシウム Ma
よくカルシウムだけ多く摂り、マグネシウムを忘れている人がいます。カルシウムと関係が深く、カルシウムとマグネシウムが3対1~2対1に摂るのが理想的です。心臓など循環器関係の心臓疾患・狭心症・心筋梗塞、脳卒中の予防・ストレス解消に役立ちます。逆にストレスが、マグネシウム不足を起こします。
※カリウム・ナトリウムは、次号で説明します。
▽ミネラルの1日の摂取基準/図表
①「日本人の食事摂取基準」を元に、男女とも30~49歳成人・身体が
普通の人を対象にした推奨量です。
②※目安値 ③◆目標値 ④鉄*月経なし/月経ありの値
ご案内 腎臓病などの方は、水分摂取量は医師とご相談下さい。