食品のカラクリと暮らしの裏側

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三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)◇採水地・兵庫県の言い伝えに由来/社名・商品名のイワレ

2021年12月17日 | 社名・商品名のイワレ
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三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)|採水地・兵庫県の言い伝えに由来

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◆明治時代・訪日欧米人向けに炭酸ガス入りの水を採取したことが始まり
炭酸飲料は無数にあれど、年齢が上がるに連れて、炭酸飲料の定番は「三ツ矢サイダー」です!と言う方が増えてきます。名前の由来は、毛利元就の「三本の矢」ではありません(笑)。三ツ矢サイダーの前身は、1884(M17)年、明治政府が訪日欧米人向けに、現在の兵庫県川西市に当たる多田村平野の天然鉱泉から、炭酸ガス入りの水を採取したことによります。その後、民間に払い下げられ、「三ツ矢印平野水」として販売されました。「三ツ矢」とは、遥か1000年もの昔、多田村の言い伝えです。平安時代の武将・源満仲(みなもとのみつなか)が、住吉大社の「矢の落ちたところに築城せよ」のお告げに従い、放った矢が同村に飛んだとされています。満仲は矢を見つけた男に、三本の矢羽根をかたどった家紋と「三ツ矢」の姓を与えたことに由来します。

20世紀初頭前後には、在日英国人がリンゴ酒のシードル(英語名サイダー)とシャンパンを合わせたような「シャンペンサイダー」を販売していました。そこで対抗し1907(M40)年、似た風味を出すためカラメルで着色した、三ツ矢印の「平野シャンペンサイダー」を発売、大流行になったそうです。現在の「三ツ矢サイダー」の商品名になったは、1968(S43)年です。翌年には添加物を少なくして、子供に安心して飲めるように透明にしました。どうしても中高年の飲み物のイメージがあるため、現在は若い世代へのCMに力を入れています。因みに、懐かしいビー玉入り「ラムネ」は、サイダーと同じ成分です。ラムネは、レモネードが転じた言葉です。投稿者はコーラが世に出回るまでは、ラムネやサイダーをよく飲みましたね。歳がバレる。

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